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現存しないと思われていた黄色い花のアサガオ。
ある日、花を育てる事を趣味とした秋山周治が殺された。
なぜ殺されなければならなかったのか?
黄色い花のアサガオが何か関係している。
孫の梨乃とこの花の事で知り合った蒼太は協力して事件の真相を調べる。
秋山周治が単純に殺されただけではなくそこには何十年に渡って引き継がれたある事が根底にあった。
この本は「プロローグ1」から始まるがその内容について暫く出てきません。
ん?最初の話はなんだったんだろうと読み進め五分の四くらい読み進んだ所でようやく繋がりが出てきます。
そこから色んな話が進み、繋がり、結末まで進んでいきます。
久しぶりに東野圭吾さんの本を読みましたがやっぱり読みやすくて引き込まれました。
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時代を超えて続いていくしがらみ。それらを守るがために誤解を生む家族。大事なのは、知らないまま生きることなのか?苦しくても、知るべきなのか?
途中まで謎が謎を呼び、その謎が知りたくて夢中で読んでいたが、盛り上がった分、エンディングが呆気なく感じた。
いくつもの謎を絡める見事さには、いつも脱帽します。
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半分を過ぎても話が繋がらないミステリーは初めての経験。
黄色いアサガオの種の成分は覚醒剤みたいにDNA鑑定で発見できないものだろうか。
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黄色いあさがおの秘密と原子力との向き合い方。
蒼太が選んだ道が大事なのだと思う。白か黒ではないグレーの部分。
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全く繋がりの無さそうなプロローグが2話・・・。
こんな別々の話から、どんな風に展開していくのだろう??
と冒頭から心鷲掴みにされてしまう。
東野作品は兎に角展開が早く感じられるというか、
次から次へとあらゆる場面が目白押し。
人物もどんどん繋がって行き、全く飽きることなくクライマックスへと繋がっていく。
この話も、一体この登場人物がどう繋がっていくのだろう??と思いながら読み進めたが最後は気持ちの良いくらいにキッチリパズルが当て嵌まり、後味は最高に良い。
先日、某花鳥園へ出かけたのだが、紫陽花祭りを行っていた。
よく見ると、紫陽花にも黄色って無いのかもなぁ~??
とちょっと違った角度から観賞することが出来た。
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老人の死と、その老人が育てていた黄色い花。プロローグからいくつかの物語が語られるが、徐々にそれらが絡み合っていく構成は見事。少しずつ真相が明らかになりつつも、決して飽きさせない流れで、最後もスッキリ収束していった。
それにしても著者の作風のバラエティさには驚くばかりだ。
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複雑な人間関係やトリックがあるわけではなく
ただただ謎を解いていくお話
原発のことも何か言いたかったのかなあと。
一見複雑そうな伏線もあっさりと終わったため
読みやすいけど、なんだか物足りなさを感じました。
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柴田錬三郎賞受賞のノンシリーズ長編。
多角的な視点をフル活用することでどんどん引き込む展開は、いつも通りで満足。
特に今回、刑事と学生素人探偵というミステリでは定番の角度に加え、警察庁の役人という変わり種が入っていたのがよかった。
一方で、事件でない方の謎の、解決までのプロセスにもう少し捻りがあればよかった。
しかしながら、リーダビリティ溢れる冒険劇を、よくもまぁこう量産できるものである。
3+
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さすが!
