紙の本
金融業界が分からなくて大丈夫
2016/09/11 20:00
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
株式市場とか金融業界とか全然知らないけど大丈夫だった。
なんとなく雰囲気で読めます。
何となくで読めちゃう程度だから「壮絶な経済バトルへとー」って銘打ってあっても、何が壮絶だったのかちょっと伝わって来なかったかな。
それよりも、茜ちゃんの出生の秘密とかのほうが興味深かった。
前半の舞台は石川県。作者さんも石川県出身。もっと石川県の街の様子とか書き込んでも良かったんじゃないかな。
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2016年の「このミス」大賞の受賞作ですが…、
リーダビリティが高ぃ…、即ち、読み易ぃ…、
といぅ評価については、アグリーでしたが…、
その中味は、非常に薄っぺらぃ出来でした…。
作者の書きたぃこと、妄想はいぃんですが…、
やはり、特に、経済小説や歴史小説などでは、
それを肉付けするだけの‘裏付け’が大事で、
それによって、
妄想にリアリティが付与されるのでそぅが…、
本作品では、
その辺りの、とても面倒くさぃ裏付けがなく、
結果、非常に薄っぺらぃ中味になってました。
大まかには、序破急の3部構成でしたが…、
主人公のイントロダクションとなる「序」が、
一番良くて…、物語が展開するにつれて…↓↓
「破」で、強引に場面転換を図った上での、
「急」は、一番書きたかった題材でそぅが…、
あまりにも、設定が矛盾&無茶苦茶すぎてて、
読んでて、それは無ぃ、それは違ぅ…ばかり。
これでは、ご都合主義以前の内容でした…。
少し前ならば、「このミス」大賞の読者層は、
経済小説とは、あまり、
馴染みがなかったかもしれませんが…?、
最近では、半沢直樹シリーズの影響もあって、
経済小説を読む方も、増えているでそぅから、
「このミス」大賞でも経済小説系の作品を…、
とでも、考えたのかもしれませんが…?、
だとしても、本作品では、ダメダメでそぅ…。
なんとなく、近年の「このミス」大賞は、
奇を衒いすぎてか、ダメ作品が多いよぅな…?
本作品に至っては、ミステリーじゃなぃし…。
そろそろ、真剣に、原点回帰も考えなぃと…。
とりあえず、本作品については、
もぅ少し、裏付けをしっかりと付けた上で、
前半(序)に、ミステリー要素を加えれば、
いぃ感じの続編も、なんとかなるんでは…?
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このミステリーがすごい!大賞を取ったので読んでみた。
金が必要な人に対し、株式投資を行い必要な大金を用意する伝説の投資家「黒女神」。その報酬を金以外の物だったりと不思議な感じである。ひょんなことから黒女神の助手となった良太は、なぜこんなことをしてるのかと疑問を感じる。
様々な依頼が飛び込んで、それを片付けていきながら、なぜ彼女が「黒女神」となったのか?面白くてあっという間に読み終わってしまった。
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謎が少なすぎてミステリとは思えない内容。これが[このミス大賞]とは信じられない。内容が薄ぺらで「人の心理を読み解く新たな経済サスペンス」との帯広告が泣いている。しかしこの小説、キャラが立っているし、テンポも良いから「このミス大賞」の効果で、テレビ化か、映画化されるかもしれない。つまらないことだ。
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天才女性トレーダーと元銀行員のコンビが活躍する経済エンターテインメント。株取引の知識とかなくてもある程度説明してくれるので難しくないですし、リーダリビティが高いので一気に読めます。
しかし、ピンチらしいピンチはなく、仕掛けも予想を裏切るほどではないので、ミステリーとしては物足りなく感じでしまいます。
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これってミステリなの?株取引に興味がなくても人間ドラマが面白かった。あの職業は銀行口座が作れないとは知らなかった。よくないお金だものね。
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財務大臣の絹脇青一郎のモデルは、あのお方ですよね?きっと・・・。”口元を斜めに曲げる独特の笑みを浮かべた”(P280)って書いてあるし。一度そうかなと思ったら、もうそうとしか思えなくなってしまった。
絹脇大臣のインパクトが強すぎて、他の部分がちょっと霞んじゃった。
絹脇大臣の台詞に「政治家ってのは、自分の国のために政治をやんなきゃいけないんだ。(中略)国民のためには、世界を敵にまわしても、やんなきゃいけねえことがあるのよ」(P284)ってあるんだけど、・・・カッ、カッコいぃ〜っ!
