紙の本
『まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん』
2017/08/12 20:16
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
食べてばかりで狸みたいに太ってしまったひとりぼっちのノネコ
友だちをさがしに山をおりると
子犬においかけられてとびこんだ土管にはまってしまう
おりしもまんげつの夜
たくさんの猫がやってきてノネコの土管でうたいだすおどりだす
版画の猫も愛らしく
読後ほっこりの物語絵本、子どもからおとなまで
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
さみしいと、おなかがすいて食べてばかり。大人でもなんとなく共感してしまうようなお話で大人にも読んでもらいたいです。
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食卓のシーンがいい。キツネ色にこんがり焼けたフィッシュケーキ(どんな味なんだろう)とか、ネコのラベルの赤ワインとか。猫好きだという版画家・片岡まみこさんが描くネコたちが可愛い。
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まずタイトルが目を惹く。そして表紙にはこちらを見返す猫一匹。どんなお話だろうかとワクワクする。
山の上でひとりで暮らしているけど、ごちそう作っても誰も来ない。そんなノネコが
町に降りてみたら犬に追われて土管の中へ。
そう言えば子どもの頃、空き地の土管に入って遊んだなあと懐かしく思い出す。猫も子どもも潜れるところは潜るし、穴から出るものがあれば気になるよね。
ひとりとひとりぼっちは違う。どかんねこのノネコは、ひとりで山の上に住んでいてももうひとりぼっちじゃない。
使われる言葉も絵もユーモラスで楽しい。
”まんげつのよーる!”
”ほろほろ、どかんねこのあしがいっぽん!”
月の光に照らされて猫たちが歌い踊る姿を見ちゃったら、もう楽しくてたまらないよね!
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ねこがかわいい。
たてがきで総ふりがなつき。
読みやすい文章だと思うので、絵本読み聞かせから一人読みへの移行期にピッタリだと思います。
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図書館に行った時、次男が借りてきた一冊。
私が猫が好きだと知っていて借りた様子。
「面白かったから、母も読みなよ」
なんてかっこつけて勧めてくれました。
山のなかのノネコは、毎晩ご馳走を作ってはお客さんがくるのを待っています。
でも誰もやってこないので、そのご馳走は一匹で平らげることに。そのためにどんどん大きくなるノネコ。
ついに“お客を待ってるだけじゃだめだ”と外にでたのですが、懐っこい子犬に追いかけられ、土管に隠れます。
それがいけなかった。
大きくなり過ぎたノネコは尻尾と、前足を一本出すことしかできない状態に。
そこへ何匹か猫がやってきますが、痩せたらいいとか、楽しそうとか言われ、むっとしたノネコはだんまりを決め込みます。
そのまま夜になり、その日は満月。
猫の集会がはじまります。
それもノネコのはまった土管のまわりで、、、
果たしてノネコは出られるのか。
ほのぼの。絵の通り可愛い猫が沢山出てきます。
ちょっとコミュニケーションが慣れていないノネコが成長していくところも、可愛いです。
今アニメをしている『できる猫はいつも憂鬱』のように、猫がでっかくなるなんて、かなり夢がある。夢に見たい!土管に嵌るくらいの猫って、かなりですよね。
そのお腹に埋もれたいな、、、とこの暑い真夏にも思った絵本でした。