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紙の本
最後まで読み通してよかった!
2016/10/01 13:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まこと - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれありです。
『君膵』の作家さんの二作目だそうで、流行りものは読んで確かめたいほうなので、図書館で順番待ちをして読みました。
友達のいない主人公の小学生の奈ノ花が「幸せとは何か」について大人の友の達、おばあちゃん(他人です)、アバズレさん、南さん、尻尾のちぎれた友達(猫)、ひとみ先生、隣の席の桐生くんたちと考えていくお話しです。
でもこのお話し、若い読者向けなのか、私の精神が老化しているのか、作者の創りあげた前半部分の世界観にはなじめませんでした。
奈ノ花の両親が共働きで忙しく、奈ノ花は淋しい子供だというのは、まあよしとしても、おばあちゃんがアイスクリームだのマドレーヌだのフィナンシェだのプリンを作ってくれたりするのは何か海外の子供向け童話みたいで甘ったるいし、奈ノ花が自分のことをかしこい子供と自負していて、他のクラスメートのことをクラスのバカな子供たちと言っているのは、確かにそうかもしれないけれど、そういう奈ノ花も可愛げのないうぬぼれた子供で好きになれないし、途中で時間がもったいないから、もう読むのをやめて図書館に返却しようかな。と何度も思いました。
でもこのお話は後半、奈ノ花がクラスメートたちに無視されて、学校に行かないで、すてきな絵を描くことのできる隣の席だった桐生くん(桐生くんも学校を休んでいます)に再び会いに行くところから、ちょっと変わってきます。
最初の奈ノ花のキャラクターは意図的に作者が作っていたことがわかります。
南さんやアバズレさん、おばあちゃんとの会話も、前半から、ちゃんと狙いがあって、後半の伏線になっていました。
クラスの中で自分だけがかしこい子供だと思って天狗になった奈ノ花が幸せとはなにかをみつける話ではなくてよかった。
ラストはハッピーエンドです。
紙の本
幸せとは何か
2016/03/15 15:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽてと - この投稿者のレビュー一覧を見る
全てが繋がったとき、はっとしてそこからは時間を忘れて更に物語に引き込まれていきました。所々に出てくる人生とはの例えにいつも納得させられながら、最後まであっという間に読み終えました。
紙の本
誰もがある「やり直したいこと」
2021/03/25 17:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
語り手である「私」と、南さんとアバズレさんとおばあちゃんと彼女(猫)が出会い、未来へと歩んでいく物語。
小学生の「私」は、ちょっと偉そうです。その偉そうは頭がよく、正義感の強いところからきています。クラスメイトからは疎まれていますが、「私」は大人にはない正しさを持っています。
「私」は放課後、彼女(猫)を連れて、南さんやアバズレさんやおばあちゃんに会いに行きます。その中で「私」は、彼女たちの「やり直したい」後悔に触れていきます。
彼女たちの「やり直したい」後悔とはなんなのか?
「私」は彼女たちの後悔に触れ、どのような未来へと歩んでいくのか?
「私」と彼女たちの交友の行き着く先に注目して、ご覧下さい。
紙の本
読むべき本
2017/10/12 17:11
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投稿者:MM - この投稿者のレビュー一覧を見る
老若男女 どの世代も 読んでみると 思い出したり 同じように叫びたくなったらり、味方になったりしてくれる本だと思います。
電子書籍
老若男女読んで見てください
2017/08/09 15:59
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投稿者:MM - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い方は どこか共感出来るハズ、子育て中は 考えさせられるハズ 、経験値高い方は 幼き日 若い日を思い出すハズ、幸せって何?今は幸せ?
透明感のある文章で 清々しい。
紙の本
幸せを考える、幸せ・・
2016/07/03 11:24
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が高校生ぐらいの時に、こんなお話に出会っていたら、どんな風に感じたのだろうと考えます。
小学生の主人公が「幸せって何か」を考えながら、
クラスでいじめにあったり、
不登校の友人とぶつかり合って素直な気持ちに気づいたり、
いろんな人たちが主人公と幸せな時間を過ごし一緒に考えるために会いにきてくれたりする。
ファンタジーなお話だけど、
子供の時って、
こんな不思議な時間があるから救われるんだよなあとちょっと子供の頃の記憶が想いだされます。
何か大切にしている気持ちを大切だと忘れず、毎日を過ごす大切さ。
そんな時間が今の自分になっているはずなのに、いつの間にかそんな大切な事を忘れてしまっている事に気づかされる。
住野よるさんの2冊目の小説。
「君膵・・」でデビューして気になって読んだが、たくさんの人が読みたいと感じさせるのが分かります。
読んでいて、気持ちの良い時間でした。
紙の本
最高の夢
2016/06/04 12:57
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投稿者:MR北海道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢オチと聞くと、あまりいい響きがしないが、これはその固定観念を打破してくれた。読んでいて楽しく、何より、綺麗な作品だと思った。