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「組織には法律とは別の「掟」がある。」
著者の外務省勤務経験をもとに組織の一員として生きるための処世術がしたためられています。
真っ先に挙げられるのが「上司には絶対に逆らってはいけない。組織は上司に味方する。」こと。
そのほかに
「一度でもラインを外れてしまった人間が出世を続けてトップになれる可能性はほとんどない」
「どこの組織でも上司の仕事は部下の成果を吸い取ること」
「会社勤めは要領を持って本分とする」
「組織は知らず知らずのうちに個人を支配する」
など、キレイごとではない組織のありようを示したうえで、いかにして自らの身を守るかについてアドバイスを与えてくれます。
この本をお薦めしたいのはやはり、これから会社などの組織で働こうとする新社会人の方々です。理想ではなく現実の組織の在り方を垣間見て、予めそれに備えることができます。社会人デビュー前に本書に出会えた方はラッキーだと言えます。
また、ここにあるような状況をどうしても受け入れられないという方は組織ではなく、違った身の処し方を検討するのもひとつでしょう。
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外務省での実話を元にした話で日本式組織の中でどのような点に注意すべきか、守るべき掟を提示し問題提起と解決策を提案している。また、鈴木宗男のロシア絡みの問題について少し触れている。
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「入っている組織を活用して自分を高める」
・関わらない事の大切さ
・組織内でも最後の逃げ道を確保する
・部下の教育、見極め方
外務省勤務での経験からか、文面にストイックさを感じて一般人ながらとても参考になる著書
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組織の中でサラリーマンすることの心得。
上司の操り方/筋の悪い仕事の避け方・自己防衛術、部下を選ぶときの基準等。
確かにカバーは欲しい。サブの仕事/能力・知識があると何にせよ強い。
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第1章 組織の活用術―組織は自分を引き上げてくれる
雑用仕事
個人にスキル
相手に合わせた仕事
10年で一人前
第2章 組織の従属術―上司には決して逆らうな
組織は上司に味方
上からの要望に逆らえず
嫌な仕事
若いころの苦労
後輩のためにサボタージュ
外部の助言で組織を動かす
無能なのはトップか番頭か
出世は巡りあわせと運
第3章 組織の分析術―人材には適した場所がある
職業適性
利己的なサメは共食い
一般人は習慣にまかれる
独自の正義感→一番危険
第4章 組織の管理術―デキる部下を見極めよ
能動的能力
試験が基礎能力維持
ロジができない≒サブはできない
社会常識・若いころに教育
やる気だけ←かかわらない
第5章 組織の防御術―問題人物からは遠ざかる
ゼロ型人材→断固拒否
嘘つき・死ぬまで治らず
酒乱のサイン
心の病気
組織の情報通
第6章 組織の処世術―人間関係はキレイに泳げ
組織によっての落とし穴
健康管理も実力のうち
理屈<組織の掟
第7章 組織の戦闘術―ヤバい仕事からうまく逃げろ
言質をとられない
上の人間に断らせる
秘密を守れる人材
逃げ道は自分で確保
第8章 組織の外交術―斜め上の応援団を作れ
働きやすい環境は自分で
危機のときに真価がわかる
人脈のハブから世界を広げる
常識の違う人→違う現実をみせてくれる