紙の本
台詞を端から全て引用したくなる。
2016/11/02 22:29
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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネパールで登山史上重要なカメラを発見した写真家深町。カメラを追う内に、真の発見者である登山家羽生の方に魅せられていく。全てを捨てて、純粋に山に挑戦することだけを追い求めたい羽生。そんな羽生の捨てたモノを、拾いながらどこまでも追う深町。 読者である僕は、深町にすら遠く届かないことに切なくなる。 ラストは原作と変えてあるそうなので、原作も読んでみたい。
紙の本
迫力があります
2016/03/15 14:30
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投稿者:ざき - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み応えがあり中々先に進めないのですが面白いです。
孤独のグルメも持っていますが、私が好きな絵で迫力もあります。
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映画を観て、原作を読もうかと思ってAmazonを探してたら引っかかりました。
谷口ジローさんも好きな作家なので、とりあえずはコミックから、と思って読み始めたらコレがとんでもない物語だということがジワジワわかってきました。
映画なんてこのコミック版のほんのサワリの部分をチョコチョコっとなぞってるだけです。
先ずはこのコミック三巻を読みきって、それから原作に取っ掛かるかどうか考えます。
いやー、獏さんエライものを書いてくれたもんです。
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評価・感想は、上・中・下の全3巻について。
名作と聞いていたが、確かに!
読了直後は、羽生の深町の強烈な生きざまに感動!
加えて、読了後しばらくしてから思ったことを2つ。
深町の心情の変化の描写が素晴らしい。
アン・ツェリン、ナラザール・ラゼンドラが、魅力的。
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原作を読み、映画も見たけど、
展開が分かっているだけに、羽生丈二という生き方、
ヒリヒリして先に読み進むのが辛い。
谷口ジローさんの骨太の絵も拍車をかけている。
羽生さんにも、面倒見てくれる先輩や、慕ってくれる後輩、恋人がいる時期もあり、人との交流、人情がない訳じゃないけれど、山が最優先。もう少し、うまくやれる方法があるんだろうけれど、それができないのが、羽生丈二という人間なのだろうな。
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三葉虫の化石 酸素呼吸器 ネパールの首都カトマンドゥ 深町誠40歳 街の内臓にのみこまれることで… コダック社 孤高のクライマー羽生丈二=ビカール・サン=毒蛇 博奕ばくち 獣の臭いが店内にたちこめた チベット側からの頂嶺ちょうれい 己の胸の裡うちの濃い感情 凄艶せいえん 一ノ倉の疫病神 丹沢山塊 塔ノ岳 峰々みねみね 烏帽子えぼし 鹿島槍北壁 鈍重どんじゅう 北穂高の屏風岩 岩壁登攀という分野でようやく羽生の才能が開花したんです 滝谷たきや くら昏い眼光を放つ双眸そうぼう 胸の中で燻り続けている答えの手ががり アンナプルナ 鬼スラ=鬼殺しのスラブ 山へ行かないなら死んだも同じだ…ここにいて死んだように生きるくらいなら
山に行って雪崩で死んだほうがましだ チリ雪崩は間断なく起こる きゅうしゅん急峻な氷壁登攀が要求される 氷瀑ひょうばく うそぶ嘯きながらも 苛烈さを増していった 人工登攀でフェイスを直登後最大のオーバーハングを越える トラバース=横断 俺なら切りますよ 長谷常雄 岸文太郎の死後 単独行 販売アドバイザー テスターの仕事 アイガー北壁 マッターホルン北壁 グランドジョラスのウォーカー稜 単独登攀 ザイルのトップとラストとふたり分をひとりでやる攀る距離と高度は2倍になるのだ 石みたいに堅いチョコレートを食べ 神がとか幸運がとかは言わない…この俺がその権利を手に入れたのだ ただわざとおちるそれだけはできないんだ きしよう 上高地から穂高に K2=カラコルム2号
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ついに手を出してしまった。2冊分はある分厚さ。そして、谷口ジローさんの絵の重厚感。
もちろん、夢枕獏さんの原作としての話も面白い。あ、これフランスでアニメになって去年公開されていたのか。