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現代俳句にいきる芭蕉 虚子・波郷から兜太・重信まで みんなのレビュー
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紙の本
文芸思想と作品評価の落差
2016/03/04 22:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:俳句タイソン - この投稿者のレビュー一覧を見る
従来古典俳諧と、子規以降の近代俳句には決定的断絶を見る文芸史観が一般的だが、実は人間の考える事は大して歩していないというか、江戸時代から現代までを貫く大きな文芸史観を痛感させられる、文学史的には革命的な一書。
が、本書から読み取れる史観を、個々の作品にフィードバックさせた際、意外に平凡な見解しか出てこない。即ち、個々の作品評価としては、従来の評価の域から、革命的に脱出は出来ていないのである。返す返すも、文学史的には極めて多大な意義のある一書なのだが、個々の作品の独創性を明確にするには、やはり別の方法が要求されてくるのではないだろうか。
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