投稿元:
レビューを見る
4日前に購入し、今あっという間に読み終わりました。
序盤で伏線を張り張り張って、バラバラになった伏線ピースを後半回収し当てはめて全貌を解明していき、蒼太と梨乃のことについても決着していく文章構成力はさすが東野圭吾だなと思いました。
後半は本当にジグソーパズルをやっているようにピタピタとピースがはまり、事が繋がっていく感覚が快感になり一気に読んでしまいました。
この次の展開が気になり、パズルを一気に仕上げたい気持ちになるような感覚が東野ミステリーに魅了されるところなのかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
ベストセラー作家の著者をして、「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と言わせる作品だけある。
導入部の伏線は何を意味するか?、黄色いアサガオとは?、そして殺人事件の裏にあるのは?、と興味を嫌が応にも掻き立て、最後まで小気味よいテンポで、読者を引っ張っていく。
「一生懸命、自分が信じた道を進んできたはずなのに、いつの間にか迷子になっている」大学院生と、元五輪候補スイマーの二人が探偵役となって、事件の謎を追ってゆく。
さすが著者は読者の心を掴むのがうまい。
エピローグで、現代日本が抱える原発問題に、理系らしく著者なりの一つのテーゼを提示する。
投稿元:
レビューを見る
東野圭吾さんの作品はハズレがなく面白い。
バラバラだった点が線でつながり、やがて面になり立体になって形作られる。東野圭吾さん独特のそんなストーリー展開の切れ味は抜群だ。
投稿元:
レビューを見る
結構面白かった。
幻の黄色い朝顔を中心に、色々な登場人物が出てきて、話は広がっていくんだけど、最後には全て解決する。
ただ単なる殺人事件の話ではなくて、頑張ろうって思える終わり方だった。
花が好きなおじいさんが殺される話。
殺された孫娘と何故か事件を追う警視庁の兄を持つ弟が事件解決に動く。
投稿元:
レビューを見る
面白かったけど。過去の東野作品と比べると刺激が少なかったような気がした。やや物足りない。
あらすじ(背表紙より)
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。
投稿元:
レビューを見る
花がアサガオの一種だと分かったところで、事件の要因に何があるのかは気が付いた。しかし、そこに登場人物達がどう絡んでいたのかは最後まで思い付かなかった。
エピローグが工学系出身の作者らしい発想だと感じた。
投稿元:
レビューを見る
やりたいこと、
やれること、
やるべきこと。
やってきたこと。
やれるようになったこと、
やらなければならないこと。
投稿元:
レビューを見る
さすが東野圭吾の最新作。
途中から結末が気になって頁をめくる手が止まらなかった。
地震に原発問題、そして薬物…。
この御時世を反映したと思われる要素が全体的に散りばめられており、作者自身のこれらの問題に対する考えも垣間見ることができた気がした。
投稿元:
レビューを見る
(^^)<Comment
久しぶりに読書再開したけど、東野さんはやっぱりおもしろい!
先に読み進めたくてむずむずします。
読んでないときもふと黄色いアサガオのことを思いうかべたりした。
いつのまにか読者の日常にまでふと入り込んでくる感じ(多分、描き方がリアルだからだと思う)が、東野さんらしいと思った。
投稿元:
レビューを見る
黄色い花を育てたら殺されてしまった話。
全てを知らないでいれば平穏でいられるのに
知らないということを知ってしまったら
元には戻れないよね。
投稿元:
レビューを見る
2016.04.21
面白かった面白かった。久々に東野ーって感じで一気に読んだ。こんな複雑な話を一つに纏めていくんだから凄いよね。まぁ一つをバラバラにしていくのかもしれませんが。アサガオってのは気になったけど、やっぱりか!と思った時、少しだけ東野さんに勝った気がした。初めてな。
主人公は2人の美女どっちのが良いのかが知りたいね。
2023.4.19
2回目読了。忘れん坊として、2回目もしっかり楽しませてもらった。最後の原発を廃炉にしていくために、負の遺産を引き継ぐ為の新しい技術が必要ってとこ、これはめっちゃ覚えてた。
投稿元:
レビューを見る
意に反し、途中からやけに軽いタッチになって話が進む。どこに着地させるのかと思ったら、そこか…。東野圭吾らしい締め方に得心。
投稿元:
レビューを見る
個性豊かな登場人物がそれぞれの生活の中で様々な出来事が起こる。最初は全く想像もしない接点が徐々に繋がって行き最後は全てが一つになる。分厚いページ数も全く感じさせない驚きの連続だった
投稿元:
レビューを見る
一人暮らしで花を育てることが趣味だった老人が殺害された強盗殺人事件、孫の梨乃は祖父が育てていた鉢植えが無くなっていることに気付き、祖父の死の謎を追うことになる。梨乃はオリンピックを目指していたほどの水泳選手だったが水泳をやめてしまい、一緒に謎を解明することになる蒼太も自分の進路に疑問を感じ道に迷ってしまっている。物語はテンポよく進み、先が全く読めないので、この2人に引っ張られる頁をめくる手が止まりませんでした。複雑に絡み合う伏線を全部回収する手腕は流石でした。負の遺産も引き継がなければいけないということについても考えさせられた。そういえば、黄色いアサガオって見たことがない……作中に書いてあったように江戸時代には本当にあったのかな?
投稿元:
レビューを見る
黄色い朝顔を追う物語。
その花は「夢幻花」と隠喩され、歴史の過去に追いやられていた…かに思われた。
ある日、花を愛でた老人の秋山周治が殺される。
第一発見者の孫娘梨乃と梨乃に接触した蒲生洋介の弟蒼太が出会ったことから物語は加速していく。
すべてが一つに繋がった時、人生に悩む梨乃と蒼太にも新しい未来が射す。
今回も良い小説でした。