紙の本
本好きには共感できる
2016/09/03 12:12
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
たくさんの本の重みが原因で床が抜けるとは、漫画の世界のようで驚きだ。書物の電子化など、これからの時代の本との付き合い方も考えさせられた。
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タイトルだけで読みたくなった。「本で床が抜けるかもしれない…」という不安から始まり、実際に抜いてしまった人、本に埋もれて生活していた人、ありとあらゆるマンガを集めている人、自炊業者などなど…どんどんインタビューしていく。
紙としての本は読みやすいがかさばる。電子化すると読みにくい。そして結局だれも根本的な解決に至っていない。
身につまされた。
ラストが衝撃すぎて…淡々と描いてらっしゃるが…著者の方を応援したい。
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快調なペースで増え続ける蔵書。本を整理する時間があったら本を読みたい。そんな矛盾を抱えつつ増え続ける蔵書に頭を悩ましている方にお勧め。ただし、この本を読んでも何も解決しないかもしれない。
文筆業であれば、書庫を建てるのが理想だろう。趣味で本を読んでいるしがない身としては、一本でも本棚を持てれば良い方である。書庫を夢見ながら、一本の本棚を活性化させることにより、本に囲まれた感を出して至福のひと時を過ごすのが精一杯ではないだろうか。
本棚は個人の脳の外部記憶装置であるため、その存在や増殖について家族の理解を得るのは難しい。しかし、実体としての本が存在する意義は大きいため、本の増殖と整理というジレンマに悩まされ続ける。
レコードや写真の例を見るまでもなく、コンテンツがディジタルデータ化することにより、実体が流通しなくなり目の前から消えていく。それと同時にアナログの不便さを克服する楽しみも奪われてしまった。
幸いにも本はまだ実体として流通している。我々は本を最後の砦として、アナログ感を楽しみたい。もうこれ以上実体を失いたくないのだ。
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「ふーん」という感じで読み進めていましたが、最後の章でまさかの展開。こういうのを、帯でよく見る「驚愕のラスト」って言うんじゃないかな。著者には本当に頑張ってもらいたい。
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本が増えて困るとか、置くとこがないとか、床は大丈夫かとかいう悩みは、本好きなら大なり小なりあるだろう。その端くれとして、この著者や登場する方々に共感を寄せつつ、一方で、何でそこまで…というため息を禁じ得ないのであった。著者の西牟田さんなんか、妻子に出て行かれちゃってるよ。本のせいだけではないとは思うけど、ねえ。
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この本にかかれてあるほどでもないですが
我が家も本の始末をどうしようかと思っています。
少し前までは、読み終わったらBookOFFに売っていたの
ですが。息子が大きくなって私の本のうちどれかを
気に入ってくれたらと思ったり、本がいっぱいあり
書庫がある暮しに憧れたりしたので、うるのをやめて
実家とかにおいてあります。でもまだ多分数百冊
しかないので床が抜けるところまではいかないと
思います。
著者の結論は自炊ですが、自炊はあまり気が
進みません。著者も書かれていますがやっぱり紙の
本の良さは代えがたいものがあると思います。
書庫の作り方や、書棚の重さ。重量の問題。自炊の
やり方。いろいろ皆さんの事例などがあって
非常に面白くよませてもらった内容です。
ただ最後は少し著者の離婚の話になって、本とは
直接関係ない感じがしますが、せつなくなってしまい
何かもっといい方向を見せておわってほしかったなあ
と思います。
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本を買いすぎて押入れの床を抜いた父と烈火のごとく怒っていた母を思い出したよ。著者のような結果にはならなかったけどね。
実家の、父の残した部屋一杯の本、どうしたもんだか…書き込みする人だったのでまず売れないし。
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本という物体が好きな人にとっての究極の問いの1つでは。Webの連載から読んでいたけど、あぁ、確かに読んだ覚えがある、と思ったり、こんな話はあったっけ?と思ったり(単に加筆部分なだけかも)。住まうこと、本との付き合い方、いろいろ掘り下げられる一冊。
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本を所蔵していることの憧れもあり、いつか自分も床が抜けてしまうくらいの本を所有したいという欲求と、本当に本で床が抜けるの?という素朴な疑問からてにした本。アパートの一室からミニ図書館並みの建物を所有する人など物理的に床がぬける問題云々より如何に所蔵本を保管し自らの収集欲を満たすかを紹介している内容に感じた。
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本の重さで床が抜けそう‥から始まる。
色々な読書家を訪ね歩き、増え続ける本との付き合い方を聴く。捨てたり、売ったり、自炊したり、まるごと抱えたまま暮らしたり。
他人事と言い切れないけど、楽しく読んだ。
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本の重さで床が抜けそう‥から始まる。
色々な読書家を訪ね歩き、増え続ける本との付き合い方を聴く。捨てたり、売ったり、自炊したり、まるごと抱えたまま暮らしたり。
他人事と言い切れないけど、楽しく読んだ。
takada
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本は震災の時には凶器になってしまう。
そして重たすぎる。
でも、どうすればいいのかはわからないのが本の整理。
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昔のぼくなら、家のどこにも本を置き、本書の著書である西牟田さんのように、それで床が抜けるか心配しただろうが、幸い就職して8段25本かの書架を入れる研究室をもつことができたので、本は主に研究室に置き、家は生活空間としてなるべく置かない方針をとれたのだが、研究室がなければどうなっていたかわからない。そして、数年前研究室の引っ越しで現在書架は20本に限定されたので、これを機に、床に置き始めた本、横にならべるようになった書架からは、定期的に本を抜き、古本屋さんに売るよう心がけている。(最近も3箱東京の某古書店に送ったところだ)西牟田さんは本書で、一人の時代から結婚し一人の子どもを持つようになるまでの本との戦いを書いているが、その大きな解決策は「自炊」すなわち電子化である。この電子化はいろいろ問題があり、裁判沙汰にもなって今はあまりはやってはいないが、西牟田さんが本の置き場に困り最初一部を自炊し、そして最後にとった方法もやはり自炊であった。最初はいろいろなやんだあげくだが、最後は、自分の本のファンであった奥さんと子どもに、あいそをつかされやむなくした感じである。西牟田さんというのは、実はあの『僕の見た『大日本帝国』』の著者で、奥さんともそれが縁で結ばれたのに、最後はその本で別居状態になった。本は人を結びつけるが離しもするのかとちょっと悲しい気持ちになった。
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本好きの永遠の葛藤、増えていく蔵書の置場。
本当に床が抜けるか?
本をスキャンし電子化し本は裁断する、そもそも電子書籍でがまんできるのか。
増加家として知られる先人の例も訪ね、著者の本との格闘は続く。