紙の本
2枚目の名刺を持ちたくなりました。
2016/10/15 19:31
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の仕事から離れても生きていける自分を作る。
そんな可能性を考えさせられる一冊です。
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ビジネスシーンにおいて、「2枚目の名刺」を持つビジネスパーソンが増えてきました。プロボノ(コンサルタントや弁護士のような専門家が知識やスキルを活かして社会貢献するボランティア活動)参加したり、NPOを立ち上げたり参加したりして、それを本業に活かしたり、仲間を増やしたりして、充実した毎日を送っているのです。この本では、「2枚目の名刺」という新しい「働き方」のすすめを具体的な方法とともに紹介します。
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わかものよ~ 読みたまえ~。
得意分野のプロとしてのスキルを育てつつ、多岐にわたって動くのが今後は大切だと思いまする・・・
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・どうせ1回しかない人生、もっと愉快に生きようぜ!せっかく日本は豊かになり、世界がうらやむ安全や自由度を手に入れた。その割には、みんなつまらなく生きすぎていると思う。自分で自分の自由に枠をはめている、いわゆるメンタルロックを自分でかけているとしか思えない。誰も「そんな事をしてはいけない」「そんな自由はありえない」「そんな楽しい事は長続きしない」などとは言っていないにもかかわらず、自分で箍をはめているのだ。だから、もっと愉快な人生を送るための一つの手段として、2枚目の名刺を持つことをすすめたい。
・「寄り道」のすすめ
僕は「世界で一番豊かな国は、選択の自由と選択肢の多い国」だと思う。日本は食という点では多様な選択肢があり、きわめて豊かである。しかし、僕たちの「人生」における選択肢は本当に豊かになったのだろうか。学校の選び方、就職の仕方、働き方、住みたい場所の選び方、そういった人生の根本的な部分での選択肢は本当に多く、豊かになったのだろうか。
・人生の豊かさは、人生の伏線の中から生まれてくることが実は多い。あっちへ行って、こっちへ行って、迷ったらまた戻る。こんな生き方・チョイスをしてみたいと本気で考えたときに、誰もが挑戦できるような社会であれば素晴らしい。
・会社が面白い仕事を与えてくれ、なおかつ自由な兼業を許してくれるなら、社員だってその会社を好きになる。そこまでしてくれるのなら、この会社のために頑張ろうと思うのが普通の人間の感情だ。その普通の感覚が古くなるわけがない。
・既存の組織に囲い込むことで、その道のプロを目指す人材の可能性を狭めてはいけない。日本全体、世界全体、社会全体の中で人材は動き、育てられていると、ダイナミックに捉えるべきだ。プロとして仕事をして「俺がここで本気でやっていることを邪魔しないでくれ。邪魔されたら、こんな会社いつでも辞める覚悟ができているぞ」と言える社員が本当の意味で会社を引っ張っている人材であることが多い。
・日本という国や会社が一体どこへいくのかという全体像を、ビジネスパーソンの多くが理解できていないまま働いている。ビジネスパーソン一人ひとりの仕事が、自分のため、会社のため、日本のため、世界のためにどんな役に立っているのかということをリーダーがしっかり伝えないまま、細分化された作業に毎日毎日忙殺されている。リーダーはやはり意味付をしなければならない。
・NPOとは「利益を上げてはいけない」ということではなく「利益を目的としない」というだけで、利益を上げることは重要である。NPOはプロフィットを上げなければならないし、NPOリーダーや職員は人並み以上の給与を受け取るべきという強い信念を持っている。
・知識には、言葉にできる形式知と、言葉にできない暗黙知がある。イノベーションとは、言葉ではまだ表現できない新しい価値を生み出すプロセスである。したがって、一緒に物事をつくりあげていく中で享有される「連帯感、使命感、高揚感」が未知の領域を想像する鍵となる。「暗黙知の次元」をベースにした知識経営の生みの親として知られている野中郁次郎���んも、暗黙知こそが新しい知識の源泉だと言っている。
・やっぱり日本の男たちは駄目だと思う。会社人生が終わった瞬間に、すべてのネットワークが切れてしまう。残念ながら、日本人の男は会社の看板で生きてきている。一個人として生きていない。by内永ゆか子氏
・昔はレールが敷いてあって、それに社員を乗せた人事がずっとキャリアプランを考えてくれ、後は受動的に定年まで行けばよかった。しかし、会社に言われるままに生きていけば安泰という時代はとっくの昔に終わっている。やはり今は、自分で自分を磨いたり、自分を高めるために会社の中にあるチャンスをたくさん使うという姿勢が重要だ。