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株取引の天才的な感を持つ茜と、ブラックジャックによるところのピノコいや、男だからピノた。
この二人が主軸となる話。
私は、株取引はしていない。
きっとしていたら、もっと楽しめたのかもしれない。
単純に面白かった。この表紙にもひかれたんだけど。
CDでいうところの、ジャケ買いだ。
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「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作。
金融ミステリ。
元銀行員の良太は、ひょんなことから依頼人の最も大切なものを報酬に大金をもたらすという株取引の天才「黒女神」の助手を務めることになる。
最初はお金に困っているお店などを助けるほんわか系のミステリだと思っていたが、良太の新たな就職先との関係や国家的な事件が絡んできて、だんだん面白くなってきた。
「黒女神」自体の魅力はあまりなかった。
(図書館)
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株の動きは、人間の心の結晶。人間の思いが入り込むから一筋縄ではいかない。
最初は、地方都市の小さな会社を救う普通の話から、亡くなった歌手の父親の娘を思う心温まる話へ、普通かなと思いきや一転政治絡み企業買収へと話が変わり後半大変面白く読めた。絹脇が言いたいことをズバッとかっこよく、新井はしょうもない偽善者。良太も丈夫な傘を持っている!が粋でよかった。でも果たしてこれはミステリーなのだろうか?
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投資の神様「黒女神」ということで、元証券マンの私としては多少興味深く思い読みました。ただ、株取引はあんなに簡単なものだったかなあと思われます。私が居た頃は凄く厳しい現場でしたね。今でこそ、簡単にネット取引で株を買ったり売ったりできますが・・・。さて、内容的には主人公の茜のキャラがいいですね。何者にも恐れない存在感が強烈です。また、助手の百瀬のキャラもいい。そういう意味ではアニメ化もありそうかな?別に株の知識が無くても読めますし、お勧めの経済ミステリーでしょうか・・・・。
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株の動きは、人間の心の結晶よ。投資は失敗から学ぶの、失敗した数だけ、勝てるようになった。人間じゃないまさに女神だ。面白かった。
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依頼人のもっとも大切なものと引き換えに大金をもたらす株取引の天才「黒女神」。倒産しかけた企業の立て直しからスキャンダラスの解決まで活躍。その背景には政界や省庁が…という初の株取引ミステリーを読みました。
とは言っても株の知識が必要なわけでなく、エンターテイメント作品として一気に読めました。
主人公である黒女神・仁礼茜と助手(?)の元メガバンク勤務の内閣金融局員・百瀬良太によるストーリー。
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目先のことしか見えない視野の狭い連中
地震で被害を受けたことから学ぶべきことは、この世には起こってみないと気づかないリスクがたくさんあるっていうこと。
86ページ
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#読了。初読み作家。2016年「このミス大賞」大賞受賞作。
理想とは程遠い現実に嫌気が差してメガバンクを退職し、県庁で金融関係の相談員となった百瀬良太。兄が経営する会社の倒産危機の際、「黒女神」と呼ばれる天才投資家二礼茜に出会う。茜は相手の大切なものと引き換えに株式市場で大金を稼ぎ、依頼主を助けていた。百瀬はアシスタントとして茜を手伝うが、上司からは都市伝説と化した「黒女神」を探すよう求められる・・・
ガチガチの経済小説ではないので、しょうがないのだろうが、個人的には株取引のシーンをもっと描いて欲しかった。法律に違反していなければ何事もお金で、という流れに対し”お金”で対峙する様は、読んでいて気持ちが晴れる思い。いいコンビに加え、上司のキャラがよかった。続編あるのだろうか?