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吉川弘文館HPより
偽造防止などのために不可欠な紙幣の肖像画。神功皇后から福沢諭吉まで、肖像が選ばれた時代背景を明らかにし紙幣の歴史を描き出す
紙幣には、偽造防止やデザイン上の理由から肖像画が不可欠である。明治の神功皇后から、聖徳太子、現在の樋口一葉、福沢諭吉まで、肖像が選ばれた時代背景を明らかにし紙幣の歴史を描く。登場の機会を失った坂上田村麻呂、戦時中の粗末な銀行券、GHQに拒否された仏像の肖像などのエピソードを交え、ホログラムなど紙幣印刷技術の変遷にも触れる。
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主として明治維新以降今日に至るまでの日本の紙幣や銀行券の歴史を、主に肖像を通して紹介。貨幣収集にはまったことのある自分にとっては非常に面白い内容だった。実際に採用されることのなかった紙幣候補案(坂上田村麻呂五円券、仏像の千円・五百円券、二宮尊徳一円券の別案、渋沢栄一千円券等)が紹介されているのが特に興味深かった。お札にもいろいろドラマがあるなと感じた。
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毎日使っているのに、ほとんど知らない“紙幣”の歴史。“お札の顔”が語りかける紙幣と肖像をめぐる物語!