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伊勢神宮とは何か 日本の神は海からやってきた みんなのレビュー
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紙の本
伊勢神宮よ、永遠に。
2018/06/19 20:53
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投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋で手に取ってみて驚いた。
伊勢神宮のうち、内宮と外宮についての歴史や
式年遷宮について記された本はたくさんあるけれども、
本書はざっと開いて見ただけでも、別宮、摂社、末社、所管社を含む一二五社についても
書かれているようなのだ。
開いたページには、とても印象に残る神社である朝熊神社(内宮摂社)と
鏡宮神社(内宮末社)について記されていた。
伊勢一二五社巡りは特別な体験で、訪れた場所について、あの植島啓司氏が記しているのだ。
植島氏といえば、著書「日本の聖地ベスト100」で独特な聖地紹介を行っている。
そして第一章からいきなり、元伊勢についてだ。
そして江神社(内宮摂社)。
『 江神社のある場所には明らかに他とはちがった空気が流れている。
周囲を木々に囲まれており、すっぽりとお椀に収まりそうな地形。
どこからか水の気配が感じられて、その流れをすぐ近くに探したくなる。
なんとなく以前に訪れた朝熊神社を彷彿とさせるものがあった。』
第三章では瀧原宮についても記されている。
第四章では式年遷宮と心御柱、床下の秘儀などについて。
伊勢神宮についての教科書的な歴史や説明なら他書を当たったほうが
良いのかもしれないが、一二五社を含むあの地域の空気感のようなものが伝わってくるのは、
他の本にはない、本書ならではの魅力だと感じた。
本文中の写真も、とても美しい。
以下に第六章最後の言葉を引用
『 伊勢神宮は神に祈りをささげる場所としては比類のないスケールで
考えられた聖域であって、おそらくその神聖な力は何千年も先まで届くに違いない。
ただし、われわれはそれがいかにして成立したのか、その多難な歴史を忘れてはならないだろう。
それを解き明かすことはむしろ伊勢神宮の多様性と深遠さとを
再認識することになると確信している。
伊勢神宮にとってまた新しい夜明けがやってくる。
伊勢神宮よ、永遠に。』
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