紙の本
最新の脳科学の理解にうってつけ
2016/03/11 14:58
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投稿者:枯甃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脳死体験や死後の世界について分かりやすく話が進められている。
別段「死が怖い」から読んだわけではないが、脳の働きを知る上で有益だった。2時間ほどで読み終わる。
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臨死体験が単純に脳の現象と考えるのはどうかと最近疑問に思ってきた。死に対する感じ方は、若い頃と今では違ってきた。
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【「知の巨人」が到達した究極の死生観とは】「死はこわくない」。75歳の今も精力的な取材を続ける立花氏。臨死体験研究、がん闘病を越えて見出した理想の「死」のかたち。
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死について、臨死体験について、意識とは、脳の機能
についての内容。
臨死体験は、死の直前の脳が見る夢のようなもの。
死とは、夢の世界にはいっていく感じに近いもの。
温かい・美しい・光の中にいる感じ。感じる全能感って
やはり死が怖い、辛い、痛いものだからバランスを
とるために脳が意識する夢ではないのか。。。
この内容で死はそんなに怖くないとは思えない
感じがします。
意識というものは複雑性、蜘蛛の巣のネットワーク
から起こってくるもの。だから機械やシステムも
意識は持てる。という理論は面白いと思います。
機械が意識を持てる。そのうえで自主性を持つ
ことになった場合にはロボットが世界を支配する
時がくる。という論理も
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テレビ NHK特集のまとめ、要約みたいなもの
結論は、まだ。
しかし、いろいろな角度からアプローチから研究がすすんでいる
特に臨死体験は、人間が死ぬときに見る夢みないなものというのは、ほぼ結論づけられると思う
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脳死、臨死体験の研究で有名な著者。自身でも2度の大病を経験され、今語るのは、死は怖くないということなのか、と興味を持ち手に取りました。
本書は哲学的な内容ではなく、死を迎える際に、脳からは快楽物質のようなものが発せられ、それが臨死体験を起こすということが紹介されています。
だから死は怖くない、ということには直接はならないのだとは思いますので、まあ、タイトルはもしかすると著者の意向とは別のところで決まったのかもしれません。
本書は、いくつかの雑誌等に掲載された内容をまとめた1冊なので、この次は死に関する、立花氏の本格的な作品を期待したいところです。
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死について考察したインタビュー、講演、対談の記録。死の間際には、幸福感を感じさせる神経伝達物質セロトニンが脳内で大量に放出される。よって、死の瞬間には、夢の中に入っていくような心地よさがある。臨死体験でも「幸福感」に包まれるという報告が多くなされている。なるほど。それは早く体験してみたい(笑)。意識は、脳の特定の分野に存在するのではなく、脳の情報と情報の「つながり」が作るネットワークによって生み出されているというのも面白いと思った。
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NHKスペシャルで見た内容を本にして、その関連文書を一冊にまとめたもの。精緻なものは分からないが、結論だけはよく分かるのでかえってありがたい。要は臨死体験は死ぬ時に大量に放出されるセロトニンのせいであることが分かっている。しかし、そのその科学的なものがすべての回答ではないとも言える。切り口一つであの世はあるという考え方も否定できない。講演で聞くと、死んだらゴミと思うか天国で見守ってると思うかと聞くと後者と答える人が多いそうだ。そこは死んでみなくては分からないとのこと。どちらにせよ夢の世界に入れるのだから「死はこわくない。」
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看護学生への講義の下りがおもしろい。
いろいろな本を読んでおり、本の紹介が素晴らしい。
やはり、知の巨人であると感じる。
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知の巨人の本、実は初めて読む。
死を科学する。
なんだか禁断の感じだけど面白い。
まだ、Expectingという域には達しないけど、やっぱり死は怖いのだけど、少しだけ恐怖はやわらいだ気がする。
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田中角栄研究、脳死、臨死体験、宇宙からの帰還、がん、などこの30年、どれほど立花氏の本で新たな知識を得たことか…
ご自身もがん手術を経験され、「死とは」を改めてまとめた本です。
ラットを使った実験では、死の直前、ゆらめきのような電気信号が脳内を走るそうです。
臨死体験とは、単なる脳内物質(セロトニン?とも)の見せる夢のようなものなのか、それとも本当にあの世につながる何かを体験するのか。
立花氏は、生に対する執着が薄れると死が怖くなくなる、と。
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インタビュー、対談、スピーチなど。人の脳には記憶を都合よく生み出す機能(フォールスメモリー=偽りの記憶)があり、これを本物の記憶と勘違いする恐れがあるとのこと。事実ではないことを事実だと誤認してしまう恐れがあり、冤罪に繋がったりするようだ。著者は臨死体験もこの影響の一つなのではないかとしている。臨死体験といっても結局死んでいないのだから後から脳が適当に話を作ったりできるだろう。もし本当に死んでしまったら何も語れないのだし、これでは死後の世界は永遠に証明できないな。
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ちょっと前に酒を飲みすぎて、今までにないくらいに気持ち悪くなり、体中が震えてきて、その場で横になり意識を失った。その後、数時間経って意識を取り戻したが、人間ってこんな感じで死ぬんだなって思った。
それ以前からも死について考えたことはあったが、この本を通じてより深く考えるきっかけをもらった。
死ぬとき、セロトニンが脳内に分泌されて、幸せを感じるらしい。そっかそっか。死ぬときって幸せなんだな。とりあえず、今はやれることやって、死ぬとき後悔しないようにして、死ぬ時の幸せ感をフルに味わいたい。
看護士の授業の話が心に残る。余命数か月の患者に質問する。学生からは何も質問がでない。でもその患者は死を受け入れているから、今の気持ちを聞いて欲しい。すごい授業だな。。こういう授業を受けて育つ学生はいい看護士になるんだろうな。
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対談形式で平易で読みやすい。「脳死体験」を中心に、「死」とは「生」とは、「死後の世界」とはなどの問題に対して、筆者が世界中を巡って著名な研究者と会って得た新しい知識が得られ、ためになる。「意識」がどこから生まれるか、ロボットは意識を持ち得るかの章も面白い。生にも死にも解答はないが、それに関する現代科学の概要を把握でき、自分で考えるうえでとても参考になる本であった。
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誰でも死ぬのはこわいはず、でも、避けられない結末だとしたら、どう生きるべきか、と考えるしかありません。
でも、やっぱりどうやって死ぬのか考え出すと、やっぱり怖い。そのこわさにどう向き合うかで、「こわくない」の結論は変わってくるのではないでしょうか。
幸せな来世を約束することで、怖さを払拭するのではなく、死ぬ瞬間、その瞬間どんな状態になるのだろう、という点を臨死体験、しかも最新の科学の方向から語っています。
なんだ、本当にそのときになれば、自分は怖くないのかも、と思わされます。
ただ「そのとき」がいつかわからない。
だとするとやっぱりこわいものだとは、思います。まだ、立花さんの境地にはいたれそうにありません。
そして、途中、引用されている何冊かの本を手にとってみたくなりました。