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年末から風邪をこじらせてしまい、今年のお正月は散々でした。
ずっと家にこもっていたので本ばかり読んでます。
まずは、今年1冊目。
百田尚樹著「フォルトゥナの瞳」読了
久しぶりの百田の本。
数年前から政治的発言が目に余るようになってきて敵を多く作りすぎたね。
本さえ読んでないくせに批判する奴らもわかってねぇくせにやかましいわ!と思うが。
と多少持ちあげたいのだが、この小説はたいした内容ではなかった。
もうじき死んでしまう人の体が透けて見えてしまう主人公の物語。
知らなくても良いことまで知ってしまう辛さ・・・ってのを、ちょっとごちゃごちゃと書きすぎている。
気持ちが行ったり来たりするのはわからんでもないが、もうちょっと整理して書いたほうがテンポが出るのに。
百田の小説はテンポが良かったのに、これはちょっとそういうのが良くなかった。
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百田さんの作品は数作読ませていただきました。
この作品もこれまでの作品とは違った感じでよかったです。
いろいろ考えるよりも、先に先に読んで行ってしまいました。
葵さんはなんとなく途中からそうではないかなと。。
最後は切なかったですね。
面白かったです。
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あらすじを読んでとても嫌な気持ちになるのではないかと思ったのだが、結局買って読んでしまった。主人公の人物造型がとても魅力的。文章もリズムがあってさすがに上手い。でも、やはりこの読後感はなんだろうか。読む前の嫌な予感は的中していた。影法師の文庫版で復活されていたラストを読んだときに似ている。人間の持つ残酷さを見せつけられる。確信犯だんだよなあ、この人。
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人の死がわかる能力を持ってしまった主人公。
ホント、いらない能力だと思う。
全体的に暗い。
そして、切ない。
やっぱり女性はしたたかで強いと思いました。
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相変わらず話の展開がうまい。非常に読みやすく、短時間で読んでしまった。話の筋自体は珍しいものではないが、話のテンポがよく、非常に楽しめた。次回作に期待。
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祖母が亡くなった時、佐賀に帰る飛行機のお供に買った本。内容が、もうすぐ死ぬ人が分かる能力を持ってしまった男性の話で、祖母の死にショックを受けている私には辛くて辛くてたまらなかったです(苦笑)なので、休み休み読了。
死期が迫っている人の体の一部が透けて見える能力って、そんな能力絶対いらない。そして自分の体は透けて見えないから、いつ死ぬかもわからない。大切な人がもうすぐ死にそうって分かって、平然と一緒に過ごせる自信はない。そんなこんなで私はいらないけど、その力が身についてしまった主人公。
人助けに使ったり、事故を防いだりするものの、その代償が大きくて。。。
力を持った時、力を使った時、力を使わずに生きようと決めた時、様々なところで葛藤があり、人間臭さを感じる。
その他大勢の死と大切な人との生とを天秤にかけたとき、私はどう行動するのだろうか。
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好みの問題だと思うけど、あんまりおもしろくなかった。
出会いも、何となく結末が分かってしまう伏線で、最後まで想像通りに進んでしまったので、物足りない。主人公が、普通ってのもワクワクドキドキに欠けるなと。
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4時間で一気読み。
最後、やや胸糞悪い、、
ただのハッピーエンドではないところが魅力なのかな。
ストーリーに引き込まれた。
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作者らしい、エンターテイメント性にあふれるsF作品。
読みやすく、同じ能力を持った者同士のややこしい部分も上手に説明されているので、あまりこんがらがることはなかった。ただし自分の死期が分からないという設定には若干の無理がある(でもこれがないと物語が成り立たない。)
主人公慎一郎の優しい人間性が端々ににじみ出ていたが、その描写が多すぎた感がある。途中で「お前の優しいのはもうわかったから・・・」って言いたくなった。
同じ能力を持つ、医者と恋人のスピンオフが短編で出ると面白そう。
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幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり……。生死を賭けてた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。
ーーー
やはり百田直樹、間違いない。
慎一郎の揺れ動く気持ちがよくわかり、とても辛い後半を抜け、最後には電車にもかかわらず涙をこらえきれなかった。
葵にも力があるとは思っていたが、まさか同じ力だとは。
イブの朝に会いたいと言った葵は、命を助けてくれた慎一郎を助けない選択をしたことになるのだろうか。
こんな力が備わってしまったら、外を歩けないどころか、かぶった布団から出られなくなりそうだ。
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帯の感涙必至。に、惹かれて(笑)一気に読みました。切なくて、読んでいる私も胸に痛みが・・(^-^)。
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現代の塩狩峠
誰にもわからない自己犠牲。その葛藤を克明に描写している。
エピローグで読み手のもしかしたらにちゃんと応えてくれる。
安心感を持って読める。
百田流エンターテイメント。
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多くの方がそうであるように、私も帯の「感涙必至」に釣られて泣く気満々で手に取りました・・・が!それ程でも無かったかなぁ。。ファンタジー要素が主だからなのか、主人公の気持ちにイマイチ共感できなかったのが、個人的に残念。でもラストの展開は「えぇぇぇぇ!」という感じで、こういうところは百田さんホント上手いなぁ、と思いました。気負わずに一気に読めます。
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帯に書かれているほど号泣はしないが、主人公が負った運命に対する選択の過程について丁寧に書かれていた。
泣けるかどうかはさておき、とても引き込まれる内容だった。
個人的には、登場人物が皆さんすごく人間らしいのが好み。
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なんだかんだ言っても百田尚樹作品は楽しめる。自分だったら、恋人にすべて話して良い方法がないか話すけど。そうならないのが小説なんだなぁ。