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大変良く煮込まれた、密度の濃い本。様々な文献から料理レシピにあたる部分を抜粋し、作者独自の軽妙な文章で考察を加えている。
『ペルシア王は「天ぷら」がお好き? 味と語源でたどる食の人類史』に雰囲気は近い。「ペルシア王」が世界史よりなのに対し、本書はレシピとその作成者にフォーカスしており、色とりどりのバラエティある料理の数々は眺めていてお腹が減ってくる。
筆者がイギリス人なので、イギリス文化にかなり寄った表現が多く、わからないところも多いが、博覧強記に感心する。
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人間にとって食はなくてはならないものだ。それだけにいろいろな種類の食が登場している。こんな膨大なテーマを取り上げたのが今回の本だ。
その範囲は古代に始まり現代にいたるまで、食材も肉、野菜、魚、スイーツと多岐にわたる。
面白いと思ったのは、中世のレシピに魅せられて現代のテクノロジーを使って最新の料理を作って話題になっている人だ。その名は、ヘストン・ブルメンタール。イギリスのシェフで、いろいろな作品が話題になっている。この本では、「ミート・フルーツ(あるいはフォアグラと鶏レバーのパルフェ)が取り上げられている。
料理に対する情熱は洋の東西を問わず衰えることがないのが読んでいて分かった。
ヘストン・ブルメンタール
http://matome.naver.jp/odai/2135467836897848001
DINNER BY heston blumenthal
http://www.dinnerbyheston.co.uk/
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ヨーロッパの古い書物などから食べ物にまつわる記述を取り出しエピソードをまとめた肩の凝らない読み物。料理人、美食家、学者等様々な人物や当時の風俗等、とても興味深くて、ウィットに富んだ文章も読んでいて心地よい。
但し大作すぎて読み切れずP264まで。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB20305351