紙の本
ラス前?
2015/12/27 09:14
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投稿者:yasu - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙士官学校って10巻で終わるとあとがきで読んだ気がするけど、そうすると今回の巻がラス前となる。でも、謎がありすぎて、とても、後1巻で結末がつくとは思えない。もしかして「前哨」が完了して、新たのシリーズが始まるといいな?
相変わらず、敵の裏をかく展開が痛快。これからもずっと続けてほしい。
電子書籍
リアルなSF、だけどラノベでかつ深い
2015/12/20 21:13
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投稿者:TawashiSTK - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィクションだが、考証がしっかりしていて、とてもリアルに感じる。
何千年も前から科学技術を進歩させてきた、しかもコミュニケーション可能な異星人が地球にに降臨したら……というIFが、しっかりシミュレートされていてとても説得力がある。
9巻では、ついに未開惑星の地球も、「粛清者」の襲撃を受けることになる。迫る地球人類存亡の危機。しかも、「粛清者」は戦術ドクトリンを変更し、これまでにない方法で侵攻してきたのである。
端役でも、個性豊かで、また現実にもいそうな等身大の人物像で、一人ひとりが価値ある存在として活躍する様子も見逃せない。クライマックス直前の、最後の戦いを控えた、胃が痛くなるようなじれったい戦いも、リアルかつドラマチックに描かれて、読みごたえがある。
全体を貫く「あらゆる状況を鑑みて考え抜くこと」というテーマが、一読の価値を有すると思う。3回読んでも飽きがこない、濃い内容だった。
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粛清者の尖兵がやってくる。地球は大慌てで脱出と避難を開始する。一方で地球防衛は恵一たちの手に。粛清者たちが襲い掛かってくるが、新兵器、新戦術に翻弄される。果たして死闘の果てに地球を守りぬけるのか。
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地球防衛戦まだまだ序盤、といった感じ。どうなるのかなー…これまでの流れから考えると無事防衛出来るような気もするけど、守れずにロストゲイアーパターンに入る可能性も否定はできない…。
次も楽しみ!
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前半は、モルダー防衛戦から地球へ戻っていく地球人に対して、。
「君たちは評価されないかもしれない、それどころか非難されるかもしれない」
という予告。
後半は実際に里帰りした16歳の少尉(地球では佐官待遇)が、中学の同窓生にどう迎えられたかにポイントが置かれている。
物語として面白いのは勿論として、今の社会状況をそのまま鏡として写しているようにも思えてならない。
「命を懸けて尽くしているのに君たちは評価されないだろう」
というこのスタンスは、実際に、設立当時から自衛隊が守っている訓示の内容に即応しているし、
16歳の依田少尉がかつての級友から浴びせられた「おまえは人殺しだ!という非難、左翼政党が安保法案に対して浴びせる「戦争法案、戦争ができる国作り」という非難と、構造がとてもよく似ている。
だからこそ、依田を庇ってその少年を糾弾する少女の坑道がとてもスカッとして感じられるわけなのだが……。
これらが正しく感じられるかどうかは別として、考える材料を与えてくれる事も間違いないように思われる。
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イマイチだぞ?
なんかキレが悪いなぁ。新しいメンバーが登場したからかなぁ。戦闘シーンもイマイチだなぁ。
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ぬおわおー
これが本当の実戦ってかんじだ。これまでは、訓練と、試練と、インターン。
今回が初めての実戦だ。自分達が中心となって守るってのは、やっぱりこれまでとは全然違うなと読みながら思う。
美しい自然、母なる地球をエルダーのようにしない、というのは陳腐な台詞だけど、やっぱりそこにつきるなあ。
でも、アリサカが思い悩むところをもっともっと見たいという矛盾もある
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ついに始まった粛清者の太陽系侵攻。
防衛にあたる恵一たち。最悪の事態を想定し、少しでも被害を減らそうと「その日」のために努力を続ける地球の人々。
恵一たちは選ばれたエリート中のエリートだけど、そうでない地球人たちも自分にできることを、与えられた場所あるいは自分で選んだ場所で、精一杯全力でやり続けています。エリート以外の名もなき人々の奮闘が愛おしい。
もちろん、依田の友人の伊藤のように事態を正面から受け止められずに、鬱々とした気持ちがあらぬ方向に噴出してしまう人間もいるのですが、それでも大多数の地球人がやれることを精一杯やっているのだと思いたい。
その人々を守るための恵一たちの戦いが真の意味での防衛戦がはじまった9巻です。