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拉致された息子を助け出す。母親と担任が特殊部隊をやっつける。あり得ない運の良さだが、先生のバット強すぎ‼
2016.5.10
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韓国の特殊部隊に拉致された子供を救出するために、戦いに挑む元公安警察官の母親とミュージシャンの落ちこぼれ教師。月村了衛の作品なので、楽しみにして購入しましたが、設定が飛躍し過ぎではと感じました。機龍警察のようなストーリー展開の面白さ、深さもなく、アクションシーンは、この作者らしい感じはでていますが、正直ちょっとがっかり、どうせならどっぷり公安警察モノにして欲しかった。次の作品に期待です。
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深みはそれほどないが臨場感とスピード感が満載で一気読み。突拍子もないシーンが多いが先生のキャラがそれを許している。月村作品としてはちょっと異端な感じ。それにしても先生にしろ別れた彼にせよ鮫を想像せずにはいられない!
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土漠の花が面白かったので期待したが、つまらなかった。女性をアクションの主人公にすると、ステレオタイプすぎるようになる危険があるが、これもその1つ。
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第二の金大中事件が群馬県を舞台に起こった。ペク氏の誘拐に巻き込まれた中学生の秋来祐太朗と同級生の神田麻衣。ストーリーとしては誘拐事件に巻き込まれた祐太朗と麻衣の休出作戦だ。設定で面白いのは、救出するのが、警察や公安ではなく、祐太朗の母親である秋来律子と祐太朗と麻衣の学校の先生である美晴の二人であること。律子が誘拐現場で殺されたペクの警備員の死体から拳銃や予備弾倉を抜き取ったシーンから、律子はただ者ではないことに気づかされる。母は強しと言うべきかと思うのも束の間。律子の過去、祐太朗の出生の秘密が明らかになる。その背景が分かれば、あとは冒険小説としてジェットコースターのような展開を楽しめばいい。先生の晴海も素人ながら大活躍する。読んでいてかなり爽快感を味わえる。とにかくスピード感が気持ちいい。それでいてどこかコミカルなところもあるので、笑えてしまうところも多数。そもそも設定が漫画?と思ってしまうくらい突飛なものであるので、設定の意外性が笑いにもつながるのである。ここまでくると、律子を主人公にしたシリーズ化を期待したい。美晴のシリーズでもかなり面白いものができそう。いっそのこと二人のバディものでシリーズ化してほしい。
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面白かったです。中一の息子を持つ、前職から13年遠ざかっている、というところが律子と私と同じで、あとはまるで別世界別次元で、スピーディーなアクションが面白かった。美晴先生は、子どもの学校の女性の先生3人をいろいろ合成してイメージして読んでみた。律子も美晴も、若いころの短い期間の経験・技術を錆びることなく発揮して、とんでもない活躍で子どもたちを救い出す、はちゃめちゃだけど、痛快だった。結局、正体を知らせなかったし、子どもたちも気づかないのが幼いところが残っていていいな。
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調子のいいガンアクションもの。月村了衛だから期待したんだけど、ハチャメチャな話でした。
如何に元凄腕と言えども13年間普通に主婦をしていたオバサンが現役特殊部隊に勝てるものか?
しかも相棒の先生ときたら元ロックシンガーの日体大出身で一応武道の心得はあるものの実際の戦闘は未経験。
主たる武器は金属バットときたもんだ。それをラッキーのみでぶっ殺す。先生だけで6~7人やっつけたか?
二人で20名の精鋭を皆殺しです。爽快感は有るけど現実感は皆無です。
作者も今回は息抜きで書いたんでしょうか。楽しんでいる感覚は伝わってきます。
拉致された子供たちは主婦の息子とその幼馴染なのですが、最後まで正体は明かさぬまま。
ここまで羽目を外したんだから、ラストで正体を明かして息子を吃驚させて、次のシーンでは親子で秘密任務に就いている、くらいのおふざけが有っても良かったのでは。(トゥルーライズみたいに。)
最後が生真面目に終わっている処が弾けきれていなくて残念。
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とある群馬の田舎町。山の中の別荘御殿で大量殺人事件発生!運悪く居合わせた息子を助けるため立ち上がる主婦と教師。教師は元バンドボーカル、主婦は元公安。どえらい二人がバットに包丁を手に取って、精鋭部隊と警察権力を相手取り、大立ち回りを演じる。
という、もう大筋はこれだけなんですが、まぁとんでもない相手に大胆でクールな戦法で突き進む二人の女。
アクションであるけれど、「そんなにうまくいかないだろうなぁ」もてんこ盛りの一種のファンタジーな面も。
公安関係の説明などはすいません、興味ないので退屈だったのですが、アクションシーンはスリル満点でした。
ストーリーではなくアクションをお楽しみください。
スッキリできます。
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徹底してエンタメ。あえてトンデモ、陳腐にしている節もあるのではと感じる。何で新宿鮫?と思わせるのも作者の思惑のうちか。単巻作品は超人連発だが、世界観が繋がったりしないのかな。7.0
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女性が凶悪な男性を次々に倒していく話しといえば月村了衛氏というぐらい同じパターン。でも読みやすくあっという間に終わった。
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元公安刑事の主婦と女性体育教師がタッグを組み、韓国の特殊部隊を相手に死闘を繰り広げる。
設定も展開もぶっ飛んでいてツッコミどころ満載だけれど、それをいちいち突っ込んでいては野暮というもの。素直にエンタメとして楽しんで読むのが正解!な作品。元公安の律子はともかく、運と度胸だけは抜群の美晴のキャラが面白すぎる。ここまでくると、どんなご都合的展開でも許せちゃう。そして、俄然気になる美晴の元カレだけれど、最後まで登場せず。未読なので気づかなかったけど、なるほど、あの作品の彼なのか。ファンの人には堪らない設定だろうな。
まぁ、「機龍警察」とは全くかけ離れた軽さだけれど、暇つぶしがてらに読むには、とても楽しい作品でした。
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月村了衛祭りは続く。
韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。
因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。
「槐」と似たような設定だが、こちらの方がすっきりしている。某人気刑事小説(最近新作なし)を思わせる設定は、ギャグですか?
