1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校中学年だか高学年だかの時にハマっていた、魔女の宅急便シリーズ第1巻!大人になって再び読んでみましたが、児童文学らしい文体が可愛らしくて、キキとジジが可愛くて、やっぱり素敵な作品だなぁ、とあらためて思いました!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
角野栄子さんの作品はたくさん読んできました。
アニメの方が親しみがある人には、あれ?っていう素朴さなのですが、
それがこの作家さんの味であり、好きな部分。
作りこまれた舞台設定がないので、私は日本のどこかのような印象でした。
それだけに、より身近なキキ像です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画があるので有名ですが、原作の方が細かく書かれています。映画は、わかりやすく時間内でおさめているので。
投稿元:
レビューを見る
◆「ほうき」に乗って空を飛ぶことが得意!◆
魔女の女の子、キキが主人公。魔女の習慣により13歳の年の満月の夜に親元を離れ、見知らぬ土地で黒猫ジジと共に一人暮らしを始めます。同時に、空を飛ぶことが得意なので宅急便屋を開店。様々な仕事が舞い込みます-。自立心旺盛で心優しく機転の利くキキが、地域の人たちと触れ合うことによって頼りにされ、少しずつ大人へと成長していく、心温まる物語です。「悲しくっても、うれしくても、分かちあえる者がいることは、とても心強いことなのです」
投稿元:
レビューを見る
映画魔女の宅急便は映画の中でストーリーが完結するように、主人公の成長、葛藤をわかりやすく表現しているんだなと思った。 思春期の女の子が成長していく様がほのぼの、のんびりと書かれているのが本の方だなと思う。お茶目でかわいいキキの姿がよくかけていて、小説の方が好きだな。
投稿元:
レビューを見る
懐かしくなって全巻大人買い。万年筆と腹巻きの話が好き。2巻までは読んだことがあるので、これからキキがどんな女性に成長するのか楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
児童文学の金字塔
ジブリアニメと大きくことなり、浅く広い交遊関係。
すっきり(あっさり)のお話で進展していく。
アニメと比較して読んでいったのでこんなお名前だったのかって新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
児童文学とかSFっていうのは。
余計なことを御破算、あるいは省略して、剥き身で中身をいきなり引きだしちゃう。と、いうような鮮烈さがあり得るなあ、と感じることがあります。
この本もまさにそうだった気がします。
(ところが、「そういう意味では余計な色んなこと」こそが面白かったりもするので、その手の本が最高だ、ということは全く無いのですが)
#
読書会の課題図書。
ジブリの映画は観たことがありました。
映画を観た当時(数年前)の感想としては、「可愛らしくて、ささやかなお話であることが素敵だなあ」という感じだった記憶があります。
「崖の上のポニョ」もそうだった気がしますが、ささやかである分だけ、宮崎駿さんの演出の魅力を満喫できたような気がします。
で、この本は映画の原作です。2015年に角川文庫から新装版が出たんですが、その表紙イラストがとても魅力を感じます。
100%ORANGEさんは「いいなあ」と思っていたのですが、これも大好き。
#
角野栄子さんという作家さんは、「魔女の宅急便」の人、ということしか知りませんでした。
検索してみたら、1935年東京生、だそうなので、終戦時10歳という年代ですね。2016年現在恐らく81歳くらい。
出版社勤務を経て作家さんになられたようです。
この本の内容を雑誌に連載したのが1982-83だそう。ジブリのアニメ映画が1989公開だそうで、実写映画が2014公開。(実写映画は未見です)
#
魔法使い(魔女)の母と、一般人(魔法使いぢゃない)の父とを持つ、少女キキ。
この世界ではどうやら、母方の血の方が濃いのか、少女ながら「魔女」です。
とりあえず、「ほうきにまたがれば空を飛べる」という能力を持っています。あと、黒猫のジジと会話できます。それ以外は特になし。
一人前の魔女になりたいのであれば。
13歳になったら、満月の夜に両親のもとから旅立たなくてはいけません。
そして「魔女がいない町」を探し、そこで1年自活しなくてはいけない。
(でも、それを守れなかった場合の峻厳な罰則があるわけではなさそうで。全体に伸びやかで穏やかな世界観です)
「母の跡を継いで魔女になりたい」。
キキは、とある満月の夜に旅立ちます。黒猫のジジを連れて。
映画では「ルージュの伝言」を聴きながら飛んでいきますが、原作の世界ではユーミンは出てきません。
(でも、「赤いかわいいラジオを下げていく」ということになっているので、映画版の発想の源は分かるような気がしました)
映画版では、すごく強烈に素敵な場面だったので、どうしてもその残像を求めながら原作を読んでいました。少女が飛翔する、というのはもう、宮崎駿さんの作家的魂の根源と言っても良い十八番技ですものね。
#
とある海が見える町に、キキは居を構え、「魔女の宅急便」を営業します。
はじめは、大都会の不人情?に戸惑い寂しかったものの。
パン屋のおばさんを筆頭にいろいろな出会い。いろいろな仕事。いろいろな失敗。
無事に一年が経ち、里帰り。
里帰りは嬉しかったのだけど、意外とすぐに、「海が見える町」のことが気になってしまいます。
そして、町に帰ります。
そう、もう実家と同じように「帰る」という気分なんですね。
#
児童文学らしい?
