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著名な歴史作家が説く、歴史を学ぶ醍醐味。
自分がなぜ歴史が好きなのか、納得のいく答えが出た本。
童門冬二の本も読みたくなった。
管理職や経営者層がなぜ歴史に学ぶことが多いのか、人を使う立場だからこそ偉人に教えを請え、ということか。
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中学生に向けて童門先生が歴史を学んで得られることを語る。
歴史を学ぶとイケメンになる?は魅力的やん。
イモヅル式は歴史に限らず学習においてとても大切。
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じぶんで勝手に歴史を学ぼうと、まずは1冊目に選んだ本。
まずはモチベーション、ということで、やさしめなもの。
歴史を学ぶことは、生き方を学ぶということ。自分の立ち位置を知るために歴史を学ぶ。
いま、自分の仕事のためのニッチな歴史を学んでいるけれど、「立ち位置を知る」というのはとても実感できる。
歴史を知ることで、失敗を繰り返さないことができるし、その失敗自体「そもそも今の世にあっても失敗なの?」と検討することもできる。
でも勉強しないと実感として湧かないっていうのは、難しいところだよなぁ。
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歴史に興味を持つためのきっかけ、第一歩。
小学校高学年、中学生、歴史を学び始めた人向けにやさしく書いた入門書。
「歴史は闇を照らす灯り。歴史を学ぶということは、日々の生き方を学ぶということです。自分がどう生きていくか、そのための手がかりや足がかりを学ぶことができるのです。」
もくじ
第一章 「歴史の勉強がつまらない」という君へ
第二章 こうすれば歴史が面白くなる、どんどん身につく
第三章 歴史を活用して楽しもう
第四章 この人たちから学ぼう
・読んでいて、吉田松陰の3つの教え、織田信長の「あゆち思想」(人々が幸福に暮らせる国を作りたいというビジョンがあり、徹底的なリサーチによって、日本の民衆が政治や社会に何を求めているのかを知り、自分の政策で実現させた)について、もっと知りたいなと感じた。
・歴史に興味がなかった私が「歴史上の人物の中から好きな人物を見つける」のは、うーんハードル高いかも・・と思っていたが、童門さんの話を聞いていて面白かったので、「人の推し」に一緒に注目したり、人の「推しについての話」を聞くことからスタートしてもいいかも。
・p34「歴史の勉強は、個人史、地域史、そして歴史全体を述べている通史の3つを行ったりきたりすることで、どんどん深めていくことができる。」
→大河ドラマ(俳優がいい!とかでも)、歴史漫画、歴史ゲームからでも。
①その人物がどのように生きたかという個人史をさぐる。その人物の周りの人(共、主人や部下)にも着目。
②その人がどんな場所に住んでいて、どんな生活環境だったかに興味をもつ。地域史。
③その人が生きたのはどういう時代だったのか、その地域は日本の通史の中ではどんな位置づけだったのか、ということを知る。通史。
↓
④どんどん勉強すれば、新たな疑問が出てくる。そしたら芋づる式でまた個人史・地域史・通史を見直し広めていける。この三つをバランスよく学ぶことで視野が広がる。
・大河ドラマは全てが史実ではない。というか歴史は全てが真実ではない。→では実際はどうだったのか?という疑問が出てきたら◎時代考証を自分でもやって、大河ドラマにツッコミを入れ、多いにののしり、自分ならこう描くのにと思ってみるのも面白いよ。
・大河ドラマも学習漫画も、全国的に有名な人物を取り上げられることが多い→なぜ、有名なのか。なぜ、人気なのか?に注目してみると面白いよ。
・奈良の大仏や京都の寺院の仏像、「いったいどんな人が作ったのだろう?」→ほとんどが名もない下級労働者たち、無名の技術者たち。日本の「ものづくり」のレベルが古くからいかに高かった、日本の生活者の信仰心や文化性の豊さを感じることができる。
p78・歴史観は人それぞれちがう。見方によって、何が正しかったのか、何が正しくなかったのかは変わってくる。一方的な見方で決めつけず、まずは自分の器の中にいれてる。そして、それから、自分の考えを深めていくことが大事。自分の歴史観を持って人に語れば、また違���意見も返ってくる→それもまた器に入れる。そうやって入力と出力を繰り返すことが、人物や出来事を見る目を養うことにつながる。
・歴史観は変わるものである。世の中の変化や、自分自身の年齢、人生観の変化によって、歴史観も変わる。一貫していなくてもよい。