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久々の一気読み。
特別養子縁組と不妊治療がテーマの話。
後半の生みの親編の転落振りが、スピード感がありページをめくる手も早く進んだけど、テーマがぼやけた気がする。
とはいえ、ひかりの母に対する思いがリアルで、今後和解するまでのくだりが読みたかったので、2作に分けて、養子縁組、母子の再生、とそれぞれもっと丁寧に書いたのを読みたかったかな。
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1勝の終わりで物語が動き出す。出だし好調。
2章が始まり夫婦の過去が明かされる。先が気になる。
3章ではひかりのパートに。ひかりの過去~現在までが書かれている。それは暗く重いものであった。しかし、ところどころで(若気の至り・自業自得の範疇なのでは…)と思う部分もしばしば。
そして最終章。なかなか話の終着点が見えてこない。どんな結末を迎える事になるのか…もしかして鬱エンドを迎えるのか…?と思い読み進めていく。残り数ページ…。
なるほど、そうやって物語が締めくくられるのか。
とは言え、手放しで読後感が良かった、と言えるものではなかったかな?と言うのが率直な感想であった。スッキリとした終わりであるのだが、3章で感じたモヤモヤが晴れる事が無かった。
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結末があっさりしてて拍子抜け。んなアホな。
感動せんならんはずなんだが、誰の気持ちにも寄り添えず。冷めてるなー。
ド直球の眩しい朝。
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子どもを産んだ母親。
子どもを産めずに、養育する母親。
どちらの方が子を思う気持ちが強いかなんて、比べることはできないし、子を産んだから絶対に子を愛するとも限らない。
子どもを産めずに養子として育てている母親、産みの母親、様々な視点から、それぞれの女性の生き方が描かれている。子を産み、手放した女性、子を産めなかった女性。
どちらの女性の歩んできた道は、とてつもなく険しいと思った。
帯にあるような号泣はなかったけれど、子を持ったこともないけれど、読後ずっと胸の奥底に残る話だった。
結末は曖昧だけれど、最後は二人の女性に日が差したのではないかと思う。読後は悪くなかったです。
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はじめの展開がよかったかな。半ばから後半はあまりいい気持ちにはならず。子供の親にはなかなか悩ましい話。小杉の地名は懐かしかった。
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今、ハマってる作家さんなので、新刊発売日に購入して読みました。
女性とか男性とか。大人とか子供とか。子供が欲しいのに出ない人と産むつもりもないのに妊娠してしまった人とか産んでも育てられない人とか…同じ出来事でも、その捉え方はその人の立場によって全く異なる。辻村深月さんという作家は、当事者でないとわからない心理描写を表現するのが本当にうまいと思いました。最後はきれいに終わりすぎたかな?感もありましたが、スッキリな読後感を味わえました。面白くて一気に読んでしまいました。
ただ一つだけ、装丁が写真なのが個人的に残念なので星ひとつ減らしました。
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大好きな辻村さんの作品
途中までは、よくある展開かなー
と思ったけど
震えた。久しぶりに、衝撃を受けた作品。
泣いた。
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辻村さんの新刊。それも不妊治療、特別養子縁組など今までになかったテーマを扱った内容。とあって、珍しくハードカバーで本を購入してみた。
不妊治療の末、養子を迎えることを決意し、一児の母となった佐都子と、事情で産んだ子を育てられないため、産まれてすぐにわが子を養子に出した、本当の母親ひかり。佐都子が養子を迎えるまでの日々。そしてひかりが妊娠~出産し、その後の苦労の耐えない人生が両面から描かれていて、とても考えさせられる1冊だった。自分が、佐都子だったら、、ひかりだったら、、ひかりの親だったら、、と、様々な人物の視点から、考えさせられながら読んだ。ひかりの人生が良い方向に向かってくれると、いいな。
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保育者を目指す中で、特別養子縁組のことは勉強していました。でも、その時は、たぶんなにも"わかって"いなかった。
ふたりの母親が幸せになれば良いと思う。
心の底から、思う。
辻村さんが描くこのストーリーは、モザイクがかけられたお涙頂戴のドキュメンタリーより、よっぽどリアルだ。
この本は、たくさんの人に読まれるべきだ。
たくさんの人に読んでほしい。
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子を産めない人と、産んだ子を育てられない人とを繋ぐもの‥‥佐都子さんと清和さんが良い人すぎる気もするけれど、その二人に出会えたことはあなたが自ら引き寄せたことだと思えますよ、ひかりさん。あなたにもちゃんと朝が来ますように。
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内容紹介
出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー
親子3人で平和に暮らす栗原家に突然かかってきた一本の電話。電話口の女の声は、「子どもを返してほしい」と告げた――。
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不妊治療と特別養子縁組というテーマ。
リアルで痛々しくて…色々考えさせられる作品でした。
章ごとに視点を変えて、最後はすっきり収束。
読後感も良かったです。
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ノンフィクションみたい
育ての母のたくましさ
産みの母をも包み込んでいる
育ちゆくもののパワー
「生きていて」
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育てられない母親と子供を授かれない夫婦のお話。どちらの心理描写も素晴らしく共感し心を揺さぶられた。家族とは親子とは血縁とは考えさせられる作品。朝(斗)が来るのタイトルに相応しい清々しいラスト、面白かった。映像化して欲しい。
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特別養子縁組という題材は面白かったが、二人の主人公を軸に展開される物語の結末が、やや中途半端。
著者が何を伝えたかったのかがよくわからず、色々と煮え切らなさが残る作品。