紙の本
根底にしておくべき一書
2021/04/18 20:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が家の次女の不登校も約6ヶ月を迎え、この間スクールカウンセリングや心療内科や子育てカウンセリングに申し込んだりと様々なアクションを手掛け、私自身の意識改革も心掛けてきたつもりです。当初よりほんの少し良くはなったかな、という程度であり、こんな程度の回復かと思い悩む一方、当初より悪くなっていない分だけマシと思え、なのか微妙な感覚です。また単身赴任ゆえ、妻の娘に対する日々の接し方が見えないだけに不安感も甚大なのが正直な所です。
本書の内容は私の所謂『思う所』のツボに当て嵌まったので、本書を元に今後の行く末を検討してみようと思います。
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著者は民間の不登校支援専門家。身動きが取れなくなった子供に積極的に介入して復学に導く訪問カウンセリングが、不登校解決に効果的であるという。
不登校児が年々増え続ける一方なのは、一度欠席し始めた子供を適切に復学に導く専門家の不足が大きいと思う。不登校児への対応はケースバイケースで柔軟性が求められるが、多くの場合、子供も親も教師も何をどうしてよいかわからない。経験の浅いスクールカウンセラーでは、復学に導く「しかけ」の設定はおろか、状況説明さえ覚束ない。
著者のような専門家や専門機関にはぜひ頑張ってもらいたい。また、親も教師も地域の人も、全ての大人が「大人」として社会全体で子供たちを見守り育てていく姿勢や仕組みも必要なのではないだろうか。
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ペアレンツキャンプ代表理事水野達朗氏の著書。過保護や過干渉が原因で起こる不登校に対して、訪問カウンセリングや家庭ノートチェック法を通じて親子の関わり方を変えさせ、復学させる。
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昔は嫌なことや苦手なことがあっても、子供にも親にも先生にも学校を休むという発想や選択肢がないため、まずは踏ん張らなければならなかった。しかし、不登校が当たり前の昨今、嫌なことがあると、目先の楽な選択肢を選ぶようになった。最初は作文が苦手だからといった軽い気持ちで休んだだけで週明けには登校するつもりが、ズルズル日が経ち、3か月たった頃には、友達にどう思われているだろうと、それが気になってついにひきこもってしまう。著者は家庭教育をコンサルティングすることにより、親への家庭教育支援をし、訪問カウンセリングを通じて不登校の子供に勇気づけを行う。待つだけではなく積極的に関与する支援を説く。
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この本は、不登校についての社会や時代背景を説明してありました。
実は、先に他の本を読んでいたのですが、
私はまず、最初にこの本を読むことを、おすすめします。
著者がやっている訪問カウンセリングでは、
「子供のことを知る」ことに対して、
ここまで(ゲームを同じレベルまで上げるなど)、
根気のいる作業をしていることを知ることができました。
私自身、本気で頑張らなければならないと気を引き締めました。
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過干渉、過保護になっていないか、改めて自分を顧みたい。子どもが失敗するのを邪魔しない、自分で乗り越える力をつけるのがまず大事。その上で不登校になってどう対応するかは、ケースバイケース。