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かこさとしさん……。
お元気です。
これだけ本質的なのに、受け入れられているのは凄いです。
うらやましい(^_^)
2017/04/10 更新
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かこさとし、が作ってくれた世界の科学者まとめ、です。
でもいまこの形だと、もう子どもには読んでもらえないんだよね。
だから、文系の大人が読もうよ。
なぜかというと、ここらへんまではもう一般教養のうちだから……。
大人は知らなきゃヤバいから……。
司書は知らなきゃもっとヤバいから(^.^)
司書がエラトステネスを知らなきゃまずいよ。
せめてここまでは知っていましょうの基礎知識です。
こういう本は借りて読むのは難しいよ。
買って、持ってて少しずつ読む本の一つです。
2017/06/15 追記
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加古さんは東大工学部応用化学科卒。化学専門なのだ。科学の絵本はたくさん描いているけれど、化学に関するこの本は思い入れもすごくあるのではないかと思う。
月毎に化学者の業績と人生について書かれている。6月ならカビが生える時期だからペニシリンの発見について、12月はファラデーのクリスマス・レクチャー、という風に。更に科学史と季節の化学に関する小ネタ、化学者の誕生日、化学ダジャレまで、びっしり。
こういう仕事ができる人って加古さんしかいない。これは1986年に出された本に加筆して昨年出し直された本だから、加古さん90才の仕事である。
本当に尊敬できる方だと思う。加古さんが亡くなったら誰がこういう仕事をするのか。
お元気で長生きしていただきたい。
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本書は小学校高学年向けに書かれた化学に関する絵本である。だから東大生にはぴったりであろう。
というのはもちろん冗談だが、著者のかこさとしさんは「からすのパンやさん」などの代表作を持っている。経歴としては東京大学の応用化学科を卒業した工学博士であり、今年鬼籍に入られた。小学校高学年向けであるが、決して知識が浅いということはない。むしろ読んでいて知らないこともあるくらいである。
化学と教育、あるいは著者に興味がある人にはぜひ読んでもらいたい。(化学システム工学専攻)
配架場所:工5号館図書室
請求記号:A-20:K2-1:1
◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003437675&opkey=B157015742013098&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0
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科学史や化学者に関するエピソードを綴った絵本。昨年、福井県にある「かこさとしふるさと絵本館」を訪問した際に、かこさんが実はだいぶ上の先輩(某大学工学部化学系)に当たることを知り、同時にこの本の存在を知りました。偉大なる先輩に敬意を表しつつ、化学の先達の偉業に触れられるこの本をおすすめします。科学者の誕生日はじめいろいろと意匠が凝らされており、大人も楽しめると思います。個人的には、かこさとしさんの絵本としては、小学生のときに「宇宙」にはまり、何度も読み返しました。こちらもオススメです。