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日本海軍機関科将校の反乱未遂 組織を揺るがした差別問題の真相 みんなのレビュー
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紙の本
兵科でない将校からみた海軍の制度論
2018/06/12 23:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:能登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
故雨倉氏の一連の著作に連なるが、兵科(いわゆる江田島出)でない機関科や特務士官、海軍予備員(商船士官)の処遇問題に視点を置いた作品である。
一般的には指揮権継承問題として理解される、「兵科の少尉候補生が倒れた後でないと機関長は戦闘指揮を継承できない」との当初の問題から、平時での儀礼儀典での待遇や、兵科や機関科といった区分では処理できなくなった海軍の拡大、拡充を時系列に追って解説し、敗戦時点での状況まで事細かに述べられている。
この種の問題に対して、具体的な「機関科将校の履歴」を追いながら解説に至るという点では類書を見ない。
しかしながら、故雨倉氏が旧高等商船学校機関科に在籍していた経歴からか、機関科に重点が置かれており、戦時での兵科予備や高等商船出の現役転換といった問題は本書では割愛されているため、全体像に迫るにはやや物足りなさを感じるであろう。
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