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この人のこと好きではなかったが見直した。
意外とまともなことを言う。最近の子供は大物の苦労時代を知らなくて、金儲けできる有名になれるという理由であっさり芸人だの絵描きだの目指す。農家のような必要な仕事が軽視されている。おおいに同意。
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先日、小学校の授業参観で道徳の授業をみました。感じた違和感。どうも先生が自分の腹から話をしていない印象でした。
そんなタイミングだったので、本書の内容にはかなり同意するところあり。古い時代の価値観を押し付けるような道徳の教科書の内容は疑ってかかるべし。自分の頭で何事も考えるべし。
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少しだけ前、どこの書店にも大量にディスプレイされた本書。一昔前、“おいら”調で自身の価値観を書きなぐっていた北野武の主張を思い出し、何とは無しに購入。期待感はそれほどなく、読了後の感想も「ふーん」といった感じ。何故か。
今回の書籍、あまりにも出版社側の戦略が見えすぎる。本書は、「こいつにこんな話をさせたら面白い」というギャップ法の企画書が先に出来た感がある。例えば、「福山雅治がアダルトビデオの文化について語る」、「ホリエモンが恋愛について語る」、「」まぁそんな感じだ。
つまり、北野武氏の全力は、この書籍からはうぶ毛ほども感じ取れない。いや、良いこと書いてはあるんだけども、なんとも。
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・いろんな価値観があったほうがいい。価値観がいろいろあれば、道徳だっていらいろあることになる。道徳というのは、価値観の上に乗っかっているもの。何の議論もなしに、「これが道徳です」と、数字の真理と同じ調子で、子どもたちに教えるのは間違いなのだ。それはひとつの価値観、あるいは思想を子どもたちの脳みそに刷り込むということ。ひとつの価値観で固まった社会はもろい。折れないように背骨を揺り動かしたり、力を抜いて柔らかくしてやるのが、いうなれば俺たち芸人の社会的役割。
・昔ながらの精神主義は、働きアリを作るのには都合がいいかもしれない。けれど、今の社会に必要な柔軟な想像力を育てるのには向いていない。
・他人の作った道徳が、すとんと自分の胸に落ちるならそれを守ればいい。けれど、そうじゃないなら、守ることができるかどうかわからない道徳を抱えて生きるよりも、自分なりに筋の通った道徳を作って、それをきっちり守った方がいい。
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本書を読んでまず感じたのは「森達也の影響を受けているのかなあ」ということだった。森達也はどちらかというとマイナーだけれど、近い業界にいるのだから、つきあいがあるおかもしれないなあ、などと思ったのだ。勿論森達也の作品をパクったとか、そういうっことではない。道徳の本質の捉え方というか、立ち位置がとても似ていると思ったのだ。
本書は表現は平易だけれど書かれていることはかなり難解だと思う。特に、反意的な表現が多いので注意しないと逆の理解をしてしまう可能性もあると思う。
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道徳の教科書が突っ込みどころ満載なら、
こちらもそれなりに突っ込めるところはあるかも。
第二章03のIT企業を戦国大名に例えるくだりは、私のお気に入りになった。
第五章03の昔の人の性根が据わっていたとのくだりも納得できた。
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北野武流の道徳観。くさいものに蓋をしている状況を歯に衣着せぬ調子で語っている。鳥や豚や牛や魚を食べているのに、子供には生き物を大切にするよう言う。喧嘩やイジメはダメと言いながら戦争や差別や南北格差や宗教対立は解消されない。真実を隠して都合良いように押し付けるのではなく、正直に説明して自分で考えさせようというもの。これは大賛成。
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面白かった。
うなずけるとこ多々。
道徳。
こう答えたほうがいいんだろうなって考えながら正しい答えであろう答えを口にしていた小学校時代…。
学校の先生に読んで欲しいなぁ〜。( ´ ▽ ` )ノ
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殿(オールドファンなので、この呼び方がいちばんしっくりくる)が読書家であることは有名だが、この本にも随所に、本当に殿はいろいろな本を読んで…それもおそらく、それぞれの分野の古典とか、名著と言われている本ばかりであろう・・・知識を吸収していることがうかがえる。そして、それらに殿の鋭い洞察力がプラスされていて、いちいちうなずかずにはいられず、まるで自分がうなずきトリオのメンバーにでもなってしまったかのように思える・・・って、オールドファンなあまりちょっとふざけてしまったが、本当に殿の世の中に対する鋭い視線にはいつも感服するばかりである。
もちろん、反論したい部分はいくつかある。だが、全面的に否定というわけではなく、殿の意見は意見として、納得できることが多いのである。又吉君の小説「火花」と同様に、殿の本も「たかが芸人の本」などではまったくない。むしろ、著述家などと偉そうな顔をしている人たちの中で、いったい何人の人がこのレベルの本を書けているだろうかと思う。気軽な本みたいなたたずまいでいるけれど、本当に現代日本に強烈に一石を投じていると思う。殿の足元にも及ばないが、こういう洞察力を持つ人間でありたい。
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さらっと読める本。
いろいろなテーマについて、道徳をからめて述べている一冊。
「元気なおじいさん」や「ウサギとカメ2015」など、時々あるおはなしがいい味をだしている。
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道徳を様々な観点から自己流の視点で語っています。
読む人によって、たくさんの記述の中で同意できる部分もあれば同意できな部分もあると思う。
道徳とは何なのかを考えるきっかけとして良い本だと思う。
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良心は道徳を編み出すかもしれぬが、道徳は良心をマヒさせるのみ。
こんな言葉にピンとくる人には退屈な内容だろうし、ピンとこない人には腹立たしいかもしれない。
ルールというものについて考えたことのない人は読んでおくべき本。
例えば、ルールに従っていれば自分は何一つ悪くなく、ルールを破った相手が非難されるべきである、というのを心底信じてる人は、いわゆる認識の木の実を食べてない子供のままの精神だが、
そういう次元から一歩踏み出すのに役立つ本。
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八百万の神様の話とか普段私も感じていること、でもうまく言葉にできなかった気持ちを言葉にしてもらって、スッキリ。これ読んでいろいろ考えるきっかけになるかも。
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道徳をどうとかいう人を信用しちゃいけないのかもしれないけど話は聞いておいたほうがいいかもしれません。
で、自分で考えてみる。
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北野武名義で出版しているので、結構まじめな内容だろうと思ったら、予想通り非常にまっとうな本だった。
道徳には突っ込みどころがいっぱいだという、お笑いの世界に生きていたからこその視点で書かれている。
お笑いをする人は常識を理解した上で、そこから不条理などこを見つけたり作ったりして笑いにするため、実は非常に常識的な人が多いと思っていたが彼ほどのビックネームになるとさすがに違うな。と思った。
基本的には道徳は時代や個人で全くことなる、それを教育として型にはめるのはおかしいではないかというのが筋にあって、道徳は自分で作っていくものだという結論になっている。