紙の本
失われた名画
2020/03/15 20:17
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
失われた名画がこれほど数多いことに驚きました。天災や戦争であっけなくうしなわれたことを思うと何とも言い難いです。
紙の本
多くの作品が・・・
2020/12/28 19:52
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投稿者:calimero - この投稿者のレビュー一覧を見る
天災や人為的に破壊された作品、盗難にあった作品がこれ程多いとは思いませんでした。特に、フリードリヒスハイン高射砲塔の大火災で多くの作品が消失していることに驚きました。もし、この火災が無ければ今でも多くの作品が鑑賞出来ていたと思うと残念です。今ある多くの名画があるのは、運が良かったのだと思いました。
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天災や火事でなくなってしまった絵画だけでなく、人為的に消された、改変された作品などを写真と共に解説する。
記憶に新しいところでは、タリバーンに爆破されてしまったバーミヤンの遺跡がある。
最近「ミケランジェロプロジェクト」という映画を見たけれど、そこに取り上げられていた作品や隠し場所も多々ありました。
宗教的な対立も問題だけど、個人的な価値観で破壊された略奪されたりするのは悲しい。
今回の地震による熊本城の石垣なども含め、平和で安心できる世の中であってほしい。
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様々な原因で失われた芸術作品,特に絵画,彫刻などに特化した面白い本だ.未だに盗難にある絵画があることに驚くが,それだけ盗む価値があるのだろう.芸術に対する感覚はどのような過程で育まれるのか,学校の役割は非常に大きいと感じている.
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戦争や天災で作品が失われるのは悲しい。美術品の盗難って未だにあるのだね。保呂草さんみたいな自分のために盗む人もいるんだろうか。修復の加減に関してはとても難しいことだろうなと思う。年月を含めた現状の状態が私達にとって正しい作品な気がする。
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とても面白かった。盗難といえば、私はすぐにフェルメールの「合奏」を思い浮かべる。この「合奏」と同時に盗まれたものが何点もあったが、30年以上見つかっていないことに驚愕する。レンブラントの「ガリラヤの海の嵐」も見てみたいなあ。どこからか、出てくることはあるのだろうか。
人の思想によって絵画、美術品が破壊、焼却されることは悲しいが、人の世の流れのひとつなのだろうか、とも考えてしまう。もちろん、私はそれらのものを見ていたい、後世に残してほしいと思うけれども、そもそも、それらを芸術だと考える人は後世にもたくさんいるのだろうか、とも思う。
芸術的な価値の高さからテロリストが目をつけて活動の資金源になるという事態には憤りを感じる。
子供のころから美術全集で親しんできた、バーミヤンの顔が半分なくなっていた大仏が完全にタリバーンに破壊されたことを知ったときは、とても悲しかった。
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天災、消失、戦争とテロリズム、人為的な破壊(改修と切断)、人為的な破壊(修復・加筆・塗りつぶし)、盗難、消失によって失われた西洋画・彫刻は多い。運よくそれらを逃れて残ったものの方が少ないのだ。失われる前の写真、模写、レプリカ、スケッチ、下絵などがカラーで豊富に載せられているのが嬉しい。こんな名画があったのかと目を開かれる思いだ。絵画そのものについての解説はなく、失われた時の事情が述べられている。パリのオペラ座の天井画はジュール・ウジェーヌ・ルヌヴーによって描かれたものだったが、その上にシャガールの絵が被せられてしまった。実際に失われたのではなく、奥に隠されているわけだが、見ることは叶わない。レプリカを見る限り、著者の言うように絶対ルヌヴーの方がふさわしいと思うな。格調の高さが違う。
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様々な原因で“失われた”名画の数々を画像と共に言及。
第1展示室 天災で失われた作品 第2展示室 焼失した作品
第3展示室 戦争とテロリズム
第4展示室 人為的な破壊[1]改修と切断
第5展示室 人為的な破壊[2]修復・加筆・塗りつぶし
第6展示室 盗難 第7展示室 消失-行方不明の作品
特別展示室1~7 主要参考文献有り。
災害や火事、戦争、盗難、人為的な行い等で
“失われた”数々の名画をその経緯と共に紹介する。
こういう芸術作品があったという事実もさることながら、
文明や民族、国が生まれ、消失するまでの過程で消えた、
芸術作品は果てしない数だと想像すると、言葉を失ってしまう。
価値観の違いは、人によってそれぞれだけど、
国家や宗教、信条で膨れ上がると、破壊や損失へ繋がること。
天災だけでなく、自然の手により破壊や劣化へ導かれることも。
人の手による破壊の悲しさ。《エッケ・ホモ》の修復後の絵は、
報道された当時、啞然茫然となったことを覚えています。
それでも、素描や習作、模写や写真画像で、元の姿が想像出来る
媒体が残されていることは、喜ばしいことなんだなと、
改めて感じました。
次は、文化庁/編の『戦災等による焼失文化財』を読んでみたい。
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なるほど、という感想。
しかし、それ以上の感想は特に無いかな。
資料も多くて、しかもカラーで、
親切だなとは、思いましたが。