読み進める中で、頭が混乱し、どことどこの話が繋がっていくのか、さっぱり分からなくなってしまい、うーん、とうなってしまう場面が幾度があったが、最後は「なるほど!」と左手の平を右手拳でたたいてしまった。
物語は主人公が高校時代に始まり、あっという間に大人になっているが、その過程よりも以前に背負わされていた荷物、時にはそれを秘密というが、それぞれの家族が誰にも語ることなく、淡々と背負い続けていく。
それは、現実世界においても同じであること、まさに現在の日本における問題、いや世界的な問題も含んで描いている。
そこまで大風呂敷を広げなくとも、それぞれ何らかの荷物を背負っているのではないだろうか。また、それを覚悟して担ぐ選択をすることはないだろうか。
さすがとしか言い様がない作品だった。
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多彩な作家であることは周知の事実ですが
どこまでも新しい作品を創っていこうという姿勢に胸打たれました。
残虐な殺人事件が起こる場面からストーリーは始まります。
暗い気分になると同時に、一気に惹き込まれていきました。
そして次は中学生同士の淡い初恋話、次はプロの水泳選手を目指していた女性の従兄が自殺、つぎはその女性の祖父が殺され……と一見なにも関係ないような事件や出来事が次々と起こり、登場人物もたくさん出てきて頭がこんがらがりそうになりました。
東野圭吾ならではの原発、スポーツ、音楽の話題なども所々に出てきます。
本当に今までの著者の集大成かと思うくらい色んな要素・エピソードがてんこもり。
ここまで色々ストーリーを盛り込んで、いくらなんでも大丈夫?収集つくの?と思いながらも夢中になって読み進めていき、最後はしっかり全てを繋げてラストにもっていく著者の力量に改めて脱帽しました。
著者がどうしてここまでアサガオに興味をもつまでに至ったのかその経緯が知りたいなと少し思いました。
エッセイで「何にでも興味を持つ、どんな作品でも書いてみせると決意した」とありましたが、自分で言ったことを裏切らないのがすごいです。
相変わらず登場人物は美男美女ぞろい、
とくに主要な2人の女性はやっぱり美人という設定でした。
これはもうお約束みたいなもんでしょう。
アーモンド形の瞳、という言葉は出てきませんでしたが。
著者の描く美女はちょっと短気でヒステリー気味に思えてしまうのは私の見方が歪んでるからでしょうか。
水泳のことを聞かれたくないからって、何も事情を知らない人からちょっと何か言われたくらいで突然ブチ切れたり舌打ちしたり、そういう態度があんまり好きになれませんでした。やたらと周囲に持ち上げられてるし。
正直、梨乃は最後まで好きはなれなかった。
というか、登場人物の誰にも共感できなかった。
言っちゃなんだけど尚人はワガママですよ。
才能才能ってバカの一つ覚えみたいに。近くに才能がある人がいるなんて関係ない。
勉強もスポーツもできて絵も上手くて音楽もできるなら万々歳じゃんか。
上に挙げたどれも全然できない私でもふてぶてしく生きてるっていうのにさ。
まあ完璧主義だから、そうはいかなかったのかもしれないけれど。
才能があるとかないとか、そんなことは誰にも決められない。
才能が欲しいってことは、才能がない自分自身を認めなくないってことじゃないの。
こんな完璧な俺に才能がないなんて信じられない、あって当然だと思ってたからこういうことになってしまったのでは。
だったら自分の才能を最後まで信じればよかったのに。
才能があると信じ続ける、勘違いし続けられるも一つの才能だと思う。
勘違いし続けることはできなかったのか。それでうまくいったかもしれないのに。
アサガオのちっこい種一つくらいで命落とすとか、人としてまだまだ修業が足らん。
あの世へ行って出直してこい!
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朝顔の研究をしていた老人が殺され、孫の梨乃と友人の蒼太が解明に繰り出します。
様々な人の視点から描かれ、点が線になってゆくのが心地良いです。
人物描写のディテールが細かいのは言うまでもないですが、その中に現代の原発問題や薬物問題が織り込まれ、読みやすい以上に読み応えのある作品でした。
オリンピックの夢に挫折した梨乃と、これからも原子力を学ぼうと決意する蒼太の成長が眩しかったな。
こうして人は成長し、繋がっていくんでしょうね。
今ある負の遺産をどうするか。
深い余韻が残る佳作でした。
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最後まで展開が読めず、夢中になりました。自分の読むスピードが遅いことがもどかしくなります。自分以外の家族に秘密を持たれることは、辛いことだと思う。いつかはばれてしまうだろうし。家族とも秘密とも向き合うことが大切、それがどんなに大変であっても。遺産をいい形で引き継ぐために。
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読み終わった後の爽快感。プロローグから、今回の事件と何が関係しているのか、さっぱり分からず、また、全く予想もつかなかったので、真相が解明されていくところでは、一本の線に繋がってすっきりしました。蒼太の成長がみられ、梨乃も一歩踏み出すことができて、いい話だった。
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最近の東野圭吾の作品は期待外れが多かったのだけど、この作品は面白かった。一見バラバラな複数の登場人物達のエピソードが繋がることは予測できたけど、真相が最後までわからなかったのは見事。犯人も意外な人物でミステリーとして非常に良くできてると思う。
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久々の東野圭吾
さすが読ませるな〜、470ページほど文庫本だけど一気に読みました。
最後、プロローグ1からつながる特別に意外な真相ではないけれど、蒼太や梨乃やそれぞれ登場人物にとってよかったと思わせてるくれる結末。
ただ、負の遺産という話を最後の蒼太のこれから、というところに全て繋げた感を感じて小説を読んで世界に入りこんでいた部分を一気に冷めた気持ちにさせられた、まあこれは人それぞれだろう。