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今までは著者の著作でもあまりオープンにされていなかった「外事警察」に関わる話である。
かなりスリリングな話もあり、危機管理を知る上では身に着けておきたいことも多い。
佐々さんはもうかなりのご高齢だが、今後さらに執筆活動を続けていただくことを切に願う。
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【ゾルゲ、ラストボロフ、レフチェンコ、瀬島龍三、秘密メモ全公開】日本に侵入した様々なスパイたちの捜査秘話を含め、自らがアメリカでスパイ特訓を密かに受け、時にはスパイを操った事実を初告白。
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「はじめに」によると本書は、佐々淳行氏「最後の告発」とも言うべき書、とのこと。
佐々氏の辿ってきた経歴も興味深く読んだが、「外事警察」そして「特定秘密保護法」や「インテリジェンス」とは何か、またこれを正しく作り上げ運用することが国家にとってどんな役割を果たすのかを、分かりやすく知ることができた。
読んで良かった。
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お固くて小難しいかと思いきや、読みやすかった。とはいえ、全然知らないことばかりでムツカシイっちゃムツカシイんだけど。
ハニートラップにご用心!ということは分かりました。
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尾崎秀実を近衛を囲む昭和研究会に誘ったのが、著者の父親、佐々弘雄。
著者の祖父は西郷軍で戦いに敗れ、政治犯として収監されたあと、国権党を率いた国権主義者であった。
著者の兄より一年下の学年に、後の日銀理事となる緒方四十郎がいた。ちなみにこの妻が緒方貞子。
ラストボロフが名前を挙げた、日本の対ソ連協力者の中には、宏池会の事務局長として活躍した田村敏雄もいた。
東芝機械のココム事件では、そもそもソ連に機械を売る点で瀬島龍三が関与。
新潮452016年3月号でも、防衛大学内部に中国の女性学生がスパイとしてハニートラップをしかけていることを暴露した。
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著者は佐々弘雄〈さっさ・ひろお:1897-1948年〉の次男である。弘雄は美濃部達吉と吉野作造の薫陶を受けた法学者・政治学者で、後に朝日新聞編集委員、参議院議員を務めた人物である。何よりも近衛文麿の私的ブレーン「昭和研究会」の一人として知られる。尾崎秀実〈おざき・ほつみ〉とは朝日新聞社の同僚であり、尾崎を昭和研究会に招じ入れたのも弘雄であった。
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