投稿元:
レビューを見る
ニュース解説でお馴染みの池上彰氏による2014年に行愛知学院大学で行われた講義の模様を収録したニュース編になる一冊。
本書では石油の問題や為替やユーロ、リーマンショックなどのお金に関することや宗教、企業戦略などニュースで話題になっている様々なことについて分かりやす
く解説されています。
本書を読んで宗教や石油問題に関しては言葉くらいしか知らなかったので非常に勉強になりました。
またドルが基軸通貨になる時にバンコールという共通通貨が提案されていたことやSDRがあるということや資産を増やすために最低3分割することやEUの旗の星の数についてなどは本書で初めて知り知識がつきました。
現在の為替市場など古い歴史があると感じていたのですが、まだ歴史は浅くまたそこからリーマンショック時に問題となったサブプライムローンをはじめとする複雑な金融商品など現在のお金は様々な人間の思惑が重なって構成されていることを感じました。
そしてそこでなにか問題が起きると様々なところへ派生して日本にも影響し、自分達の生活にも影響してくることも理解できました。
今ニュースでよく聞く言葉も本書で深いところまで理解することができ、これからニュースを見るときに一段高い視点で見れるようになったと思います。
ですので、無関係そうな話題でも本書で得た知識を活かして、様々なニュースから自分の生活に影響があるのかということを考えていくことが大事だと感じました。
投稿元:
レビューを見る
12は完璧な数字それが欧州にある。欧州連合gあスタートした時に12国だった。これが欧州の完璧な形。
スタバの海外進出は日本が一番だった。
投稿元:
レビューを見る
テレビでも放送された、2014年愛知学院大学の講義の後半のニュース編をまとめた一冊。
前編に当たる歴史編を元にしつつ、
・石油を巡る地政学
・お金が変動為替相場制等で商品になった現実
・リーマンショックの原因
・EUとユーロの歴史的な考察
・国の金融政策(日銀とFRB)
・宗教と経済の関係(イスラム金融を含む)
・企業の成長と衰退を考える(スターバックス、マイクロソフト、アップル、amazon)
番外で、akbの総選挙についても経済学的な分析を試みています。
1つ惜しかったのは、マイクロソフトのところでジャストシステムの「花子」を表計算ソフトと紹介していましたが総合グラフィックソフトで、ジャストシステムの表計算ソフトは、「三四郎」です
投稿元:
レビューを見る
もの凄〜く、面白い!
大人になってからの勉強は楽しい。ざっくり流し読みの私が珍しく舐めるようにして読んだ本。世界はそれぞれの利害で動いていて、地理、宗教、歴史的成り立ちから今がある。お金を中心に考えると、スポーツ競技の様に、勝敗や優越がクッキリと浮かぶ。日本は小さな陸の孤島だから、世界情勢に疎くとも、ボヨヨンと生きていられるけれど、陸続きの国々の努力や苦労は計り知れないなと思った。
こちらのニュース編の前に歴史編がある様です。
娘が『ヘタリア』が大好きなので、歴史編を買ってあげようと思います!地図や図解が的確で、参考書よりもわかり易い。AからLまでのドル紙幣の話が面白かった。12の連邦準備銀行。全く気がつかなかったな〜。解る。繋がる。そうだったのか!楽しいね。
投稿元:
レビューを見る
内容自体は簡単なので、400ページ程あるものの、数時間で読み終える事が出来る。
勿論それは何よりも池上彰氏の説明が簡易で分かりやすく書かれているから。この簡易さを実現するには、やはり相当の情報と知識が無いと出来ない事だろう。
投稿元:
レビューを見る
特別講義を本にしたもので学生向けに経済について分かりやすく説明しているものであったので理解が進んだ一冊であった。
特に世界情勢と合わせての解説により経済は様々なことと繋がっているので幅広くアンテナを張り巡らせて行かないとと考えさせられた。
この一冊で学んだことを元にさらに経済への知識を身につけたいと思える本であった。