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V6の岡田准一と榮倉奈々で映画化もされた「図書館戦争シリーズ(全4作)」の第2作。
「検閲」が法制化され検閲機関が実行力を持つ世界で、
本と図書館、そして自由を守るために笠原郁と図書館隊の活躍を描いた作品。
その設定や現代社会を意識した問題がしっかりと描かれていているが
ラブコメであり、アクションやハードボイルド要素もあって
エンターテイメントとして非常に楽しめる。とっても良いバランスだと思う。
今作では、聴覚障碍者や差別についても描かれている。
作品内小説の「レインツリーの国」は小説化された。
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前作を読んでからずいぶんと時間がたってしまっていたが、読み始めるとだんだんと以前のストーリーも蘇ってきた。でもやはり前作を読んでいることは必須。はでな戦闘シーンなどはなく、4つくらいの連作短編がならぶ。展開のノリや雰囲気はマンガのような、ラブコメディ映画のような、あるいはこれはなかばライトノベルのようなものだろうか。描写は決して安っぽいものではなくて、本当にうまいなぁと思う。周りの人に勧める小説かどうかはともかくとして、また続きを読みたいとは思った。
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図書館シリーズ 第2弾
一、両親攪乱作戦
二、恋の障害
三、美女の微笑み
四、兄と弟
五、図書館の明日はどっちだ
今回は内輪の争乱がテーマ。
郁の両親の登場、小牧の恋の行方、手塚の怪しい兄の出現と図書館思想を巡る衝突と策略。
派手な戦闘シーンはなかったけど、郁のアレが発覚して続きが気になり、次巻を借りて来ちゃいました。
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極上のエンターテインメントだ。しかしあなどれない。言論に関してのメッセージが伝わってくる。勉強になる箇所がある。また語彙も豊富である。『図書館戦争』でこんなに辞書ひいたかな、と思った。キャラが典型的すぎたタイプで、深みがやや足りないとも感じた。『兄と弟』はツルゲーネフの代表作『父と子』を意識したかもしれないが、邪推だろうか。『レインツリーの国』は本作の後に読めば良かったと思った。
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再読中。
書誌学というか図書館情報学的な科目を
大学の一般教育でかじったけど
判型からおおよその文字数をカウントして
見出しの数でその章に書かれている内容の厚みを
察したりとか考えたこともなかった。
分類番号から図書館の棚を探すだけじゃなく
役に立つ科目だったんだなと今更。
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図書館内乱
前作「図書館戦争」で本の雑誌のベストワンに選ばれた勢いをもって、第2弾になだれ込みました。
近未来の日本で”メディア良化法”が成立し、法務省管轄下のメディア良化委員会の検閲に対して武装して戦う地方自治体管轄下の図書隊という舞台の中で、組織同士の駆け引き、個人同士の駆け引き(友情とも恋とも敵対とも言う)が展開していきます。今回の主題は”内乱”とあるように、図書隊や図書館内の派閥の戦いを巡って、主人公の郁と友人の柴崎、同期の手塚や上官の堂上、小牧が連ドラそのものの駆け引きで物語をひっぱります。
連ドラのお約束として、次への伏線が最後にはられて、TO BE CONTINUEとなります。
何より主人公達の心理描写が良いです。また、組織の持つ自己保身のための政治的な駆け引きの展開も破綻無く楽しませてくれます。
小牧上官と毬江ちゃんの関係や手塚と兄との確執、郁と両親との駆け引きなど少し登場人物も増えてより複雑な展開が次巻からも予想されます。
でも、柴崎の正体が最後に明かされ、いやが上にも次の「図書館XX」への期待がいやがおうにも盛り上がっている竹蔵でした。
竹蔵