「とりとめのなさ」というか、「ふわっとした感じ」がすごく楽しかった。
「いろいろな出来事」よりも、
「家を、親元を出る。そして仕事をしたり寂しかったり楽しかったりして、里帰りする」
という、巣立ちの物語として素直に染み入りました。じーん。
読んだ人が男性なのか女性なのか、何歳くらいなのか、子供なのか、子供がいるのか、みたいな条件によりけり、当然感想は変わってくるんだと思います。(この本に限らず、何につけ、ですが)
きっと書き手側が思ってもいなかったような感想もありえるんだろうし。
どちらかというと、読者としては女性の方が多いような気がしますが、読んだ人がどのあたりがいちばん好きだったのか、おしゃべりしてみたい一冊。
すごく短絡的ですが、「自分の子供が巣立つ頃」「巣立つ頃の少年少女たち、若者たちが、なんだか愛おしくなっちゃう年齢」になって読んだら、また何かしらヒトシオな気がします。
#
ほんわかした筆致に、ずるっと引き出されちゃった、親子とか自立とか巣立ちとか思春期の一断面。
と、コトバにしても味気ないのですが。
そういう論理じみた言葉では解剖できない、未分化な新鮮さを味あわせてくれました。ぱちぱち。
#
続編が「その6」まで出ているそうです。
2009年に最終話?が本になったそうで。
実に足掛け27年。
主人公は経年変化しているらしく(サザエさんワールドではないようです)。
最終話?では、キキと「とんぼくん」の子供が巣立っていくそう。
(「とんぼくん」は、第1作であるこの本で出会う少年。ああ、このふたりは家族になるんだなあ)
全部読んだらきっと、「大草原の小さな家」とか「アボンリーへの道」とか「北の国から」のような楽しみ方ができるんだろうなあ、と思います。いずれ。
投稿元:
レビューを見る
目次:1 お話のはじまり、2 キキ,ひとり立ちの時をむかえる、3 キキ,大きな町におり立つ、4 キキ,お店をひらく、5 キキ,一大事にあう、6 キキ,ちょっといらいらする…他
投稿元:
レビューを見る
子供のころ、キキやトンボと同じ視線で、たくさんのドキドキとちょっぴり大人な気持ちを味あわせてくれた素敵なストーリー。
空を飛んでみたい!ひとりで知らない街に行ってみたい!でもちょっと家が恋しい…。そんな沢山のドキドキ・ワクワクの欠片が溢れんばかりに詰まっていた。
大人になった今、改めて読み直してみると、ちょっぴり視点が変わっていた。キキのお母さんのコキリさんのように、あるいはパン屋のおソノさんのように、キキに「大丈夫?」「元気ないじゃない」「どうしたの?」と励ましたくなる。そして頑張るキキに心が温かくなってくる。
改めて思う、とても素敵な物語だと。
投稿元:
レビューを見る
ジブリの映画が凄く好きだけど原作を読んだことがなかったので初めて読了。
温かい読み口とエピソードで、優しい気持ちになるお話。どうしてもジブリのイメージがあるので、小説は一話一話があっさりし過ぎている感じもするけれども、情景が素敵に浮かぶ、素敵な一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
よく知られた話なのであらすじは割愛します。ただ、アニメ映画は友達を救うためにキキがスランプにも関わらず、近くにあったデッキブラシで挑んで無事救出…とドラマチックな演出がされてますが、原作はそんな派手なストーリー展開はありません。
原作のほうは1つ1つのエピソードが地味だけど素朴でほっこりするものばかり。映画では削られたエピソードもいろいろあって、こちらのほうがより好感触でした。
[国際アンデルセン賞受賞作家 33/35]
投稿元:
レビューを見る
角野栄子さんの「魔女の宅急便」第1巻。
映画で有名ですが、もう少しエピソードが多く、
人に頼まれて色々なお届け物をします。
生まれて初めて海水浴に行って、小さな子供を助けたり。
同い年の少女に頼まれ、その少女の恋する相手に誕生日のプレゼントを届け、恋する心の不思議を感じたり。
1年経っておおきな街にも慣れ、人々からも受け入れられ居場所ができたキキ。
一年たって初めての里帰り。
キキの成長してゆく感じが言葉でわかります。
投稿元:
レビューを見る
ジブリの映画はかなり前に見ましたが、原作本は初めて読みました。
子供の気持ちになれたような感じで、わくわくしながら読めました。少しずつ自分の世界を広げていく様子が見ていて楽しかったです。
投稿元:
レビューを見る
お話のはじまり
キキ、ひとり立ちの時をむかえる
オキノさん、コキリさん、ジジ
キキ、大きな町におり立つ
おねえさん魔女、パン屋のおソノさん
キキ、お店をひらく
お針子のむすめさん、わんぱく坊主
キキ、一大事にあう
砂浜で会った女の人、とんぼさん
キキ、ちょっといらいらする
絵描きさん、とんぼさん、すみれさん、のぎくさん
キキ、ひとの秘密をのぞく
ミミさん、アイ君
キキ、船長さんのなやみを解決する
テテ号の船長さん、船員さん、あみものおばあちゃん
キキ、お正月を運ぶ
町長さん、時計台の時計屋さん
キキ、春の音を運ぶ
駅長さん、楽士さんたち
キキ、里帰りする
各章でいろんな人と出会って成長していくキキ。
原作もいいよと聞いて読んでよかったです。