紙の本
1か所の難点
2015/10/25 21:20
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
振り込め詐欺の犯人グループが、誘拐に手を染める。意外だが面白い着想で、リアリティーもあり読ませる小説ではある。ただ、警察が犯人のアジトを突き止める件が、あまりにも安易。ここ1か所の難点が、せっかく楽しく読み進めてきたストーリーを陳腐にしてしまう。☆1つ減。
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誘拐犯人グループ、警察、被害者家族の3様の心情が描かれている。
例えどの様な事情があって犯罪は許されることではないが、犯人の知樹に心情的に肩入れしてしまう。
まだ続くような終わり方だし、アワノと巻島の新たなる戦いはどうなるのか、楽しみである。
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おもしろかった~!!でも、前作の内容忘れてる~~!!www しかもまだ続きが!?内容忘れないうちに、早く出版してください~~!www
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ドキドキが加速する後半、ページをめくるのがもどかしい。
オレオレ詐欺も、誘拐も許せない犯罪だし。特に子どもを人質にとるなんて親としては怒りしかわかない、の、だ、けど。犯人たちにどうしても肩入れしたくなってしまう。
巻島が鮮やかに解決してくれるのを期待しつつも、どこかで犯人たちがうまく逃げおおせてくれないか、とも思ってしまう。彼らに体温を感じるからか。
レスティンピース。こんどどこかで使ってみよう。
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これは今年一のミステリ作品でしょうか。
前作からもう11年も経っているけど、小説上は「バッドマン」事件から1年後ほど。
神奈川県警特殊捜査担当として、現在は振込詐欺などを担当している巻島警視。
話はある振込詐欺グループに勤務する知樹と健春兄弟が中心で、知樹は知的で健春はヤンチャだが仲は良い。グループには指南役参謀のレスティンピース・リップマン淡野君がいて、この人がなかなか良い。
グループは摘発されるが、淡野君は手入を察知し、また兄弟は運良く機転を利かし逮捕を免れる。
本筋はこの3人で実行する誘拐ビジネスである。しかもまだ日本では広まっていないこのビジネスを、日本における創業元年と位置付けるという壮大な計画である。まず実績作りのため、ぼんくら2世を一人誘拐し金を奪い、次には本格的犯行として横浜有名菓子屋の再建に貢献した若社長とその息子を誘拐し、1億の金インゴットを奪う計画だ。
巻島が指揮を執ることとなるが、淡野は才能が有り次々と優れた計画を実行していく。最初の受渡し計画も面白いが、今一歩のところで失敗。しかし第二の計画は振込詐欺手法との見事なコラボレーションで唸らせられる。伏兵(小川ではなかった)にやられたのは出来すぎだが、ラストは良い。
新たな若手女性総務課長や新人女刑事も加わり、WOWOW辺りで映像化準備は進んでいると見た。
そしてなによりリップマンだ。3での再会を楽しみに待っておこう。
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序盤の犯人パートをしっかり描いてるから、後半の三者三様のせめぎあいがそれぞれに感情移入させられ、よりスリリングなものになっている。次回作を匂わせるラストに全作の決め台詞までぶちこまれたらそりゃもう最高にテンションが上がります。
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前作に続いての第2弾ということで
購入して読みました。確かに前作を読んだはずですが
内容は思い出せません。面白かったことだけは、
おぼろげながら覚えているのですが。
今回は前回とは違って、刑事の”巻島”よりも、犯人のほうに
焦点があてられていて、ピカレスク小説のようで
なかなか面白いと思います。
トリックの設定もわりといいと思います。ただし最後の
結末に至る部分が少し強引というか、急にしぼんでしまう感じがして残念かなと。
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前作から10年以上経っているので、全く「バッドマン事件」が思い出せない!思い出せないから、巻島のすごさもイマイチ分からず、犯罪グループの主観で読み進めてしまった。結局、巻島登場でも主犯格の淡野は逮捕できず、次に続く展開に・・・出来れば、これで完結して欲しかった。
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「犯人に告ぐ」で初めて雫井さんを知り、やられてしまったわけだけど、この2は某所で評価が低かったためなんとなく今まで手を出せずにいた。でも、読んでみるととてもおもしろかった。思わず犯人の側についてしまい、成功を祈ってしまったほどだ。巻島警視と淡野の頭脳戦も深かったし、身代金受け渡しの場面はドキドキした。続編があるんだよね。
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なぜ15年ぶりに続編を書いたのかは分からないが、やはり面白いものは面白い。緊迫した展開、犯人たちの心理描写、どちらもお見事。ドラマ化かな。
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巻島警視達が、オレオレ詐欺グループを摘発。
誘拐ビジネス犯を追う。
巻島警視が犯人に何かを告げて欲しかった。
第3段を期待してます。
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11年ぶりの第2弾。
作中随所に、7年前の人質が遺体で見つかった営利誘拐事件とか、去年の「バットマン」事件とか、前作の事件が出てくるが、頭の中では忘却の彼方であり(笑)、久しぶりに再読してみようかな。
今作は、犯人側の描写から始まるせいか、あるいは一定の矜持(人質を殺さない)を持っているせいか、犯行後も二人の兄弟には逃げおおせてほしい、と念じながら、クライマックスの展開の頁を繰った。これって、ストックホルム症候群に似た感情?
最後に、主犯格のアワノが「レスティンピース」と、巻島に告げ、二人の今後の対決を暗示させるような終わり方であり、第3弾を期待して待つことにしよう。
再読記録に、再読のレビューを書きました。
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前作より面白かった。ページをめくる手が止まらない。巻島と淡野との続編に期待。お前はそれまで震えて眠れ。
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(ネタバレ)振り込め詐欺集団が誘拐ビジネスに着手。逮捕したい警察、身代金を受け取りたい犯人に対して、被害者家族はー。
犯人側の首謀者が謎めいていて終始不気味だった。続編で巻島捜査官との再戦を読みたい。
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創作物とはいえ、劇場型犯罪の巧妙さがよく伝わって来る。
最後、もうひとひねりあって逃げきれたら爽快だったかもしれない。