・2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一教授が発表したリポート「発見の条件」に10項目にわたる発見のための条件の1番目の項目が「セレンディピティ」(偶然をとらえて幸運に変える力)だった。どんなことでも発見すること自体は偶然かもしれないが、その偶然にめぐり合う機会があっても、それを活かすかどうか、その対応の仕方が肝心である。偶然は本来、誰にでも訪れるもんどあ。しかし、いつも頭のどこかで偶然に会える可能性を考え、みつけようとする気持ちを持って、見つけるための努力をしていないと、それgあ幸運に変わり得る偶然であると気づくことができない。
・チェンジオブベース。時々人生や生活のペースを変えてみることは、しなやかに、したたかに生きるには大切な技だ。忙しい現代では、毎日の行動が固定されたルーティンに陥り易い。そうなると視野も狭くなり、人生の色彩が限りなく灰色に近づいていく。そんな時はペースを変えることだ。その手段は以外に身近にある。
・そもそも、本業をないがしろにすると、外でもまず結果は出せない。いずれにせよ、自分自身が置かれている環境のなかで、あらがうことは得策ではない。組織に縛られるな、とよく言われる。そのマインドは大切だが、組織と無駄な軋轢が生じると本来自分がやれるべきことが阻害されかねない。
・2枚目の名刺の中心は時間のマネジメント。「成果を挙げる人は、仕事からではなく、時間からスタートする。計画からもスタートしない。まず、自分が何に時間がとられているかを知ることからスタートする。次に、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして、得られた自由な時間を大きくまとめるのだ」byピータードラッカー
・優れた人材が一番大事にしているのは自由、次にくるのが義理人情だ。自由度のある組織であれば、人材は最大限の力を発揮する。そして、必ず恩返しをしてくれる。その人間観こそが新しい組織の根本原則のような気がする。
・2枚目の名刺はいくつからでも遅くはない。いま、この瞬間が一番若いのだから。
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2枚目の名刺を持つというのはある種のメタファーなのかも。ここで紹介されている人たちの活躍や仕事のスタイルとても面白い。
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米倉さんの講演を思い返すのにちょうどいい本だった。もう一度聞くことで、自分のなかでいるところ、いらないところ、考えが似ているところ、似ていないところがわかった。さらっと読める。
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一気に読了。やっぱり米倉先生の本はおもしろい。「2枚目の名刺」を持つことは、当該個人の人生を豊かにするだけでなく、暗そうに見える日本の近未来を明るくすることにもつながる。「1枚目の名刺」で結果を残しつつ、「2枚目の名刺」を持つために動く(現在46歳)。
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2枚目の名刺、持ってるぜよ。今後もガンガン行くぜ~
心に留まったことの抜粋。
・1枚目の名刺だけにすがらない
世界に出て、仕事をすること、生活をすることはいろんな付加価値を得られる絶好の機会になる。
しかし残念ながら日本人の男は会社の看板で生きている。一個人として生きていない。
→本業の名刺を奪われても自分の名刺だけで勝負すべし
・2枚目の名刺を持つ理由には金銭的なリターンだけでなく「やりがい」というリターンを得ることの
方が自分の将来を見据えたときには大切だと思う。
・人生の多角化は危機に強い。毛利元就の「3本の矢」の故事ではないが、「1本の矢は折れやすい」。
1枚目の名刺の危機やモチベーションが低下した時に自分の心を強く維持することができる。
・複数の名刺を別々に使っているのではなく、横断して活用しそれぞれを補完させあっているのだ。
・会社一辺倒の生活から離れて2枚目の名刺を持つのも「チェンジ オブ ペース」。
2枚目の名刺で自分は世の中でどんなポジションにいるかなど自分の本当の姿が見えてくる。
・優れた人材には2枚目の名刺を持つ自由を与えるべきだ。彼らがが一番大事にしているのが自由、
次に来るのが義理人情だ。自由度のある組織であれば人材は最大限の力を発揮する。
そして必ず恩返しをしてくれる。
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仕事以外にも肩書きを持つことが重要だと思わされる本。
外に出て行かないとなかなか2枚目の名刺を手に入れられないイメージがある。