紙の本
見れば見るほど
2019/08/01 21:36
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいらしくなってくるから不思議。聖母マリアの描き方も、それぞれ別の可愛さがあって、愛くるしい。これから絵画を見る時はルネサンスに限らず「かわいい」という目線で見てしまうかもしれない。ホントかわいい!
「ふきだし」のかわいい子供のつっこみもクスッと笑えてかわいい!
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借りたもの。
ルネサンス美術を「かわいい」をテーマに切り出したもの。
内容としては、専門性が高いものではなくグッズみたいなもの。
“かわいい”という言葉自体、現在では広義に用いられるので、美少年から美女、動物から怪物(シュール、キモかわ)、そしてファッションまでとり上げられている。
絵画(二次元構成)だけでなく、聖母子像とレリーフを取り上げている事が、美術書らしさを感じる。
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さらっと読むには楽しいし確かに可愛いと思う。
でも、ベラスケスやルーベンスはルネサンスじゃないよね、って思う私は細かすぎる?
(パルミジャニーノやブロンツィーノですらもやっとするんだよなぁ……)
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「かわいい」というのをキーワードに、おおよそ14~16世紀周辺の西洋絵画から、かわいい(まあ、かなり射程の幅が広そうだが)絵とその細部をピックアップして、少々解説をしたもの。クピド、ヴィーナス、天使、マリア、幼きイエス、子ども、少女、動物、怪物、悪魔などを取り上げている。本当に、ああかわいいというのから、繊細な美しさのもの、さらにはきもかわいいものまで様々だ。時代背景も少しわかる。それにしても、画家や彫刻家の技術は凄いものだ。個人的には、フィリッポ・リッピが好きなんだよね。
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ルネサンスの芸術家が残した美術作品の中に「かわいい」を発見し鑑賞していくスタイル。
「かわいい」は幅広く適用できる概念だから、かわいいルネサンスもアリなのだけれど、「かわいい」が受け持つ日本文化的な側面とルネサンスの関係性を考察するようなチャレンジングな論述は一切ないので、普通の美術作品紹介本として読むのが楽しいと思う。