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うだつの上がらない部屋住み侍たちの出世物語でもあり、想い人への一途な愛を描いた恋愛物語でもあり。草雲雀って、鳥じゃなくて虫(コオロギ)のことだったんだな。テーマは悪くないが、〈黒錘組〉の正体が何だかなぁ…。凛とした趣の表紙絵はいい。装画は村田涼平さん(『紫匂う』の人!)。
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L
中身は軽すぎる話ではないけれど、非常に読みやすい。数時間で読めるサックリもの。
部屋住みの清吾が幼馴染の伊八郎の出自にまつわる転身に巻き込まれる話。清吾、お人好しでおバカさん。最後まで成長なし。でもそこがいいところなんだね…唯一の剣の腕が人並み以上で良かったね。主役の清吾の素朴さよりも伊八郎の老獪相手の話ぶりの方が目立っていいキャラだった。
しかし、なんだか著者の目論見はよくわかんなかったな。成長物語でもなさそうだし。
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これまでに読んだ葉室さんの中でも、随一のへたれで、なかなか魅力的に思えなく読んでいました。
清吾と伊八郎の中も、良いのか悪いのか良く分からなかったし、どうにも釈然としないものを抱えていました。
最後の終わり方がとても良かったので、救われた気がしました。
みつの思いがとても強く深く、良かったと思いました。
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黒錘組?剣豪揃う男の中で女が一番恐ろしいという荒唐無稽なお話だが、嫌いじゃないぞ。出だしから面白くて引き込まれ、一気に読んでしまった。