紙の本
必携本!
2021/02/23 08:40
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投稿者:buroran_2nd - この投稿者のレビュー一覧を見る
国内で興味がある作家がいれば、この本とその続刊を参考にするのが、その作家を知る一番の道標になると思います。
am●zon他のサイトでは品切れのところばかりなので、ここで購入できて本当に良かったです。
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この人の他の作品も読んでみたいなって思うきっかけは、その作家の1冊が個人的に大当たりだったり、実写化して映画なり本なり手に取って気になってみたりがほとんどだと思うけど、じゃあ2冊目は何を読む? ってなったとき、わたし個人はデビュー作を読んでみて近著を読んでみることが多いです。ネットで調べてその作家のベストセラーを読んで近道してしまうことも少なくはありませんが、先にそれをしちゃうとハズレもあるとそこで終わらせちゃうのがもったいないですよね。
さて、この本はそれぞれの書評家や作家がこの作家はこの10冊を読んでおけば間違いない的なものをずらりと紹介しています。
10冊っていうところが憎かったり。3冊だと究極におもしろいラインナップになるだろうし、5冊だと均等にジャンル分けしてしまうだろう。でも、10冊となると、それいれますか!?的なこともできるし、そうきたかぁとうならせるような本も入れられるよね。
私個人、気に入った作家さんの本はかたっぱしから読んではいたつもりなのですが、藤田香織さんが選んだ角田光代さんの本たち、読んでいないのも多かった。読んでみようって気になるいいきっかけの1冊でした。
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好きな人が書いてるわけだから、当然否定的なコメントは皆無。それがダメって訳じゃないけど、書評集としてはバランスにどうしても難あり。作品数が少なくて、ここにはまだ出られない作家とか(最低10冊は要る訳で)、逆にキャリアが長すぎて、とか。気に入った作家さんを掘り下げていきたくなったとき、役立ちそうだとは思います。
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読んだことがない作家さんの本、何を読んだらいいのか分からない時は参考になると思います。ただ、数ページで10冊の本を紹介するので、掘り下げて語れないからか、今一つその作品の魅力が伝わってこないように思えました。
知らない作家さん、まだ読んだことがない作家さんがいるので、その10冊をまず読んでみようと思いましたが^^;
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「本の雑誌」で連載されていた「作家の10冊」の中から50回分を選び単行本化したもの。著作をほとんど読んでいるような作家さんの回は案内がとてもよくわかって楽しみながらもえっ?!10冊にこれを選ぶの?(不満)となったり、著作を全く読んでいない作家さんのはよくわからなかったり…10冊を選んだ方の好みももちろんあるでしょうね。例えば島田さんの10冊を選んだのは伊坂さん。なんか読んでいて嬉しくなりました。これから読みたいと思っていたり一冊読んで気に入ったので次は何を、というときの参考にはとてもいいかもしれません。
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月刊誌『本の雑誌』の連載、「作家の10冊」を書籍化したもの。
各界で活躍する執筆者が、それぞれ愛する作家を取り上げ、お勧めの10冊を紹介しています。
次に何を読むか決めかねている人、新しい作家さんに手を出したいけど何を読めばいいか迷っている人などにおすすめかもしれません。
「愛する作者を取り上げ」としているだけあり、熱量が凄くてその作家さんや作品に対する知識も豊富。雑学としても面白いです。どの方も10冊以上本をあげているので、結局どの10冊紹介されたんだったか、となることもしばしば。(各作家の紹介文末に最終的な10冊のまとめも載っています)
ちなみに執筆者は書評家、編集者、書店員の方などが多いですが、ひっそり作家さんも混じっています。伊坂幸太郎さんとか。
あげられている10冊をほとんど読んだことある! という作家さん小川洋子さんしかいなかったな……。
この機会に、初読の作家さんにも手を伸ばしてみたいです。