電子書籍
類書のなかでもベスト
2018/08/09 12:22
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
句読点の打ち方、文章の書き方、非常に参考になります。学校教育ではあまり重視されませんけど、社会人になって文章を書く機会が増えた方は、一度この本で文章の書き方をじっくり勉強することをお勧めします。最近、この手のホンは増えてますが、その先駆けとも言えるこの本が一番身につきます。
紙の本
不変の名著
2017/09/04 12:25
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
句読点の打ち方、文章の書き方、非常に参考になります。学校教育ではあまり重視されませんけど、社会人になって文章を書く機会が増えた方は、一度この本で文章の書き方をじっくり勉強することをお勧めします。
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旧版は二十数年前に読んだはずですが、ところどころ記憶がなかった。というか、当時は理解できていなかっただけかもしれないけど…(笑)
当時はものすごく感銘を受けて、ショックだったなぁ。
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国語の授業の中で作文を書く機会は多々あったが、そこで教えられるのは『何を』表現するかに主眼を置いており『どのように』表現するという作文の技術についてはほとんど教えられた記憶がない。
社会人になってこの本を読んだが、今まで自分が書いてきた文章が間違いだらけであることに気づかされた。感覚的に読点を打ったり段落を変えたりと本書の悪文の例に掲載されても不思議でない文章を書いてきたと思う。自分の誤った作文技術に気付けただけでもこの本を読んだ価値があると思った。
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仕事柄文章を書くことが非常に多い。自分が書いた文章を読み返して、分かりにくいと思うことがままあったので、勉強のために本書を購入した。
修飾の順序・テンの打ち方のところは特に勉強になりました。書き上げたけれどもまだ提出していない書面に活かしたいと思う。
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例文が多く、多くの気付きを得られた。
言葉の並び順、句読点の使い方についてはしっかりマスターしたいところ。
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日本語文の書き方を詳細にかつ、わかりやすく示した書籍は他に知らない。
これまで書いた文章がいかに適当に書いてしまっていたかを思い知らされました。
本書を読む前と読んだ後では書く文章に違いが出ます。
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確かに全章読まなくても5章くらいまでは読んでおきたい。つまりはよい文章をたくさん読んでいたら何かしっくりこないなあとなるのかな。
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”日本語”の作文技術について解説された本.日本語というのがポイントで,日本語だからこそやるべき工夫が端的に書かれていた.個人的には修飾語の配置の仕方はとても参考になった.日頃から修飾語の配慮がかけているせいで誤解の生まれやすい文章を量産していたので,この本をきっかけにわかりやすい文章を作っていきたい.一度読んでかなり改善ポイントがわかったが一度間を置いて再度読み直す価値があると思った.文章を書く・書かない問わず日本語を使う人は一度読んでおきたい本であった.
以下各章に書かれていた要素のさわり
2章
・修飾する側とされる側の距離感に注意.
3章
・節を先に,句を後に.
・長い修飾語ほど先に,短いほど後に.
・大状況,重要内容ほど先に.
・親和度(なじみ)の強弱による配置転換.
4章
2つの句読点の原則
・長い修飾語が二つ以上あるとき,その境界にテンを打つ(重文の境界も同じ原則による).
・原則的語順が逆順の場合にテンを打つ.
・筆者の考えをテンにたくす場合として、思想の最小単位を示す自由なテンがある.
5章
・漢字は「わかち書き」に当たる役割を果たしている.
6章
・題目を表す係助詞「ハ」で文の題目を表す.
・対照(限定)の係助詞「ハ」.
・「マデ」は期間を表す.「マデニ」は時点を表す.混同することなかれ.
・接続助詞の「ガ」は「そして」という程度の,無関係なものを繋げるだけの使い方がある.それ故に無意識のうちにチグハグな解釈をしてしまう可能性があるので要注意.
・並列の助詞「ト」「モ」「カ」「トカ」...etcは最初の単語の後につけると最も良い.英語とは逆である.
7章
・段落は思想表現の単位である.長いから,短すぎるからという理由で改行を決めてはいけない.
8章
・紋切型は使いやすい,だけどそれは自分の思想を正しく表していないことがしばしばなのでしっかりと抗っていこう.
・繰り返しの表現は故意にしていない限りは座りが悪くダサくなってしまう.
