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ごつごつとした文章が、主人公とよくリンクしている。
本を読み終えた後、ネットで、白仏の画像を見て、しみじみと感動があふれた。
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なんかすごい深い本辻さんのおじいさんがモデルになっていて1人の人生がかかれてて生きるここと死ぬことは、どんなことかとか、なんのために生きるのかとか、多分お年寄りになって読んだらまた違った感じにかんじるはず
難しかったーおとわしゃんの死んだ理由もえぐかった。あと読み終わってすぐに読み始めにもどったらあんまらにも読んだ最初と違う感覚をえる感じにびっくりしたきれいに死ぬことがかかれてた
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深く素晴らしい話。人生と信仰と。青春の門を思わせるような一面もあり。
意味がつかめそうな、つかめなさそうな気になる部分を拾っておく。第6章の5より。
思ったことが自分を動かしているのだ。
瞬きをするその瞬間に世界は変化していた。その時、世界には気がつかないほどの小さな改良が行われているのだ。
死者にならない限り瞬きは止まらないのだ。死者は疑問を持たない。疑問を持たないから瞬きをしないことになる。瞬きをしないからつまりは死者は生きていないのだった。
追記
個人的メモ。金閣寺の有為子のような存在の女性がいるのはこの話。
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それでも完成させたのね。
作っているうちにそれに関わった中心人物が2人も立て続けに亡くなったりしたら、それは呪いか何かと思われて計画自体が頓挫してしまいそうだけど。
それでもきちんと完成したということは、彼らが目指していた想いがしっかりと周りの人たちにも伝わっていたということなんだろうな。
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私が生まれ育った島の話であり、祖父が睡っている勝楽寺の話だ。墓参りの旅に白仏を見に行くが、なんとも言えない佇まいですよ。ぜひ見に行ってほしいです。
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僕はこれまで小説という愉しみをよく解っておらず、進んで手に取る機会はほとんどなかった。そんな僕に文学の面白さを指し示し、涙を流させた作品が『白仏』である。
これは事実に基づいたフィクションでありながら、人生を通した哲学的探究のドキュメンタリーでもある。片田舎に生まれ、家業や島の伝統を紡ぐ責任感を背負いながら、愛する人たちの死の中で「生」について葛藤する主人公。かすかな希望を手繰り寄せながら、日々を踏み締める彼に共感する人は少なくないだろう。
また、死生観など重たいテーマを扱いながらも、手触りや匂いを感じさせる巧みな表現と、リズミカルな言葉選びで爽快さを与える辻仁成氏の手腕には感服である。