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日本人はどうも「妥協」という言葉をネガティヴにとらえがちですが、妥協とは大人が備えるべき高い能力のひとつであり、社会が必要とするのは、美しい妥協であるとぼくは考えています 木という素材は人々を調整する最高の道具です ヨーロッパ大陸は、ゲルマン的な価値観が支配する場所で、しぜんは制圧すべきものであり、崇拝の対象にはなりません ロジックでオレたち本当に幸せになれるかな なぜコンクリートのオフィスが必要だったかというと、柱のない大空間にたくさんの人を閉じ込めないと、効率的な仕事が出来なかったからです 里山資本主義 藻谷浩介 雲の上のホテル 日本人は、行間を読み合う人たちで、思考の強みは、茶道が象徴するように、空間と行為と言語の一体化にあると実感しました
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もやもやとしていた霧が晴れた。
アメリカは民間の寄付頼み。中国では必ず委員会が作られる。
呼ばれたらやる。
eyesore。
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受け身で戦う。プロジェクトの進め方の鍵として、軸が見つかるまで徹底して聞き役に徹する姿勢にに共感。建築の在り方は地域や環境に密着したもの、そのための木の役割は大きい。
紀元前ローマ時代に征服地から連れてこられたバラバラな人々をまとめるために、アウグストゥスは大理石でローマ都市を築き統合を成し遂げた。
紀元前に、建築という先端技術が社会を変えたことが、隈研吾さんは複雑化した現代社会で木こそがそのメディア的役割を担えるのではないかという。
オリンピックに向けた完成が楽しみになってきました。
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・今、建築業界では、「日本的な工法」や「木を使うこと」に関して
積極的な追い風が吹いている。
・殺風景なスタジアムの課題を解くカギが、木にある予感があった。
「木」という素材のもつ温かな感じは、なぜか人間に大きく作用するから。
・今の複雑な社会を統合できるのは「木」しかない。
人間と自然とをつなぎ直してくれる素材が「木」。
・「コンクリートの時代」を「木の時代」に変えることが、自分の使命。
・高度経済成長時代には、木を切り出すことが、森を失うことにつながる
という誤った認識が流布した。
事実は全く逆。森から木を切り出し、そこにまた木を植えていくことが、
森に健康的な循環を作りだす。
・世界の建築のトレンドは「木」
・震災によって、人の意識が変わる。
・木は成長した後に、だんだんと腐っていく。
腐った部分を見つけて、丁寧に取り換える。部分更新が可能。
・木の建築は、半分だけ生きている。
・永続性を一番保てるのが、実は木という材料で、
逆に一番保てないのが、コンクリート。
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東京2020オリンピックメインスタジアムの新国立競技場の建築がザハ氏から隈氏に急遽変わった。東京1964オリンピック時の丹下氏の代々木体育館に憧れ建築家になった隈氏が、東京2020オリンピック新国立競技場を設計した。日本伝統の木造建築の良さを出した新国立競技場に対する思いを茂木氏と語る。
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(2017/4/13)
あのヘルメットみたいな、牡蠣みたいなザハ・ハディド案から、
神宮の森と調和する木が基調の隈案になって、
まずはほっとした新国立競技場。
しかし昨今の豊洲問題、国有地払い下げ問題を知るにつけ、
利権の甘い汁を吸おうという国賊がやたらばっこしていることに気づく。
いろんな思惑でとっとと取り壊されてしまったもとの国立競技場。
あれを壊さず改修する、というのが一番無難だったと今でも思う。
そうすれば、2019年のラグビーワールドカップにも当然間に合ったのに。
自然に優しい国立競技場になれたのに。
まあたられ場を言っても仕方ない。
隈さんの考えはとても自然なので、
いい競技場を作ってもらおう。
そして2021年にはラグビーを観に行こう。
第1章 逆風のなか、新国立競技場をつくる
第2章 木の建築だからできる"偉大なる平凡"
第3章 都市のさまざまな矛盾を引き受ける
第4章 "辺境"の日本から理屈を超えた建築を
第5章 先輩の仕事を引き継ぐ――大成建設 山内隆司会長
第6章 黒子として支える――梓設計 杉谷文彦社長
第7章 都市の祝祭性と建築――対談・茂木健一郎