紙の本
恋愛指南書の作者も引いていたアランさまの迷言
2016/09/04 15:51
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投稿者:ペンギンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最終巻はアランとエデルが結婚を許してもらうため、別々の場所でそれぞれに頑張りました。そして辿り着いた結論に、これから二人で築いて行く新しい形のディセント家は無敵になりそうな気がします。
アランさまは最後まで外しませんでした。今回も数々の迷言を残しましたが、花嫁を褒める言葉が「人間のようだ」とはさすがにどうかと(笑)。
最後の短編で新婚生活もちらっと垣間見れて良かったです。
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シリーズ7巻で完結巻。
前巻でレイとの話にも区切りが付き最終巻ではエデルとアラン2人がメインの話になっています。まさに最後に相応しい。最後とはいえ、やはり靴箱館ですので靴は登場しました。鉄の靴とラストのブライダルシューズでしょうか。鉄の靴はエデルがディセント家に相応しいかを見極めるために遣わされたステイシア城に眠っていた靴。この靴の秘められた魔力がコーディナル家のマリーとレオンに深く関わってくるというもの。魔術師の靴である鉄の靴を見つけ出し城で起きている事件の解決がエデルに与えられた最後の試練。そして一方のアランはディセント家の引き継ぎをするために父親アルヴァよりシンデレラ王妃の息子でありディセント家の始祖とも言えるドゥーガルドの書いた手記をもとに自身の考えを述べよ、と試練を言い渡される。離れ離れになりお互いに試練に取り組むエデルとアラン。そんな2人の未来は…。
苦難に苛まれ失敗しながらも新たに前を向き歩き始める女の子の成長を描いた本作。最終巻では主人公エデルがしっかりと前を見据えてアランと共に生きていこうとする姿勢が描かれていて最後まで楽しく読むことが出来ました。最後の最後までアランの珍名言が飛び出したのもこのシリーズらしいなと思ったり(笑)換毛期を迎えたり幸せな豚になったりと。アランが愛読していた恋愛指南書の著者との絡みなども楽しかったです。本編が終わった後にあとがきがあり、そしてエデルとアランのその後を描いた短編が入るという構成も良かったと思います。作者の方の次回作も楽しみにしています。
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アラン様は最後までアラン様だった…! エデルがアランに愛されることで自信をつけてどんどん格好良くなったのでお似合いのカップルなのでしょう。おしあわせに! 私も幸せな豚になりたい!笑
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笑いあり涙あり笑いありの楽しい完結巻!
前の巻でエデルのメインストーリーは解決。しかし、二人の前には身分の壁が…ということで、ラストは二人の幸せのための試練(?)です。
エデルは、アランの母に試される形で、ある屋敷の招待を受けて彼の妹ルディアとともに旅立つことに。
一方、アランはシンデレラ伯爵の当主として進むべき道を模索することに。
二人は周囲を納得させる答えをみつけることができるのか?
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5323.html
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シンデレラは実は悪女で、ガラスの靴は特別な力を持っていました。シンデレラによりそういう魔術がかかっている靴が散逸してしまったので、子孫はその収集と封印を行なっている。主人公は子孫の経営する靴屋で働くやつ。
靴にまつわる童話をモチーフにしていて、その設定が私の中では新鮮で面白かったです。おどおど系主人公(だけど自立する)とイケメンの恋愛もあり。そのへんは微笑ましく読みました。主人公が自立する姿が真っ直ぐで良かったです。