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いい話で面白かったんだけど、イマイチ・イマニ。
「もいっぺん書きなおして欲しいなぁ。」と思える作品。
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200ページに満たない小品だ。
野球部を卒業し受験を控える高校3年生が、あるエピソードを通じて精神的に成長する姿を描くが、作者の意図は実現されたのか。
中途半端な感が強い。
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ほんとうにタイトル通り
胸の中がすっとするような
ピュアな気持ちにさせられるような作品。
いい意味で作り込まれた感のない、
自然でさわやかな青春の一コマ。
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せつないねぇ
「せつなさ」 と 「夏の終わりの風」を
描くと こんな風になるのでしょう
さわやかな余韻が残ります
あさの作品に登場する女性は
いつも 美しくけなげで つつましく
そのくせしっかりした自我をもっている
そこがまた魅力でもあるのですけれどもね
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あさのさんの本にはいつもいろいろ考える系の男の子と、それを受け止めるおおらかな男の子が出てくるのだな。
お兄ちゃん、できすぎでプレッシャーは分かるけど、もっとのびのびした明るい男の子の話がいいな。
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爽やかな高校野球ものを読んだあとでギャップがありました。
もっとぐるぐるどろどろした葛藤。きっと世の多くの(真面目な)高校生は、キラキラした甲子園よりこっち側な気がする。
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野球部を引退したら、空っぽになってしまった渓哉。
故郷美作を出て都会の大学に行けば、楽しい生活が待っているのかもしれない。
でも、それは自分が望んでいることなのだろうか。
親友の実紀は、きちんと自分の将来を見据えている。
未来が見えずにいる渓哉は、ある日偶然、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになる。
里香は美作に「逢いたい人がいる」と言うが…。
(アマゾンより引用)
可もなく不可もなく…って感じ
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岡山の美作を舞台に高校三年生の彼が将来のこと、実家の茶葉屋のこと、親友のことなど、必ず立つ人生の岐路を、爽やかな風が流れるように進むストーリーでした。岡山弁が多用されていて、妙に懐かしく可笑しくなんか良かった(^^)ぼっけえ、もんげー、でえらぁは、岡山三代veryだそうです(笑)(笑)(笑)
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暑い中涼やかな風が一瞬通るような爽やかさがある話でした。鮮やかな青の印象。これから物語が始まりそうな感じ。
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野球部を引退して気が抜けてしまい受験勉強にも身が入らない渓哉。
亡くなった父の代わりに地元に戻って家業を継いだ兄を
尊敬と同時にもやもやした思いを抱えていた矢先に
道に迷っている青江さんと出会った。
友達の旅館で温泉に浸かり食事をしながら
青江さんと話していくうちに
彼女が単に道に迷っていたのではなく
兄の元恋人として兄に会いに来たという事実と
渓哉にいつの間にか芽生えていた青江さんに対する思い。
若いのう。温泉入りたい。
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男子高校生、野球部、このシチュエーションの小説ありふれているのに、ちゃんと読んだのはこれが初めてかも。著者あさのあつこの出身地を舞台とした物語。何よりも渓哉と実紀とその他の方々と、美作の人同士の会話のテンポ、掛け合いが東北には無いやり取りで、好きになった。あさのあつこの小説は岡山県が舞台のものが多いのか、岡山県PR本ってくらい、岡山県の良さが詰まっていました。中身は予想出来る内容がトントンと進んでいく感じで、栄美の存在が終盤忘れ去られてるような気がして残念。実紀が渓哉を湯郷温泉に誘った理由、栄実の「いつか話せたら」の内容。栄美は渓哉のこと好きだったんじゃ?と最初から思っていたけど、どんどんと中身が里香メインになって、そのまま終わってしまった。
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高校3年生の渓哉は、岡山の温泉町の老舗のお茶屋の息子だ。野球部を引退し受験生モードになった8月、都会から来たらしい若い女性を幼なじみの実家の温泉宿へ案内することになった。その女性は、渓哉の兄と別れた恋人だった。
高校生らしい憧れのような思いと大人の恋の事情、割りきれない思いの渓哉に「透き通った風が」吹いたようだった。スポーツものではないけれど、野球は欠かせないものだった。実らない恋ばかりだったのに、さわやかだ。
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主人公が住む町に、美人がやってきた。
しかし、その美人は、主人公が住む町の観光地は知らないのに、町民しか知らないようなところは知っていた。不思議なその人に惹かれつつある主人公だったが、実は主人公の兄の元カノで、兄に会いに来たという物語だった。
後半に近づくにつれ、なんだか切なくなった。
色んな物語をかく、あさのあつこさんだが、こんなに切ないのも書くんだと思った。
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表紙を捲ると出てきた野球のイラストに思わず驚いた。私はいつも本を借りる時に表紙のイラストやタイトルで決めるのだが、偶然か自分の大好きな野球関連の話を手に取ることが多い。
今回の作品も自分が実際に行ったことがある「マスカット球場」が出てきて親しみを持ちながら読み進めることが出来た。
内容としてはなんの捻りもないThe青春の典型と言った形の作品だった。ただ、私が昨年実際に受験生だったこともあり、主人公が自分の未来を決めきれない姿や、自分の意思を貫いて行動出来ている身近な人に羨望の眼差しを向けている姿など、過去の私と重なる点がいくつもあった。
大学生となった今で尚、自分が将来なにになりたいのか漠然と決めきれていない。
そんな自分を後押ししてくれるような作品。
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映画「風の奏の君へ」が六月に公開される。原案になったあさのあつこさんの小説を読んだ。舞台は岡山県の美作(みまさか) 市。著者の故郷で、ベストセラー本『バッテリー』もここで生まれた。
ゆったりと流れる時間を、風を感じる物語に出会えた。
大原町の古町で生まれ育った渓哉は、実紀や仲間たちと野球を続け、地方大会二回戦で高校生最後の夏を終えた。
「自分はこれから何をしたいのか」
親友の実紀は将来なりたい自分がある。焦燥感で受験勉強に身が入らない渓哉の前に、一人の美しい女性が現れる。
兄の淳也は、急死した父の葉茶屋「まなか屋」を継ぐため美作に戻ってきた。
兄に逢いにやってきた里香に淡い恋心を抱くようになる渓哉だが…
紺碧の空が広がり、麦藁帽子が風に舞った夏も過ぎ、茶葉の香りとオルガンの心地よい音色に包まれる。いつの間にか秋茜が飛ぶ季節を迎えた。
美作の風景を思い描きながら心がゆるりと解きほぐされていくようだった。
青春のただ中で彼らを揺らし続けるもの。大人になれないもどかしさも、恋心も、いつか「一人でも大丈夫」と前を向いて歩き出せるよう、そっと背中を押してくれる物語でした。