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日体大体育学部卒・水上二中の体育教師・渋矢美晴33歳、元公安・特殊訓練・中1男子の母親(主婦)秋来(あきらい)律子、この先生と主婦の二人、ただものではありません。ぶっとび級のすごさ、そして面白さです。韓国の拉致グループに巻き込まれ拉致された「息子」「担任の生徒」を救うため二人は急遽タッグを組み~~~。テンポのいい展開で一気に読了、楽しめました。
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普通でない主婦と普通でない女教師が
ひょんなことからタッグを組んで
韓国工作員たちの野望を打ち砕く。
なんとも痛快なハードボイルドだった。
敏腕刑事の元カレから
武術や格闘の手ほどきを受けたロックバンドのボーカリスト・渋矢美晴は
元カレと別れた後、群馬県の小さな中学校の教師をしていた。
ヤンキーな青春を送っていた美晴は教師としても異色で
問題発言や問題行動をおこし、
PTAからいつも目の敵にされていた。
ある日もPTAの総会でつるし上げられていたとき、
担任である中一の秋来裕太朗の母・律子が
普通の主婦ではない感じがするのに気が付いた。
実は秋来律子は、元公安。
公安警察官で最愛の夫を韓国工作員キルに殺された過去を持っていた。
裕太朗は、夫の忘れ形見であり、
律子は裕太朗の成長だけを楽しみにしていた。
そんなとき、裕太朗がキルたちの韓国要人の拉致作戦に巻き込まれ
人質として連れ去られてしまう。
誰にどこへ連れ去られたのかわからないまま、
昔の公安の勘だけを頼りに
律子は息子を助けるために行動をおこす。
裕太朗を救おうと一緒になった教師・美晴の過去も知ることとなり、
2人はお互いの腕の強さを確認しながら、
工作員たちの跡を追いかけ、そして激しい戦いが始まった。
母を強し、というべきだろう。
キルは何のために
引退した元公安の律子が自分を追ってくるのかわからない。
律子はキルの命などどうでもよかったのだ。
我が子さえ取り戻せばそれでいいのだから。
このあたり、男性には理解し難いのだろう。
母であるがゆえに無我夢中でとった行動だが、
それをサポートする美晴もまた女性ながら
男性顔負けの武術の技をもっていた。
多少、ヤンキーでも
正義を貫く女性の姿ってかっこいいなと思った。
普通の主婦と普通の教師。
コンビを組めば、最強のパートナーになるというこの2人。
もう少し2人の活躍を読んでみたいものだ。
続編出ないかな、と期待をしている。
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月村氏らしいキレのあるアクション、良くも悪くもマンガ的アニメ的であり、アニメ脚本、シリーズ構成を手掛けてきた月村氏の足跡がうかがわれる。
韓国特殊工作員グループが群馬県水上市にて拉致事件を起こし、運悪く少年少女が人質となる。警察機構は公安の暗部によって事件より遮断され当てにはならない、救出に命かけるのは女二人のバディーである。一人は38歳主婦であり少年の母親、元警官であり実行犯のリーダーとは浅からぬ因縁を持つ。ここまではまぁよい、主婦歴が10年以上なのに特殊工作員と五分以上の戦闘力を持ってたり、射撃の精度がほとんど100発100中だし、何人殺すんだよ~ってメンタル的にも超ド級。でも違和感は感じない、なんていってもアニメの脚本的に読み進めて読者は勝手に脳内動画再生すればよいのだから…
でもでも、もう一人少年少女の担任女教師33歳の設定は飛びすぎてた。本読みの人なら今作の一番の注視ポイントは彼女に違いない。田舎の体育教師でジャージが普段着であるが、元はアマチュアロックバンドのヴォーカルであり、別れた元カレは新宿署で飼い殺しの目にあってる元公安のキャリア。そして元カレは公安必殺の闇情報を握っていて、常に公安の監視対象…これは大沢在昌氏の「新宿鮫シリーズ」の鮫島と晶しかいないいじゃん!
「新宿鮫」本編では「絆回廊」で二人は別れてしまうけど、さらに数年後こんなふうに二次創作に及ぶとは?月村氏の中でか?それとも月村、大沢両氏の間でやりとりがあったのか?そのあたりに興味は尽きない。
女二人の活躍で人質も救出されハッピーエンドでの終幕であるが、アニメ的作風の中にも「公安」の闇を感じさせる挿話を絡めてあり、氏の代表作「機龍警察シリーズ」の重厚さに通じるものを感じた。
最後に思うことは金属バット最強!ですね。