紙の本
畠中作品にしてはおもしろくない。
2015/11/27 20:46
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、畠中作品の中では下のほうにくる。登場人物がごちゃごちゃしてつかみづらく、それでいてあまり魅力的でない。明治時代と妖という組み合わせは悪くないが、その割に時代背景や風俗がそれほど反映されているともいえず、「しゃばけ」シリーズのような吹っ切ったおもしろさにも欠ける。
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滝さん、原田さんのコンビ、いいわ~。
そして、お高さんの粋なかっこよさ。
でも、あのお薬はパス(笑)
人に交じって暮らす、人ならぬ者たち。
その中に、仏像までとは。すごい発想だ~。
廃仏毀釈、悲しい歴史。
だけど、それでも、立ち止まってはいられない。
人も、人でないモノも。
このシリーズ、好きだけど、完結っぽい雰囲気もあり。
どうなるのかな。
しゃばけとつながったりは、しないのかな。
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20160625 読了。
図書館にて。
きっかけ: 1巻の妖モダンの雰囲気がすきだったので。
「しゃばけ」シリーズで言うなら妖達の人とはちょっとずれたもの考え方が良く出ていて、「しゃばけ」のほんわかモードとは違う、怪しさ、怖さ、冷徹さ満開な作風(でもその中にと仲間を想う優しさや暖かさもある)がすごくツボだった第一巻。
なので、二巻が出たと聞いてすごく嬉しかった!
が、まず第一に雰囲気は好きだったけど
第一巻の話の内容を断片的にしか覚えておらず、主役二人以外の登場人物が分からず。
第二にそもそも作風なのか、登場人物の誰が人為らぬものなのか、なにが化けているのかが明言されず、不思議な出来事が妖の仕業なのか、人の手によるものなのかもあまり語られないので時々迷子に。
結果、あんま良く解らずに終わってしまった。うーん。難しい。
なんか、連作のためか一巻より複雑だったような。
もう一回 読もうかと思ったけど、ややこしい展開を思うと… 機会があったら一巻から通しで読もうかな。
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明治時代、銀座の派出所にいるふたりの巡査を中心に繰り広げられるお話。なんとなくコメディっぽいけど、死人出ます。
2章までは他ごと考えながらつらつらよんでて、3章くらいから面白くなってきて、4章からいっきよみした。
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+++
にぎやかなキャラクター達の織りなす楽しさ、軽妙さに加え、恐ろしい妖の要素で背筋がぞくっともさせられる、「明治・妖モダン」シリーズ絶好調の第2弾!
明治21年の東京・銀座。巡査の滝と原田は、日々持ち込まれる事件や相談事の解決に奔走する熱血漢コンビ。だがこの二人と仲間たち、時折何やら人間離れした「妖(あやかし)」の姿をも見せるのです……!?
不忍池の競馬場、女学生と結婚事情、頼母子講+宗教的な集まりなどなど、明治の風俗がたっぷり楽しめる、1話完結の痛快な謎とき短篇集。さらに全編を通して、廃仏毀釈によって消えた寺と仏像の大きな謎もドラマチックに描かれる会心作です。
+++
明治の銀座の派出所の巡査・滝と原田、そして彼らがたびたび顔を出す百木屋に集う面々が、巻き込まれ、持ち込む事件とその顛末の物語である。ただいささか常と違うのは、どうやらこの面々、銀座で普通に暮らしてはいるのだが、ただならぬ者たちであるようなのである。その辺りの可笑しさ、痛快さも興味深く、舞台が現代ではこうは上手くいかなかっただろうと思われて、江戸から明治に替わりはしたが、まだまだ一歩踏み入れば江戸の色の濃い混沌とした時代ゆえの大らかさも見て取れて、物語に深みを出している印象を受ける。あまりにも世の中が変わり過ぎて、なにが起こっても驚かず受け容れてしまえそうな時代だったのかもしれないと想像したりもしてしまう。事件も廃仏毀釈がらみで、祟りだのなんだのと混沌としているのもこの時代らしい。これも長く続いてほしいシリーズである。
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ぶつぶついいながらも有能に押し付け仕事をこなしていく様子が面白いです。反面、ちょっともやもやした物足りなさも感じました。
