紙の本
凡人は元気が出る!
2024/02/11 12:09
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
必ずしも才能がなくても、恵まれた環境でなくても、指導者がいなくても達人の域に到達できるという内容が、芸術・スポーツ・仕事など様々な分野の一流の人へのインタビュー内容に基づいて記されている本。素質がないから、そこそこまでしか上達できないわと諦めていましたが、元気が出ました。それとともに、自分がどこを目指しているかを定めないことには上達しようがないということにも気づかされました。目標が定まっているから、そこへの到達方法を工夫して練習するわけで、到達地点が定まっていないと漫然とした努力にとどまってしまいます。反省。
紙の本
現実を知る
2022/07/30 00:54
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投稿者:喜劇から - この投稿者のレビュー一覧を見る
書いていることは、当然そうでしょうというものばかり。
しかし、日々の生活の中で幻想ばかりを見た結果の今である。
今一度現実を直視する必要性を感じた
紙の本
上達法はかいていない
2016/01/04 12:58
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投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
上達法はかいていない。すこし誇大広告かな、とおもった。300人のデータはおもしろいけど、もう少し客観的な描き方がほしい
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これと言って特別なことを言っているわけではなくだからといって新しい事を引き出しているわけでもない。
要は何事も時間をかけてじっくりと腰を据えて物事を成し遂げよという事だろうか。それが一万時間につながるというわけだろう。
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こういう本らしい
コーチングとの共通点
By ita - 2015/5/21
上達するスポーツ選手の理由をを研究する東北大学教授が15年かけて見出した質の高い練習とやる気を無理なく持続させる“コツ”を、コーチングと共通するポイントをわかりやすく説明しています。特に、 部下の上達を手引きするところでは、1万時間をた達成するための、好きになってつづけさせる仕組みをまとめています。「教わると、その人がいないと不安になる。自分で納得したことなら自分でなおせる。自分を分析し、自分を知り、練習環境を自分でつくる。練習すると結果がついてくる仕組み。激しい環境では、目的と意味の理解が重要になる。常にものを考えさせると、だんだんわかるようになる。自己選択させる環境をつくる。小さな成功と心地よい体験を味あわせる。まわりがいるという関係性で一緒にやる仲間を見つける。具体的なシチュエーションを考える。上手い人は事実を理解して、修正が高い(ダルビッシュ)。解決しようとする前に外からどう見えるか考える。フロー・ゾーン(夢中になる)にはいる。命令するより問いかける。効果的に褒める。議論ができる雰囲気があるか。」などコーチングでの、目標設定と行動変革のための仕組みと共通しています。
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どんなことでも上達するのには必要なのはセンスや才能ではなくコツである、という話。
非常に簡潔にまとめてあるのでとてもわかりやすい。
小難しい部分は無いのでまさに上達の「原則」をしっかりとおさえてある内容です。
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上達には才能や素質の影響は予想以上に小さく、一定期間必要な練習を積めば誰でも上達が可能だと言う事から、才能の迷信を否定している。
上達のコツの結論
1.上達を目指すうえで素質やセンス以上に重要な要素がある。
2.それは上達のコツを知ってそれを身に着ける事である
3.指導者へおや上司など周囲を巻き込むことが上達の早道である
4.上達の方法は1つではない。多様な状況に対応して柔軟に考える
才能の迷信
1.素質がある人にはかなわない
遺伝や素質で言い訳してあきらめてしまう。
2.今からやっても手遅れだ
努力を放棄して夢をあきらめてしまう
3.今成果が出ないなら、この先も同じ
