紙の本
著者の教養に驚く
2016/04/19 10:28
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投稿者:武蔵の里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容が盛りだくさんで興味深く拝読しました。特に、20世紀に入ってからの世界の情勢が上手く記述されており、とても勉強になりました。とりわけ、第一次世界大戦前後からの世界各国GDP比較は国力をはかる場合に重要なことを改めてしりました。公開情報をいかに整理すると分かりやすくなるかの典型例だと思いました。
紙の本
世界は確かに繋がっているのですが。
2016/03/01 22:20
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投稿者:ぱんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
全世界史を横並びで綴っていくところはとてもいい試みだと思いました。ただし、やはり同年代に各地で起こったことを順繰りに書いていくと、逆にブツ切りな感じがします。読みやすいのですが、世界史初心者には分かりにくい部分が多くありました。
電子書籍
エピソード集としての読み方
2016/11/11 13:51
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一節ごとに話題がころころ変わり、細かいネタも多いため、世界史のエピソード集として読むには良いかと。著者の思い込みや決めつけも頻発するため、鵜呑みにしないことが大事。
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ただただすごいとしか言いようがない。
歴史の面白さもさることながら、出口さんの博識ぶりに驚きっぱなし。
出口さんの著書を読めば読むほど畏れは増すばかり。
最後の出典なんてもう言葉が出ません。
これから読書の柱にしたい。
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本書は、15世紀から現代までを扱う。
歴史の流れが分かりやすく描かれているのは、Ⅰ巻と同様。
紙幅の都合上、あるいは本書の性質上、やむを得ないことかもしれないが、現代編はかけ足気味に感じた。
バークの保守主義に共感する筆者は、本書の最後で、人間社会における「全体としてのシステムの安全性」の重要性を説く。
歴史の中で愚かしい行いばかりしてきた人間であってもこれまで生き延びてきた、という事実それ自体から考えても、そこまで悲観的になることはなく、歴史に学んで現状を改善していくべきという、ポジティブな見方を示している。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ービスマルク
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<目次>
第4部 第五千年紀前半(1001~1500)
第5章 クワトロチェント(1401~1500)
第5部 第五千年紀後半(1501~2000)
第1章 アジアの四大帝国と宗教改革、そして新大陸の時代(1501~1600)
第2章 アジアの四大帝国が極大化、ヨーロッパにはルイ14世が君臨(1601~1700)
第3章 産業革命とフランス革命の世紀(1701~1800)
第4章 ヨーロッパが初めて世界の覇権を握る(1801~1900)
第5章 二つの大戦(1901~1945)
第6章 冷戦の時代(1945~2000)
終章 どしゃ降りの雨で始まった第六千年紀
<内容>
ようやく読み終わった。が、つらい時間ではなく終わってほしくない時間だった。
現代を踏まえての全世界史の講釈。世界のGNPを各時代で比較するなど、通常の学者の本では見られないものも。前作でも言ったが、この本は初めて世界史を学ぶ人よりも、一度学んだものが世界史を再構築するのに向いている。教科書とは違う視点で、各地域のつながりや時代をまたいだ書き方など、気づかされることが多い。 終章の「歴史を学ぶ意味は、人間がこれまでやってきたことをケーススタディとして学べるところにあります」まさにその通りです。そして、出口さんの博覧強記ぶり。巻末の参考文献に(小さい字で9ページに渡ります)盛り込まれている凄さ!改めて読書の偉大さを知ることとなりました。
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Ⅰに続いてⅡを読了。人類5000年の歴史を上下2巻にまとめて語った出口治明さんの博識と構成力と筆力にただただ圧倒されました。
歴史を点ではなく線で見るとはこういうことでしょう。こうしてみると歴史とは壮大な「流れ」であることがよく分かります。
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大航海時代など、これまで世界史で習ったのは西洋の視点からであったことを痛感する。今を知るには積み重なった歴史を学ぶことが重要。昔習った名前が出てきて、一つ一つの出来事がつながった。
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総ざらいするには良い。世界史初心者なので、世界大戦くらいからしかよく分からなかった。勉強不足を痛感。出口さんはすごい。
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やっと読み終わった近世・近現代編
本の厚さは同じくらいなのに、古代・中世編よりも読む時間が長く感じました
世界大戦も最近のことも、アメリカやヨーロッパなど主要な国の事しか知りませんでしたが、この本読んでアジアやアフリカと至るところにほんの些細な事でも影響を受けている世界って面白いなぁと思いました。
初めて何年後かに改めて読もうと思った本になりました。
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世界は戦争ばかりしてるなあというのが一番の印象なのと、膨大な参考文献に驚かされた。これを学者さんでない人が作り上げたことは凄すぎる
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勉強になりました。しかも現代史ってまとめて読んだことがなかったので、周恩来とか鄧小平とかECとか連合王国とかもう最後の部分に突入したら一気に読んじゃった。ムガール朝とかそこらへんでちょっとまあ停滞はしていたんですが。最後のまとめのところの接線理論とか楽観しろとか、ポジティブなバイブでチルアウトして明日のゴルフに備えたい。
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Amazonレビュー
上巻
☆5が9人、☆4が2人、☆3が2人、☆2が1人、☆1が1人
下巻
☆5が3人、☆4が2人、☆3が1人、☆2が0人、☆1が1人
これだけ見ると批判しているのは少数派に見える。
しかし 「このレビューが役に立った」人の数を見ると
上巻
☆5をつけた9人のレビュアーへの支持:合計86人
☆1をつけた1人のレビュアーへの支持:209人
下巻
☆5をつけた3人のレビュアーへの支持:合計9人
☆1をつけた1人のレビュアーへの支持:21人
底の浅さは見る人が見ればわかるようだ。
決して「教養」ではない。
日本はとにかくダメで支那(ついでに朝鮮)は偉大な文明、グローバル経済と財政再建は常に正しい、等々、一見公正を装って要所要所に忍び込ませた、民族の誇りも一体感も売り渡した拝金主義者の自虐史観。
自分の主張に沿う部分だけを切り取って「中立な歴史的事実でござい」というのは日本のマスゴミと同じ。
「私は拝金主義のグローバリストでございます」と立ち位置を宣言してから保守主義・日本下げをするのであれば潔いが、そこは人類の理想がどうとかで誤魔化すリベラリストのこす狡さが臭う。
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第2巻も第1巻と同様、西洋と東洋の関係、そこにおける中東の動き、さらには新大陸やアフリカまで、全世界の動きをよく関連付けて記述されていて分かりやすい。しかも、近代に至ると、こちらも一通りの知識があるが、著者もそういう人が多いことを承知してか、見落としがちなポイントにうまく焦点を当てながら話を進めていく。最後は現代となるが、直近の出来事まで手を抜かずに書かれていて、特に、リアルタイムで見聞きした事件をバランスよくピックアップしていて、頭の整理になった。
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15世紀から現代までをとても細かい描写と著者の膨大な知識であたかも小説を読んでいるかのような気分になる。
世界史を学んでこなかった、学んだ内容を忘れた人には参考になると思う。
歴史は繰り返しであることがよく分かり、現状とこれから起こることを考えるための必須情報がこの1冊に在ると思う。