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日常の中で気づかぬうちに貴方の心に忍び込む鬼の影。それは貴方の心を絡め取り、時に貴方の心に黒いシミをたらし、或いは恐怖を植え付ける。でもね、その鬼を生み出したのは他でもない貴方なのだよ。
逃れられない思いに捕らわれている人こそ読むがいい。人は誰もが心の闇の中に鬼を棲まわせているのだから...
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うーん。。。これ幽談のあのシリーズだよね。。。冥談、眩談となんだかんだ手に取ってるし、鬼できたのね今回は。。。うーん。。。あいかわらずのぬる気持ち悪さ。怖い話すきじゃないからなぁ。。(じゃあこのシリーズ読むなよって話なんだけど)
鬼交/鬼想/鬼縁/鬼情/鬼慕/鬼景/鬼棲/鬼気/鬼神
9話もあったのか。
鬼想なんて超短編だけど(2頁)
鬼縁がいちばん印象のこったかなあ。血が受け継ぐ無敗の桐生剣。これは肉付けしたら映画になりそう。
まあなんだかんだと、京極さんの闇ファンタジーの世界観は味わえるので、そして短編つづきなので、いがいと眠る前の読書に向いてるかも、しれない、1冊でした。
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私は樋口一葉が好きなのだが、一葉も愛読したという上田秋成。この本を読みながら、やっぱりちゃんと読んでおくべきだなと思った。
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この著者の描く鬼たちは怖い。。誰の心にも潜んでいるいつどこでこの鬼たちは顔をのぞかせるのであろうか?
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”〜談”シリーズはいまいち苦手。
人の心に棲む鬼。そろりと怖くてどんより嫌な気分になる。
相変わらず字体や改行に拘って本の装丁は美しい。
ベストは伯母と会話していくうちにゾッとする「鬼棲」。
「鬼情」と「鬼慕」は『雨月物語』がモチーフらしいが、原典も読んでみたい。
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鬼○というタイトルの短編集。目に見えない存在であり、人を喰らうものであり、厭なもの。不安、嫉妬、執着、、逃れられず誰の中にもあるダークサイドが認知されたものなのかなと思いながら読んだ。
気持ち悪さ、薄気味悪さ、うすら寒さ、空恐ろしさなど、読んで楽しくなるような話ではなかった。
15‐121
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他の◯◯談読んでないけど、続き物だったりするのでしょうか。内容はまあまあ、寝る前に1話ずつ読むのにちょうど良かったです。しかし私は今は怪談に興味のない時期なのかもなあ。鬼棲は良かった。
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どの作品も京極夏彦作品らしいおどろおどろした感じのうえにちょっともやもや感がプラスされている。
後の結果を思えば思うほど怖さが増してくるような感じがする。
私の仕事の関係もあり「鬼気」が一番リアルで怖い(¯―¯٥)
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京極の「」談シリーズ第四弾となる[鬼談」。
鬼交/鬼想 八百人の子供の首を切り落とさなければならぬ程。/鬼縁/鬼情/鬼慕/鬼景/鬼棲/鬼気/鬼神
の9つの短編集。
愛、絆、情、そのどれもが過ぎたると執着と化し、人は鬼となる。
人は人を慈しみ、同苦し、嫉妬し、畏れをいだく。その思いが強ければ強いほどにやがて人は鬼になってしまう。
そう、鬼とは突然に自分の目の前に現われるものではない。気付いたときに己が姿に、己が命に鬼をみるものであろう。
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「鬼交」えろい。
「鬼想」八百人の子供の首を斬り落とさなければならぬ程。よかったよかった。
「鬼縁」弟が生まれた女の子と片腕のない桐生家嫡男の話。面白かった。
「鬼情」鬼と禅問答。ちょっと鉄鼠を思い出す。
「鬼慕」雨月物語 吉備津の釜。面白かった。
「鬼景」こわいですやめてください
「鬼棲」伯母さんと紅茶を。ないものは怖い。
「鬼気」健呆症の母への疎ましさと顔を半分隠した女。
「鬼神」流行り病の村の因業。
鬼縁、鬼情、鬼慕、鬼棲辺りが好き。
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鬼とは、うしとらからくるわるいもの。
みたいな説明が京極堂にあったはず。
なにかそういうわるいものに憑かれた話。
本を読む余裕がないまま返却期限が近づいたのでちらっとだけ読もうとしたらもう全部読みたい。
やっぱり京極夏彦すきだ。
そのうち読みなおそう。
鬼情まで。
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「眩談」「冥談」「幽談」より、怪奇的。
鬼とは見えぬもの。鬼とは隠れたるもの。魅入られる人の裡に、鬼はいる。愛とは情欲である。執着に溺れ、永遠に煩悩の虜になる。それを――鬼と云うのだ。九篇の鬼気迫る物語
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鬼とは見えぬもの。鬼とは隠れたるもの。魅入られる人の裡に、鬼はいる。愛とは情欲である。執着に溺れ、永遠に煩悩の虜になる。それを――鬼と云うのだ。九篇の鬼気迫る物語を収めた「 」談シリーズ第四弾。
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〇談シリーズの中でも面白い本だったと思います。ただし、爽快感はありません。京極夏彦氏、著作を発表し続けているのは嬉しいのですが、京極堂とか巷説とか弔堂とか、ああいう爽快感のあるものも読みたくなってきています。
とはいうものの、このもやもやとした怖さ、すっきり解決しない怖さというものが日本本来の怖さだとも思います。
あぁ、しみじみ怖い、
いい感じです。
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鬼にまつわる短編集9話からなる。
鬼は見えないもの。しかしそこに在るもの。見えないものは無いもの。無いのにあるもの。
恐い。でも、上手い。
雨月物語のものもあり、「鬼慕」はしみじみ恐ろしいと感じてしまい、図らずも自分の老いを実感してしまった。若い頃はこういうの全然平気だったのにな。