電子書籍
全七話の短編集
2022/12/20 10:51
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半は淡々とした話が多く退屈だったが、後半は心に残る興味深い話がいくつか。特に「せんせぇ」が個人的にお気に入りです。
紙の本
ホテルローヤル
2021/02/27 10:10
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞受賞作品というので読み始めました
正直 最初から最後までずっとずーっと辛かったです
短編なのに各話の登場人物が微妙につながっている
のが面白かったからでしょうか、途中で止められなくて
最後まで読み切りました
紙の本
好き好きがあるかな
2020/08/05 13:56
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「星を見ていた」と「バブルバス」が割とストーリー的には好きかも。
けれど、これらでは賞は取れなかったんだろうなぁ。
好きでは無いけれど、表題作の女の虚無感と男のあほくさい熱量の対比が「文学」なのかな?
電子書籍
せつない
2016/02/16 05:57
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投稿者:プリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが気になり読んでみました。
全体を通してなんとなく切ない気持ちにはなりましたが、後半がおもしろかったです。
紙の本
この短編小説。読みやすいです。
2016/01/09 10:21
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投稿者:kyaori - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台となるホテルローヤル。登場する様々な人達がそれぞれの人生を通じて、このホテルに込める思い・生き方などが書かれている、さらっと読める1冊です。小説のあとがきにも記されていますが、物語の順番が・・・です。
紙の本
さすが直木賞
2015/12/20 22:44
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投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞にはずれなし、と個人的には思っています。
時間軸が、反対になっている不思議な短編集。
この感じ好きです。
村山由佳の「星々の舟」も時間軸は順方向ですが、一つの家族を巡って短編が繰り広げられる、この感じがすきです。
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釧路にあるラブホテル、ホテルローヤルに関係する人々の短編集。廃墟になったホテルローヤルから始まり、ホテル最後はホテルローヤル開業前に話が遡っていく。終始明るさの無い、もの悲しさが漂い、人間臭い話だった。
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ホテルローヤルというラブホテルに関わった人たちの人生を短編7編でその人生と関わり合ったそれぞれの男と女の生き様を書いた小説。
どちらかというとずんとした重たい話ばかりで、あまり明るい気持ちになれる小説ではない。
それぞれが同じホテルに関わった時代をオムニバス形式で描かれた内容で読みやすいのだが、元気になれる本ではない。
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すごいよかった。
人の目を避け、昼間に蓋をし夜を求める部屋。
ラブホテルは日本文化ってもっとよく考えたい
社会の片隅に生きる人間模様を丁寧に描いていた。桜木紫乃さんの他の作品も読みたいと思った。
ちょっと「深夜食堂」のような雰囲気を感じ取った。それぞれ事情を抱えてると言うか。
男の虚勢の夢と孤独な男女の感情だけの結びつきみたいなところが。
なんだかなぁ、生きるって、セックスって切ないなぁ。
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大吉と歳の離れた妻・るり子、その子供の雅代がホテルローヤルを経営する。
ホテルの開店前から廃業後まで、順不同で7つの短編で構成。
道東の寂しさ、景気の衰退とラブホテルの後ろめたさが上手く折り重なってる。桜木紫乃さんの真骨頂。
・シャッターチャンス
廃墟となったホテルで写真撮影。
・本日開店
坊主の嫁と檀家。
・えっち屋
ホテルの閉店日。雅代と玩具屋。
・バブルバス
家電量販店で働く夫とその妻。
・せんせぇ
教師と女子高生。舞台は函館~札幌。
ローヤルは出てこないけど、
「えっち屋」の過去話につながる。
・星を見ていた
ホテルで働くパートが主人公。
・ギフト
大吉がホテルを建てることを決め、
るり子が身ごもり前妻と別れるまで。
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うーーん
ラブホテルを舞台ですが、ちょっと関連性が。
川本三郎さんの解説で、理解できたところがあり、もう一度読みたい気になりました
でも、これが直木賞?
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一日で読み終わった。
なかなか読みやすいです。
ホテルローヤルというラブホテルに関わった人々の短編物語です。
初めての作家さんでしたが、他の作品も読んでみたくなりました。
とにかく、読みやすくてサクサク読めます。
ラブホテルが題材だけど、ドロドロはしてません。
面白かったです。
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登場人物の様々な人生が交錯するホテルローヤル。舞台が北海道の衰退していく町である。町とそこに住む人々の生活がクロスして、何とも物悲しい。
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2013年上半期の直木賞受賞作。
う~ん、全編突き刺すうらぶれた感が何とも言えないですなぁ…。安っぽくて、饐えた生活臭漂う、いじましくて、やるせない物語の数々。
ホテル・ローヤルというラブホテルを舞台にあるいは遠景に世の中の底辺の人たちを描いて、突き放すでも包み込むでもなく、淡々とそこに生きる様を映し出す。
作者の実家がラブホらしいけど、なるほど、色んな人を見てきたんだろうね。しんしんと深まる夜の中でこころ虚ろに沈み込む、清掃のおばちゃんの話が泣かせる。
誰も悪くないのにこの国がこういう格差社会になってしまった現実を哀しみ、だけども、それでも、生きているって、それだけでとてもえらいことだ。
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作者の家業でもあるラブホテルを軸に据えた連作短編。すでに廃業し、建物が廃墟となったホテルローヤルが舞台の「シャッターチャンス」から、四十過ぎの看板屋がラブホテルを開業しようとする「ギフト」まで、過去に遡る7編。 ―― http://bookmeter.com/cmt/48631473