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紙の本
反日法のある国(反日で辿る韓国の現代史)
2015/03/15 09:50
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンシアリーさんによる韓国論の第3弾です。
本書では、韓国の現代史を反日という視点で概観することで、現在の韓国人の思考・行動の裏側にあるものを浮き彫りにしようという内容でした。「反日教」に染まらなかったシンシリアーさんならではの歴史分析でした。
キーワードは「民族正統性」という日本人にとっては馴染みのない言葉です。本書でも解説されているのですが、良くわからない概念です。
この「民族正統性」により、「自分から見て正しいことが基準となる。それは法的に正しくなくても、他人から見て正しくなくてもかまわない(48ページ)」、「不利な歴史は認めず全否定する=自分から見て正しい歴史だけを受け入れる(51ページ)」、「偉い人の子は偉い、ダメな子はダメ、罪人の子は罪人(62ページ)」、「自民族以外が嫌いなだけ(76ページ)」、「うまくいかなければ「何か」のせいで、自分のせいにだけはしたくない(85ページ)」といった韓国人に特徴的な国民性が形成されてきたとのことです。
したがって、「日韓基本条約の締結により、日韓間の財産請求問題は完全に、最終的に解決された」というのが国際法上の常識ですが、韓国人には関係ないようです。つまり彼らには自分から見て正しいことが絶対であり、国際法なんて屁でもないのでしょう。
そして、彼らが最も大事にするこの「民族正統性」は「反日」とほぼ同じ意味で成立していて、「親日」が「反民族」と同じ意味で使われているとのこと(77ページ)。韓国の子供たちは、反日が祖国を愛すること、とても良いことだと思っていて(282ページ)、今のように反日が悪化し続けると、十年後には、日本人とは下手に話してはいけないことになっているかもしれない(141ページ)というシンシアリーさんの見立てでした。
このような隣国に我々はどう対処したらよいのでしょうか。首尾よく断交できたとしても、再び向こうから、一方的にちょっかいを出してくるのは目に見えています。なにせ「罪人の子は罪人」であり、「恨み」は千年続くそうですから・・・。
ところで、つい最近のことですが、「日本のためには中韓との関係改善が必要であり、日本は丁寧に対応すべきだ」と某テレビキャスターが安倍政権を批判していました。こうした姿勢は間違いであることを、本書を読んで学んでほしいものです。
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