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20160517
好きな作家さんが何人かいたので読んでみました。20人の作家さんの短編集でしたので、中には普段読まないような作家さんもいておもしろかったです。
お気に入りは、宮内悠介さんの法則です。ヴァンダインの二十則については何かで読んでいたのもあり、より楽しめました。
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色んな作家さんのショートストーリーが読めてお得感満載の一冊。新たな作家さんとの出会いを楽しみながら読めた。
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『20』をテーマに人気作家たちの短編集をまとめたもの。
短編集だと当たり外れが激しい印象なのですが、こんなに当たりが多い一冊はなかなかないのではないかと。
あくまで個人的にですが。
同じテーマでここまで幅広く話を展開できるのかと。
全体的に面白かったのですが強いて言うなら木皿泉さんの『20光年先の神様』がとても印象に残りました。
この方の作品を読んだことがないので、チェックしたいと思います。
短編集はこういった好みの作家さん発掘の場になるのでたまに読むと色々な発見があって良いなと思います。
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短編集
ミステリーばかり読んでると、どうしてもクリアな結末が欲しくなる。でも、普通の小説は現実同様にそうクリアでもない。意味がわからない作品もあるけれど、読後感という意味で良い作品ばかりかなと思う。オープンな結末というのかな?読者が好きに解釈できるってのも良いではないか。
個別には、プロレスラーの樋口作品とダイクのルールの宮内作品楽しかった。伊坂作品は既読だってし、円城作品は相変わらずわけわからん。
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面白かったです。
20をテーマに、20人の作家さんが短編を書かれた短編集。読んだことのある作家さんも初読みの作家さんもいました。
阿部和重「Across The Border」、伊坂幸太郎「if」、恩田陸「黒い春」、川上弘美「20」、木皿泉「20光年先の神様」、藤井太洋「ヴァンテアン」が好きでした。
恩田さんの物語はゾッとするのですが、何年か先にはこんな会話しているんじゃないかという妙なリアリティーがあります。
初読みの藤井さんのお話も、DNAで作られるアミノ酸の21個目を作ったバイオハッカーのお話で、これは長編で読みたい!となりました。
お話には好みがありましたが、文章や文体はさすがの読みやすさでした。読んだことないけど、名前は知ってる作家さんばかりなので。
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朝井リョウ「清水課長の二重線」、伊坂幸太郎「if」、羽田圭介「ウエノモノ」、山本文緒「20×20」…。人気作家20人が「20」をテーマに競作した、短編アンソロジー。『小説トリッパー』掲載をもとに文庫化。
内容が理解できないもの,分かりやすいもの,その作家らしさが出ているもの,ちょっと違うんじゃないというものといろいろでした。
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2017年、24冊目は、主に隙間読書用にしていたモノ。「小説トリッバー」創刊20周年、原稿用紙20枚程度、20をキーワードに、比較的メジャーな20作家が競演。
作品数が多いので、今回は印象に残ったモノをいくつか、簡単に紹介。
伊坂幸太郎『if』パラレルストーリーか、と思いきやの、オチ。お見事。
津村記久子『ペチュニアフォールを知る二十の名所』旅行会社の顧客へのプレゼン仕立て。まさかのオチ。
宮内悠介『法則』ヴァン・ダインの二十則で規定された世界では……。
以上が、単独作読んでみようかな、と思えた、個人的に★★★★☆作品(収録順に紹介)。
森見登美彦『廿世紀ホテル』主人公の性格を軸に、廿世紀ホテルの成り立ちと、主人公が見せられた未来の光景の対比。ソレを軽妙なタッチで描くのは巧い。
山内マリコ『もう二十代ではないことについて』今回、唯一の単独作、既読の作家。この方の、空気感とか、会話回しとかは大好物。
この辺が、続く感じかな……。
作家による、テーマの扱い、作風、ジャンルも様々。好き、嫌い。合う、合わない。も読者それぞれにあると思う。もちろん、自分にも……。
