電子書籍
秒速5センチメートル
2024/04/11 19:05
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投稿者:アザミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
3部作となっています。主人公の貴樹が小学生、高校生、社会人のことが別の視点から語らていて面白いです。
紙の本
桜は秒速5センチメートル
2024/02/22 16:52
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投稿者:藻 - この投稿者のレビュー一覧を見る
転校したことがある人にしかわからない苦痛。また、そこに同じ思いをしている人が居るという嬉しさ。その関係で、二人は出会う。が、また、転校が決まる。一人は同じ思いをしている存在から離れる寂しさ、また一人はもう一人しかいないんだという苦痛さ。登場人物それぞれの気持ちを変化を読み取れる作品です。とっても感動します。
電子書籍
秒速5センチメートル
2022/09/30 20:52
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投稿者:いちごノーレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
3つの短編小説で、登場人物のこころの動きが読んでいて分かります。映画を観た人も、観ていない人にも読んで欲しいです。
紙の本
映画を見たら見て欲しい。
2017/04/30 23:31
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投稿者:Pompon - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画でも有名な秒速5センチメートルの小説版。
時間と距離がテーマの作品で、人の成長と心の動きをすごくよく描いた作品です。
本作では、映画では描かれていなかった、二章と三章のあいだの主人公の人生や、佳苗と貴樹の別れの日、や、あの日の手紙、など気になるところが描かれています。
ぜひ、先に映画を見てから読んで欲しい作品です。
電子書籍
思い出はいつまでも美しい。
2016/11/19 18:43
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ恋なのかはっきりしないけど、大切にしたいと思いあう中学生の淡い気持ちを描いてます。
思い出を抱いて、高校・大学・社会人となり、心が固くなっていく様子が切なくなっていきます。
花吹雪の美しい映像が圧倒的なアニメが思い出されます。
男性は思い出を大切にしすぎる、思い出を共有してても女性は前を向いて生きていけるんだな、って複雑だったのも確か。
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どうしようもないほど辛く、救われなさが大きい。でも読んでしまう不思議。装丁が素晴らしくて、気になってたところだったからほぼジャケ買いしてやっと読めた。
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叶わない初恋と、それを想い出として、けれど一面では呪縛のように抱えて生きる貴樹と、その世界の物語だった。
映画を先に知り、「秒速5センチメートル」はとても好きな映画だ。
繰り返し観るし、山崎まさよしさんのあの曲が別な場所で流れても、あぁこれは「秒速5センチメートル」の曲だと感じてしまうくらいに。
明里との関係があまりにしっくりきすぎて、貴樹にぴつたり、ちょうど過ぎて、彼は明里と離れたあとの自分の扱いにいつも困っているように見えた。
大人になっても世界に馴染めない気がするのは、明里といた世界があまりに自分の中に溶け込んでいたからなんじゃないか、と思う。
それでもいろんな人と離れて、社会とも離れて、人も自分も擦り減らして、ひとりになって初めてわかることや見えるものはきっとたくさんある。
貴樹はその中で少しずつ何かを取り戻していったのかもしれないなと感じた。
最後のあのシーンは、映画を観た時も「あれはああいう風にしか終われない。あそこでやっと貴樹くんは歩き出すんだよ、きっと」なんて話を家族と何度もした。
言葉で成り立つ小説版で改めてそこに触れられて、嬉しかった。
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言の葉の庭を読んだときは映像だけでは分からなかった背景が描かれていて、違う解釈を提示されたようで正直戸惑った部分もあったのだけど、秒速5センチメートルは映像に描かれているままが小説になっているような気がして、安心して読めた
感情の起伏が大きくない分、秒速5センチメートルの方が小説向きなのかもしれないと思った。落ち着いたナレーションが聞こえてくるような、そんな文章だった。哲学的な語り口と、希望的なエンディングが素敵で、小説としてはこちらの方が好きかもしれないと感じた。また好きな本ができて良かった。
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若き時の切ない初恋の思い出、自分も経験があるためついつい感情移入してしまった。
彼が優しいが故に周りの人を傷つけてしまう、そんな想いの入ったストーリーだった。
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名作アニメの監督によるノベライズ作品。
第一話を少年の一人称、第二話を少女の一人称でほぼ映画通りに描いた後、第三話を三人称で、映画に描かれなかった部分を大きく取り上げた物語に。
著者はあとがきで映画を未見の人にも楽しめるように描いたと仰っているが、果たして未見の人がどう読むのか。
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美しく、切ない物語。心の弱さ、強さ、はかなさ。胸の中の何かがきゅっと小さく疼くような感覚を覚える。
映像をみた後にこの本を読んだ。小説の中には、映像にはない描写、物語がある。「言葉」にすることで美しく生きるimageにつながってる気がした。
この小説を読み終えた後、映像をもう一度みてみたいと思った。また違う映像に見えるのではないかと思う。
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文章が映像的.幼少期の体験がその後の人生のどのような時期にどのような影を落とすのか,明らかに過去を引きずる.ある断片断片だけを繋げた構成だが,過去の経験が未来に反映されそれが生として連綿と続く.ラストでプラスに転換した主人公達だが,テーマとしては鬱々としている.それを映像として見せることに視点があるように感じる.
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アニメのインパクトが大きすぎたせいか、大きな感動というほどまで至らなかった。活字することで、馳せる想いが狭まることもあるんだなと思った。
あらすじ(背表紙より)
「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」いつも大切なことを教えてくれた明里、そんな彼女を守ろうとした貴樹。小学校で出会った2人は中学で離ればなれになり、それぞれの恋心と魂は彷徨を続けていく―。劇場アニメーション『秒速5センチメートル』では語られなかった彼らの心象風景を、新海誠監督みずからが繊細な筆致で小説化。1人の少年を軸に描かれる、3つの連作短編を収録する。
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いつか・・・。
想い出がワインのように熟して、
苦い過去ですらまろやかに味わえる、
そんな時が訪れたときに、
素敵な大人になっているだろうか。
味わいのある大人になれているだろうか。
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表紙が懐かしく、思わず手に取り購入。作品は映像でもちろん見ており、個人的にはBAD ENDではと捉えてます。それでも手に取ったのは「言の葉の庭」の親本を読んでいたから。絵と文章で相互補完しあって初めて作品が完成しているように感じたのは初めてでした。
今夏の「君の名は。」、期待してます。「言の葉の庭」のような映像美があればうれしいな。