・自分が笑ってはいけない.最も心を動かしたい場面でこそ描写は正確にする.紋切型の時のように擦られてきた不正確な表現を使ってはいけない.
・体言止め情報を圧縮するために使われてきた手法.これも意図的に使うのではないならやめるべきである.下品そのものと言えよう.
・ルポルタージュの過去形.時制にもしっかりと気を配る.今も進行しているような現状を伝えるなら現在形を用いるべきだし,かつて取材をした時点の話をするなら過去形を用いるほうがよいし末尾の落とし方で情景が全く様変わりする.
・サボり敬語.敬語の「ダ」「デス」は本来,連用形・終止形・連体形は接続しないため,「あぶないです」「うれしいです」「よかったですか」とかは違反している.できれば注意したい.ただ,最近はそれがダメという感覚がよっぽどの人でないと感じないと思うので注意が払えたら払っていきたい.
9章
・今までの章のルールが守れた上で文章を書いたら必ず読み直そう.句���の打ち方や僅かな文章表現の違いで読みやすさが大きく変わる.素人は音読をして確かめたほうがいい.
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論理的にわかりやすくまとめた作文技術を本です。これまでよく理解していなかった句読点の使い方を懇切丁寧に解説していて、一応わかった気になりました。これから意識的に気をつけて作文して行きたいです。それにしても紋切り型表現についての攻撃は凄まじかった。楽な表現に安易に頼るのはダメなんですね。
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長い修飾語は前に、短い就職語は後ろに。
なじみの強弱による配置転換。
大状況から小状況へ。
長い修飾語が2つ以上あるとき、その境界にテンを打つ。
語順が逆順のとき、テンを打つ。
紋切り型とは、誰かが使いだし、それが広まった公約数的な便利な用語。ただし、古臭く手垢で汚れている言葉。
安易に使われやすい。マンネリな文章になる。
落語家は笑いのときは、自分は笑わない。まじめに、真面目を感じさせないほど自然にまじめに。
書く人が面白がっていては面白くない。美しい風景自体は美しいといっては美しいと感じない。
読者を怒らせたいとき、泣かせたいとき、感動させたいときも笑いと同様、書く人は淡々と素材を出すだけ、起こったり泣いたり感動してはいけない。
体言止めの多様は下品。
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絶対読むべき!!
学校では教わらない日本の「文法」について解説されている
2度3度読む価値あり。文書を書く際に、都度「何かが変だ」という感覚を養うことができる
間違いない一冊!
解説だけではなく、良い例と悪い例の比較がされているので
自分でも「そんな文章を書くことがあるな」と思い、確認できるのがよいところ
■ 日本語の作文技術の基本原則(初級レベル)だけでも大変役に立つ
1. 修飾する言葉とされる言葉が離れぎないこと
2. 句を先に、詞をあとにする ←この辺りGreat
3. 長い修飾語は前に、短いほど後に ←この辺りGreat
4. 重要な言葉ほど前に ←この辺りGreat
5. 親和度(なじみ)の強弱による配置転換
6. テン
6-1. 長い修飾語が2つ以上あるとき、その境界にうつ(長い修飾語)
6-2. ある語を強調するため、修飾語の語順が原則の逆順になる場合にうつ(逆順)
(奥村)
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修飾語句の配置に関する解説は見事でした。
でも彼の口調がちょっと雑でした。
日本語論としても読めます。
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まったく気にしていなかった読点や修飾語の位置に気をつけるようになった。だけど、合州国(合衆国)のくだりは聞き分けのない子のようでした
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論文の書き方でも文章の書き方でもなく、とにかく"文"の書き方を解説。わかりやすい文を書くことに重点をおいて、修飾の順序や読点のうち方といった基礎的な理屈を丁寧に説いている。ここで紹介されている技術を習得すれば、名文かどうかはともかく、とりあえずは誤解のない明解な文が書けるようになると思う。
しかし、社会人院生(あるいは大半の社会人)には、この本ですらオーバースペックなんじゃないかという気もする。学歴やキャリアに関わらず中学・高校レベルの読み書きができる人はそう多くないし、いわゆるビジネス文書の大半はこの本が想定するよりはるかに低い水準で作成されているのが現実のところではないか(自分も含めて)。もう一段二段水準を落とした本が社会人(院生)には必要だと思う。