実話怪談系以外では、今年初のアンソロジー。クリーンヒットはあるも、長打コースはなかった感覚。 総合評価は★★★☆☆。
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20をテーマにした短編集。SF、怪談、ミステリー、恋愛系等々……多彩。
20作全部の感想を書くのは大変なので印象に残ったものだけ。
*「清水課長の二重線」朝井リョウ
そんな細かいこと!と思うことをちゃんと教えてくださる上司に感謝。
*「if」伊坂幸太郎
もしかして無限ループ?と思いきや、偶然か必然かの出来事。
*「十二面体関係」円城塔
人間関係図を描きはじめたらすごいことになりそう。文章としての物語は始まっていないのに、既に物語が動き始めている不思議。
*「20光年先の神様」木皿泉
最後の赦しの物語。自分もこういう風に言えることがあるのだろうか。
*「いま二十歳の貴女たちへ」白石一文
講演形式?奥さんがいる男性を好きになってしまった時に、もう恋なんてしないだとか悪だとか思ってはいけない、それはあなたが抱いた大切な恋なのだからというのが印象深い。
*「ペチュニアフォールを知る二十の名所」津村記久子
最初から既にヤバいよ……と思っていたけど、やっぱりヤバいとこだったよ……。
*「ブリオッシュのある静物」原田マハ
タマコさんの性格と生き方が好き。学芸員資格をさくっと取っちゃうとか。
*「法則」宮内悠介
ヴァンダインの二十則は知っていたので声に出して笑ってしまった。逆手に取った犯人と探偵がおもしろすぎる。
*「廿世紀ホテル」森見登美彦
どったんばったん大騒ぎすぎw令嬢が犯人かと思いきや……。最後の紳士の暗示が怖いな。
*「20×20」山本文緒
生きてる世界の違いすぎてぎすぎすする感じと暗めの印象。原稿用紙1枚が5000円だと考えると時給800円は……。
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20人の作家による「20」がテーマのアンソロジー。
彩りみどりとはこのことか。初読み作家さんもたくさん!
「20」はどんな風に描かれているのか、探りながら読むのが楽しかった。
川上弘美「20」、江國香織「蒸籠を買った日」、原田マハ「ブリオッシュのある静物」がお気に入り。
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津村記久子と宮内悠介おもしろかった
白石一文 p194
「貴女はただやさしければ、もうそれで十分なのです」
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20をテーマにした20人の作家による短編アンソロジー。
短編でも、もしくは短編だから?好き嫌いが結構はっきりしました。
伊坂幸太郎さんと木皿泉さんのがすき。
宮内悠介さん、初読み作家さんだったけど結構楽しめた。
2017.12.19
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2020/1/11 読了
短いながらも引き込まれる作品もあるけど、強引に話を作った?と感じる作品がいくつかあり、残念。
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短編なので通勤時に読むにはぴったり、だと思い借りた本。
多分、好きな作家がいなかったから、特に面白いこともなく。
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20人の人気作家が『20』をテーマにした短編集。
「問いに正解のある世界は、とても恐ろしい世界です。正解に辿りつけない人たちを落第生と決めつける息苦しさに満ちた世界なのです。人を好きになることに正しさや間違いがあるはずがない。」
白石一文さんの文章、いつも好き。
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伊坂幸太郎さんは今までにチルドレンとグラスホッパーを途中で挫折し、苦手だと感じていたが、今回の短編はとても好きだった。
原田マハさんは「ブリオッシュのある静物」が初読となった。主人公ののんびりと、自分の人生を生きている感じが好き。内容も良かった。他の作品も読んでいこうと思った。
羽田圭介さんは「ワタクシハ」以来。心がザワザワする小説。尊敬する朝井リョウさんと系統が似ているように感じる。引越しのときは隣の部屋の人に必ず挨拶しに行くことを決めた。
木皿泉さんも初読だったが、とても好きだった。その人の人生を味わうような、小説の醍醐味が詰まっていた。