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このシリーズは刊の最後に爆弾を残すのか。
惜しむらくは、自分の想像力ではキリヒトの動きがしっかり掴めなかったこと。
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前半は前巻から続く地下水道の話と市内お忍び行動。
相変わらずなかなか物語は進まず、これどう話が広がっていくのかなあと思っていた。
後半、陰謀話が始まるあたりから一気に面白くなった。
それにしても、丁寧で詳細なのはわかるんだけど、展開が遅い。
あと、作者の専門だから仕方ないけど、言葉の用法の説明がが詳細すぎて、もう少し簡単かつ分かりやすくならないものか。
そしてキリヒトの正体は、さもありなん。
意外だったのは、そのことを彼自身が厭うていたこと。
そうかそういうお話なのか。
ようやく、この物語の核心が見えた気がした。
ラストでマツリカはそれまで彼女に欠けていたヒトの痛みを知ることができるようになったということなんだろう。
ならば、キリヒトにかけているものをマツリカが与えることができるのか。
願わくば、この物語は彼ら二人が魂で結ばれる物語になってほしい。
さて、次巻だ。
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突然の巨人の出現でファンタジー感がぐっと上がって、さらにキリヒトの正体が明らかになったことで物語にぐっと引き込まれた!マツリカの難しい話も最初はダラダラ読んでいたが、今では理解して読まねばと一種の使命感みたいなものまで感じる。
井戸のシーンでは専門的な言葉や専門家でも難しい知識が密かに散りばめられていて、筆者の勤勉さに驚愕しました!
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面白かった‼ 政治的な駆け引きも面白い。そして、キリヒトの正体が明らかになり、それが切ない。
今後、キリヒトとマツリカが、キリヒトの役割(刺客としての)をどのように受け入れていくのか、が肝となるだろう。
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さらに引き込まれるシリーズ第2巻。
複雑な政治的な駆け引き、巨人の出現、キリヒトの出自など、俄然盛り上がってきた。
次かま楽しみ。
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1冊目に散りばめられた伏線が次々と展開していき、キリヒトの本来の役目が明らかとなる
読み進むたびにワクワクが止まらない!
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この第2巻目からはスピード感をもって引き込まれていった。それとともに前巻では感じられなかった図書館の魔女であるマツリカ、さらに側近であるハルカゼ、キリンら司書たち、そしてマツリカの通訳であるキリヒトの人物像や感情の動きを確信し始めた。もし第1巻のスローで起伏のない展開に戸惑いを持っていたなら、是非第2巻までは手にして欲しい。この小説が思わぬ見つけものであり良作のファンタジーと思う事間違いない。マツリカは文中で述べている「人は何を選ぶのではなく、
幾通りの選択から何を選ばないのか?そこに人となりが顕れる。」
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面白くなってきた。
キリヒトの正体の知って自分の境遇を重ね合わせるマツリカ。
ふたりが心通わせる場面がとても素敵だったので、話の構成が分かりにくいのは帳消しで。
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この小説の最も優れている点は、なんと言っても内容の奥深さだと思う。リアリティーを究極まで追求した訳ではなく、作品という枠に収めつつも限りなく深く濃い内容を内包しているため、魂の琴線に触れる仕上がりとなっているのだと思う。今の言葉でいえば「まじ尊い」という気分である。小説の限界や可能性を押し広げた作品であると行っても過言ではないだろうか。この作品と作者がより評価されると嬉しい。
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世界の構築が終わり,物語が紡がれ始める.主人公の秘密が公のものとなり,図書館という狭い世界に,世界における立ち位置が与えられ,時間が流れ始める.
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面白くなってきた!独特な難しい言葉もこれもマツリカやキリヒトの世界観のひとつと肯定できるようになった気がする。。
とはいえ、後半キリヒトの描写は想像力が追いつかない部分も。。
3.4巻読むのはやはり根気は入りそうな気がしいる。
そしてこれが映像化したら声優もしくはキャストは、なんて考えるのもすごく楽しい。
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文庫版2/4巻。
キリヒトとマツリカ。抗えない運命を互いに憂う。
伏線回収がいくつか有った。ハルカゼやキリンの立場や家系についての話や、政治における図書館の役割。先代のタイキについては、まだまだ謎が多いが、図書館の威厳そのもののような存在。
キリヒトの常人離れした身体能力。その理由を知っていた者。なかなか粋な伏線回収がある。
以下、ネタバレ有り。(備忘録)
キリヒトが図書館に置かれた本当の理由。
個人的には、ここまでキリヒトの主観で描きながら、暗殺者としての正体を伏せ続けた構成には違和感を感じる。敢えて伏せていたにせよ、急にイメージを上書きされた感が否めない。ここまでのキリヒトの主観と辻褄が合わないのでちょっと白けた…かな。
マツリカの抱くキリヒトへの感情は、哀愁にも似た未だ説明出来ないものになった。彼女は混乱している。
更に大きく物語が動き始めた二巻。
続いて三巻へ。
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秘密を明かすことになってしまった
キリヒトの、悲しい笑顔。
その秘密と笑顔に困惑するマツリカ。
終盤の、地下から階段を上がる数ページは
心臓がじりじりした。
ーーお前はずっと私の手をとっていなければならないだろう。このように。
マツリカのこの言葉に、キリヒトはどれだけ救われ、迷うんだろう。
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全4巻中、2巻での出来事
ハルカゼとキリンの来歴
地下水道の詳細
政治のあれこれ
マツリカ暗殺計画
キリヒトの本当の役目
マツリカ、キリヒトの境遇の相違
キリヒト、カッコいいじゃないか
自分の本来の能力を見せるシーンの前のところが切ない
そして、その後の態度とかさー
あと、そんな雰囲気のところに、イラムの指摘
そうそう、キリヒトは自分の仕事を全うしただけで、褒められこそすれ、遠ざけられるようなものではないんだよー
そんなキリヒトに対してマツリカが暗闇で涙を流しながら気づかれないようにしつつも、キリヒトも同じく涙を流してるとか
キリヒトに仕込み杖を持たせない判断とか
胸がキュンキュン来てしまう
まぁ、キリヒトの役目に関しては、読者には最初から何となくは開示されてたんだよなー
そもそも、名前がキリヒトって時点でねぇ?
他の作家さんの小説だけど、誉田哲也の武士道シリーズで桐谷先生が(きりたに)ではなく(きりや)と読む理由がわかったときの衝撃たるや
そんな読書経験があったので、もしや?とは思っていたからなぁ
続きを早く読みすすめる
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途中で投げ出すのを覚悟で読み始めたが
キリヒトの素性がわかって面白くなってきた
頑張って続けて読んだ甲斐があった