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数多くの東映映画作品にプロデューサーとして関わった日下部五朗氏の自伝。
名監督や名優の知られざる素顔も面白いが、やっぱり『仁義なき戦い』誕生の経緯は、作品同様緊張感が高まる。脚本の笠原氏が「匂い」を付け、監督の深作氏が「熱」を作り、俳優たちが「華」を咲かせ、津島音楽が「色彩」を催した、この昭和の大名作の育ての親の貴重な証言。戦後映画史としても価値のある書である。
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映画界の裏話、面白かったです。
監督、主演俳優、原作者までは気にしますがプロデューサーについては、あまり知らなかったので、その仕事内容や、有名作品の製作舞台裏を知ることが出ました。
まだ観ていない作品を、観たくなりました。
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とある日の岡田社長いわく
「今度は、ふんどし芸者に金魚すくいをさせぃ!」
どうですか、このステキな言葉。
プレジデントのバックナンバー1000冊読み返したってこんなオトコ前な社長の言葉は出てきませんで。
あの頃の東映はアツい映画会社だったんですね。
映画というのはゲスいオッさんが作ったほうが面白いものが出来ることがよくわかります。
「仁義なき戦い」好きには必読です。