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シリーズ二作目。明治の世になりいっきに近代化が進んだ東京で起こるさまざまな事件。廃仏毀釈に伴って失われた五寺五仏の謎を追って奮闘というか振り回される(笑)巡査二人組。コミカルでありながら、どこかしらひっそりと怖さも感じられる作品です。
全作でも登場したさまざまな人間と人ならざる者たち。でもその区切りって実に曖昧で、人の心に魔が棲むのに比べたらぜんっぜん可愛いものですよねえ。けっこうどろどろした部分もあるのだけれど、すっきりとした読み心地でした。
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『明治・妖モダン』の続編。江戸から明治に時代が移って間もないころ、人に紛れて人として生きている「人の理から外れた者達」の日常や彼らが関わることになる事件を描いている。今回は廃仏毀釈で5つの寺が壊され仏像が持ちだされ、僧が行方不明になった村にまつわる出来事に、今は銀座の派出所で巡査となっている滝・原田などが関わっていく。
話の展開や、登場人物のある人達が、実は仏が人として生きてる姿だったという設定が少々わかりづらいように思う。妖かし達に、妖かしらしさがもう少しあった方が楽しいと感じた。
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すきな作家さんですが、これは私には合わなかったようです。
明治の時にも、人でないものはいるはず。江戸から呼び名は変わっても続いている時なのだから。。。
銀座の駐在所にいる二人のお巡りさんは、どうやらそういう存在なのかも。
そして、今回二人が係ることになった人たちは、事件は・・・
なんとか読み終わりましたが、結構時間がかかりました。
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心残りがあるけどそれが人生なのだなーあ
面白おかしく人の世に紛れて生きるのもそれはそれで楽しそうだ
それぐらいの気持ちで人である生き物も生きるとよろしい
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にぎやかなキャラクター達の織りなす楽しさ、軽妙さに加え、恐ろしい妖の要素で背筋がぞくっともさせられる、「明治・妖モダン」シリーズ絶好調の第2弾!
明治21年の東京・銀座。巡査の滝と原田は、日々持ち込まれる事件や相談事の解決に奔走する熱血漢コンビ。だがこの二人と仲間たち、時折何やら人間離れした「妖(あやかし)」の姿をも見せるのです……!?
不忍池の競馬場、女学生と結婚事情、頼母子講+宗教的な集まりなどなど、明治の風俗がたっぷり楽しめる、1話完結の痛快な謎とき短篇集。さらに全編を通して、廃仏毀釈によって消えた寺と仏像の大きな謎もドラマチックに描かれる会心作です。
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江戸から明治へと時代が移り
人ならぬものもまた新たな時代へ迷いこむ。
今一つすんなり頭に入っていかなかった。
【図書館・初読・2/2読了】
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【市図書館】前の話がうろ覚えでしたが、思いだしながら読めました。『アイスクリン強し』『若様組参る』から何人かがちょろっと出てますね。西洋菓子店、繁盛しているようで何よりです。若様組と合わせて続きが気になります。
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【収録作品】序/第一話 赤手と菜の花/第二話 花乃と玻璃/第三話 モダン 美人くらべ/第四話 闇の小道/第五話 上野の競馬/第六話 祟り、きたる/終
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「明治・妖モダン」の続編。
幕末の時代、甫峠村というある地方の村で行われた廃仏毀釈に絡んだ祟りの噂に、銀座煉瓦街の巡査たちが巻き込まれていく。
江戸時代から地続き・時続きの東京という場所で、人ならぬ者が人となり、人の世に紛れ込んでいく。前作と同様、雰囲気はよく出ていて良かったと思う。あの人もこの人も実は、、、で意外だったり、廃仏毀釈の祟りに絡んだ事件の真相も興味深く読めた。ただ、もう少し妖しの要素を強く出しても良かったかな。描き方が分かりにくいところもあって、危うくスルーしてしまいそう。楽しい面々ではあるので、シリーズが続くのを期待。