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内容(「BOOK」データベースより)
大阪府警を追われたかつてのマル暴担当刑事、堀内と伊達。競売専門の不動産会社で働く伊達に誘われ、東京で暇を持て余していた堀内は、大阪へと舞い戻る。再びコンビを組み、競売に出る巨大パチンコ店「ニューパルテノン」を調べるふたりは、利権をむさぼる悪党たちとシノギを削ることに。警察OB、ヤクザ、腐敗刑事を敵に回し、ふたりは大阪を駆け抜ける―。『破門』の直木賞作家による、警察ハードボイルドの最高峰。
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悪果の続編/ 前作であんなに面倒くさそうにしていた、身元調査をバンバンと後輩に頼んでどんどん調べているのはどうかと思う/ 主人公二人に、桑原くらいの愛があってもいいと思うんだが、サイコパスかと思うほど他人に冷たい/
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6月-22。3.0点。
大阪府警マル暴の堀内、伊達シリーズ。
前作で二人とも退職。伊達が競売屋の仕事をし、堀内も一緒に。
大型パチンコ店が競売にかかるという情報で、動く二人。
元警察幹部やら、実業家、ヤクザが絡み、バトルロイヤル状態。
丁々発止のやり取りが楽しい。桑原・二宮シリーズより無茶をする。次作も期待。
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シリーズ物なので買った一冊。
前作より楽しめた。
相変わらず乱暴な2人の調査だった。
やっぱり登場人物が多く、人間関係がごちゃごちゃになる。
一つ気になったのは、パチンコ屋の調査報告はどうなったのだろう?
それがそもそもの仕事なのだから、最後どうなったかきになる。
だんだんこの2人のやる事が楽しくなってきた。
次も楽しみな小説でした。
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前作『悪果』で警察を追われた元マル暴の刑事、堀内と伊達が、競売にかけられいる巨大パチンコ店の利権に群がる有象無象を向こうに回して、大阪中を駆け巡る!出てくるやつは全員ワルの黒川ワールド全開の、大阪ハードボイルド。
実は本作の続きである『果鋭』を先に読みかけて途中で投げ出してしまって、その時は「黒川さんに飽きてきたかなー」と思い思いかけてたんですが、こっちを読み始めてそんな思いは吹っ飛びました。ちょっとエンジンがかかるのに時間がかかった感じもするけど、中盤あたりから俄然面白くなってそこからはノンストップ!
白のイプサムに乗って大阪を縦横無尽に走り回る。奈良県十津川にも行く。岡山へ遠征する。酒は飲む、美味いものは食う、女と寝る、警察の人脈を駆使して情報を集めまくり、ヤクザはボコる、悪いやつから金を毟り取る!煙草と博打とお金の大好きなおっさんたちの決してマネをしてはいけない生き方がここにはある。
軽快な大阪弁の会話だけでなく、地の文からも大阪弁のリズムというかビートが香り立つ。知ってる地名、行ったことのある場所が出てくるだけで興奮する。
闇で怪我を縫ってくれるうさん臭い医者も健在。『悪果』と『果鋭』も読んでみようと思います。
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前作「悪果」で大阪府警をクビになった堀内と伊達が再び大阪でコンビ結成。仲良く不動産コンサルタント会社に雇われた2人は、競売予定のパチンコ店の裏にカネの匂いを嗅ぎつける。
前作同様、2人の前に次々と悪党が現れる。ヤクザ、現役警察官、元警察官、資産家などなど。そんな悪党を懲らしめる2人はさらなる悪党。いつもながらの正義感そっちのけ人間模様が大阪弁で中和される黒川博行ワールド。
ラストのウヤムヤ感がちょっと残念だが、これは次回作への伏線だろうと期待したい。
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いかにも怪しげな競売専門の調査会社で働く伊達が女のヒモとなってくすぶる堀内を誘いコンビ復活!
二人の関係も深まり悪さも加速!!