ゴリラが胸を叩くのは威嚇ではない
2020/03/15 20:47
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴリラが胸を叩くのは威嚇じゃないんだ!大人はみんな映画「キングコング」の間違ったイメージをすり込まれている。
ゴリラは戦わない、とても平和的な生き物で、サルやチンパンジーと比較して思慮深いのだ。そんなゴリラを間近で観察し研究し続けてきた山極先生の語りと、ゴリラが好きでたまらなくて描き続けいる阿部知暁さん。動物園はいけても野生のゴリラに会いになかなかアフリカまで行けない私たちにもメッセージがしっかりと伝わってくる。
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絵本なので大人には少し物足りなさを感じることもありこの評価です。子供にはゴリラに親しめるようになって、いい絵本だと思います。
巻末の新聞まんが?が面白かったです。
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https://www.youtube.com/results?search_query=gorilla+greeting
https://www.youtube.com/results?search_query=gorilla+language
シルバーバックのドラミングは2㎞先まで届く。群れ同士が衝突しないように、移動するときはシルバーバックが他の群れのシルバーバックとドラミングでやり取りをする。
ゴリラの穏やかさは知能が高いから?人間は知能が高いけれど、ある時は争い、ある時は穏やかだ。ゴリラの住処は自然豊かな場所で、食べ物を奪い合う必要がなかったから穏やかさを持つ個体が高く評価される社会を築けたのでは。
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ゴリラが胸を叩く行為を「ドラミング」といいます。意外にも「ポコポコ」という微笑ましい音がするそうな。「バシンバシン」と、いかにも凶暴そうな音がするようなイメージでした。ゴリラは凶暴だというイメージは、某映画によって植えつけられたのかもしれません。この本を読めば、争いを嫌い、愉快で、仲間思いのゴリラの一面を知ることができます。
また、良質な説明文に触れるまたとない教材にもなると思います。
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ゴリラとニホンザルの親子のかんけいがぜんぜんちがってびっくりした。ゴリラは、子どもがえさがほしいと表げんするとわけてあげるけど、ニホンザルは子どもがほしがるとおこる。ゴリラは人間に近いのかな。
でも、ゴリラはあらそわない。人間はあらそう。(小3)
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「長いあいだ、ゴリラが胸をたたく「ドラミング」は、戦いの宣言だと思われていました。ところがゴリラ研究者 山極寿一さんは、ゴリラのすむアフリカの森に入り、ゴリラと友だちになって、それは誤解だったと気づきました。平和に暮らしたいゴリラたちは、争いをさけるために胸をたたいていたのです。心やさしいゴリラたちのふしぎな世界をのぞいてみましょう。」