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記憶屋 1 みんなのレビュー
- 織守 きょうや (著)
- 税込価格:660円(6pt)
- 出版社:KADOKAWA
- 発売日:2015/10/24
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電子書籍
切ない恋物語
2021/02/16 03:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても切ない最後でした。まだ若いのにたくさんの想いを抱えて生きている記憶屋でした。
紙の本
ホラーではない
2019/01/22 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は、
「第22回日本ホラー小説大賞・読書賞受賞作」と、
宣伝されていますが、おどろおどろしい展開は皆無です!
それなりに面白かったです。
紙の本
記憶屋の孤独
2017/11/20 15:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る
依頼を受けて記憶を消すという、記憶屋。
なんにせよ人の記憶を扱うとなれば、私は、京極夏彦の小説に登場する、人の記憶を見ることができる男、榎木津礼二郎を思い出してしまう。
そうしたら、まるで榎木津礼二郎みたいな性格の男が、この小説にも登場するじゃないか。その奔放さ、言葉遣い、紳士であること、かわいい女学生が好きなことなど、まさしく、榎木津礼二郎みたいである。榎木津は探偵だったが、こちらは弁護士である。弁護士は、法律に関しては依頼を受ける職業だが、記憶に関しては、依頼をするほうの役回りだった。
他の小説だから関係ないとはいえ、人の記憶を見ることができるからこそ探偵になった榎木津礼二郎のような人物にとっては、もしも、人の記憶を消す人間が現れたら、商売の邪魔じゃないか、などと、心配してしまった。
しかし、この小説の主人公が、記憶屋を探し出し、その活動を止めさせようとするのは、商売の邪魔だから、ではない。
好きな女性の記憶の一部が消されてしまった。その「一部」のなかには、自分も含まれていた。それゆえ、まるで自分の存在が消されたかのような恐ろしさを感じてしまう。だから、たとえ依頼されたからでも、どんなにつらい記憶でも、記憶が残っていると命にかかわるかもしれない場合でも、そうやすやすと記憶を消してはいけない。
と、私怨と義憤の混じったような使命感と焦燥感で、主人公の遼一は、記憶屋を探し求める。
この小説は、ラスト1ページのために書かれたような小説だ。そして、その少し手前で、あの女性の消された記憶のなかに遼一との関わりも含まれていたのは、依頼をした方の意志じゃなくて、依頼を受けた方の意志だったんだな、とわかる。
もしも、人の記憶を消す能力なんてものがあったら、濫用してしまう危険がないだろうか。しかし、人の記憶を消すことはできても、自分の記憶を消すことはできないし、しかも、記憶を消されたその人の、その記憶は、記憶を消してあげた側の心の中に、残っていく。他人の記憶を消すたびに、その記憶が自分のなかに残っていく。それは、想像以上の重荷に違いない。
そして、記憶屋は、自分が記憶屋であることを隠し続ける。それは、愛する人との間にも、溝を埋めることのかなわない、孤独を抱え続けることになるのだろう。
紙の本
記憶屋
2016/11/26 09:55
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投稿者:こうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶を消してくれるという都市伝説の「記憶屋」その正体を探す主人公。嫌な記憶を消していいのかどうかを考えさせられる物語。
ホラー文庫ですがホラー感がなくミステリー要素が強くちょっとせつない話しでした
紙の本
ホラー?
2016/08/11 00:09
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投稿者:サクラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少なくともホラー感はなかった。
けど、ついつい引き込まれます。
読み終わったあとはしんみりというか、ちょっと切ない感じになりますね(*^^*)
でもとても面白かった!
私はよく、とにかく早く本を読んでしまうのですが、なんだかこの本はゆっくり味わって読むべき本だなと感じます。