今しか見ないで上達の過程を放棄してしまう
4.いい環境でないと上達できない
できない理由を努力以外に見てしまう
5.教えてくれる人がいなければ上達は無理
自分でできる努力を放棄してしまう
上達のポイント
1.発想
2.仕掛け
3.やり方
練習には質の高さも必要。質の高さとは高いモチベーションのもと明確な目的に向かって良好なコンディションの状態で行われる合理的で科学的な根拠にも続いた練習のこと。
質の高い練習の条件
1.やる気が高い
2.明確な目的を持っている
3.何のための学びか理解している
4.科学的根拠に基づいている
5.繰り返し練習、学習している
6.限られた時間の中で集中している
7.心も体も良好なコンディションにある
8.必要に応じて適切なアドバイスを受けられる
9.個人のレベルに応じて適切に難度が調整されている
上達の3段階
1.導入期:快体験を積み重ねる
・楽しくてしょうがない快体験を実感する
・自由に何度でも繰り返してやれる
・結果や成果を評価されない
・その楽しむ事に目的が置かれている
・もっとやりたくなるような仕掛けがある
注意事項
・何かを教えてあげようという姿勢は捨てる
・~しちゃだけといった禁止事項は極力避ける
・何かした結果を評価しない
・やろうとした結果を見守る
・一緒に体験を楽しみ感情を共感する
2.専門期:基本基礎を照って指定繰り返し学びマスターする事が目的なので、ハードな練習事態は避けられない。
○質の高い練習を阻害するもの
1.やる気の側面の阻害要因
・目標課題の理解不足
・不適切な課題の何度内容
・アドバイスやヒントの欠如
・課題の好き嫌い
・良好でない種の状況人間関係など
2.集中して取り組む側面の阻害要因
・身体的な疲労
・精神的な疲労
・不安ストレス
・睡眠不足
・栄養不足など
3.環境の側面阻害要因
・場所道具費用交通の便の悪さ
・仲間ライバル指導者理解者支援者の不在
・支援的ではない文化風土制度など
3.発展期:高い練習学習を積み重ね、高いレベルに至った段階。たくさんの答えや様々なやり方から答えを創造する事が求められる。
オリンピックに出た選手を見ると、与えられたもので毛をがんばっている人なんていない。みんな自分なりに自分の欠点を理解してそれを強化や補強を自分なりに考えて練習している。
本来、だれにでも才能はある。しかしこれまでは誤った常識迷信にとらわれて才能が開花せず浪費されていた。染ま玉上達できる条件に合致した人しか才能を発揮する事が出来なかった。
上達のキーワードはわくわく
・やる気スイッチを入れる
将来なりたいイメージを描く/やる気が起こる仕掛けをつくる/一緒にやる仲間を見つける/お気に入りの用具夜分道具を使う
・出来るという自信を持つ
ポジティブな言動を心がける/成功した人をまねてみる/成果が出たら自分をほめる/不安な要素を減らす努力をする
・質の高い練習が出来る状況をつくる
継続して毎日学習する/具体的なシュミレーションを意識する/勉強会で作る/整理整頓する
・自分を外から見てみよう
段階ごとに具体的なゴールを決める/勉強日誌やチェックシートをつくる/信頼する人に評価してもらう/が奇襲や練習の結果は可視化する
コーチングの原則
1.知恵や技術自分が経験したことを一方的に教え込むのではない
2.悪い点を指摘して批判したり評価したいすることではない
3.指示通り7に行動させることではない
4.唯一の正解に近づける事ではない
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上達のキーワードは「わくわくする」こと。その心理状態をつくり出すポイントが下記3点。
①フロー(夢中)体験
時を忘れ 疲れを忘れ、没頭できているか。「少し難しいけどがんばればできるな」と感じるレベル設定がカギ。
②自己効力感
小さな成功体験の積み重ねと成長への気付き、親しい人,尊敬する人からの激励が行動のベースとなる。
③自己決定性
自分で納得して行動に向かっていることが大事。
どんな分野でもエキスパートになるには「1万時間」の練習が必要。「生来の素質は無視できるほど小さく、練習という努力の結果によって才能は開花する。」
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上達に必要なのは、才能やセンスではなくて”コツ”であるとの著者の主張が伝わってきます。
そして、”その上達のポイントは「発想、仕掛け、やり方」にある” とのこと。
とてもシンプルな原理原則が根拠が示されながら説明されている一冊です。
付箋は12枚つきました。